孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

始まりからインチキだった

2016年10月08日 | 社会観察
2016年9月29日、2020年東京五輪・パラリンピックの開催経費の検証する都政改革本部の調査チーム座長の上山信一慶応大学教授はこう切り出し、大会経費の総額が「3兆円を超える可能性がある」とする報告書を小池都知事に提出した。

招致段階(13年1月)で7340億円とされた大会経費は、その後、2兆円とも3兆円とも言われたが、これまで明確な積算根拠は組織委員会や国や東京都など誰も示さず、今回初めて明らかにされた。


上山教授は、「今回の準備体制は驚いたことに社長がいない、財務部長がいないという構造になっている。全体を『こう変えていこう』、『こうしよう』と先取りしてビジョンを出す役割の人がそもそも存在しない状況になっている」として司令塔不在の運営体制を強く批判した。

名指しはしなかったが、「大会組織委員会の森委員長と武藤事務総長がいたにも拘らず」という文言が省略されている。

しかし、今のような体たらくが天下に晒されるずっと以前。東京五輪招致のプレゼンを見たとき、私は強い違和感を覚え、「嘘だ!インチキだ!」と感じたものだった。

それは、例の「オ・モ・テ・ナ・シ・・・」というパフォーマンスを、日本人離れした女性タレントがやって、両手をあわせた、あのシーンを見たときだった。

  オ・モ・テ・ナ・シ・・・

  なんで合掌???

一体、何のパフォーマンスなんだろう、と妙な感じを覚えたのは私だけだったのだろうか。日本人は、言葉を強調したいとき、あんなポーズをしないし、言った後で合掌するなど、極めておかしな組合せであった。

まるで俄か日本贔屓の外国人が、ちょんまげのカツラを頭に載せて、おもちゃの刀で切る真似をしているのを見ている様な気分だった。

「こりゃ、インチキだよ。」と呟いた私は、そうまでして外国人受けしたいのか、と哀れな気持ちで情けなくなってきたものだった。

相変わらず、「てんぷら、芸者、フジヤマ・・」と連呼して海外に媚を売っているのと大差ないんじゃないか、とすら思った。

  誰が見ても、パ・ク・リ・・・

   外国から指摘されたパクリだった

この私の感じた一抹の不安は、その後のエンブレムのゴタゴタや国立競技場のデザイン問題などにつながり、当時はもはや私の東京五輪に対する関心は最低に落ち込んでいた。そして、案の定、2020東京五輪のゴタゴタは予想以上の酷い事態になった。

こういうゴタゴタで、チョコチョコ顔を出しては、好き勝手なことを言っていたのが扇の要である組織委員長森喜朗(モリ・キロウ)氏とその相方武藤氏だった。

  蚤の心臓 サメの脳 ゴリラの体・・
体重に対する脳味噌の重さが、脊椎動物の中では最も小さいというサメ。そのサメに例えられるモリ・キロウ氏。

心臓、脳、キロウ、の三語が「ou 」の音が韻を踏み、蚤、サメ、ゴリラという昆虫、魚、獣という大小、多様性を取り入れた戯れ句は、誰の作かは知らないが、人に言うと結構受ける。

蚤の心臓 サメの脳 ゴリラの体 モリキロウ

そして、その相棒として威張っていた武藤事務総長は、まるでジャイアンの背後から顔を出して憎まれ口を叩く、骨川スネ夫のような存在だ。エンブレム問題のときは、ふんぞり返って、「ゴチャゴチャ言うな!」と言わんばかりであったではないか。


  無責任の象徴・武藤敏郎

この無責任コンビはいまだにその地位に座り続けているが、東京都知事はすったもんだの末、あの薄気味悪い鵺のような「ゾエ」は6月に辞任した。

しかし、「ゾエ」の置き土産のような東京五輪の観光ボランティアの「おもてなし制服」がある。南朝鮮に出自があるという「ゾエ」の肝いりらしい。

   中央が悪趣味の「おもてなし制服」

小池新知事は、南朝鮮などには愛着などないようだから、是非ともこんな悪趣味の「おもてなし制服」など廃止にして、ゴミとして燃やして欲しいものだ。

炙り出しのように、東京五輪に絡んだ建設談合の実態が見えてきて、この利益を享受していたのが、誰なのか分かってきている。

いくら能無しだからと言っても、悪代官のような存在は、切って捨てるしかないないだろう。

サメ脳やドンたちは、何とかして小池都知事の手足を縛ろうと連日悪知恵を絞りあっているに違いない。

厚化粧などといって茶化している場合ではない。東京都民も国民も団結して、目を凝らして成り行きを注視し、決してウヤムヤにしてはならない、正念場である。



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