はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

「戦争体験者」がいなくなると、何が困るの?

2014-08-16 | 日記
昨日は、日本が太平洋戦争に負けて69年目。

ということで、テレビでは相変わらずの内容が放映されていた。

「戦争体験を風化させてはいけない」だの「○○が靖国参拝をした」だの、普段話題にもしないくせに、この時期になると突然出てくる話題ばかりだ。


まず、靖国の話。

いまだに「A級戦犯」だの「戦争を賛美している」だのわけのわからないことを言っている人が多いことに驚く。

もちろん、朝日新聞などが煽っているせいだけど、政府が何もしてこなかったのも、問題が大きくなった要因だろうと思う。

昨日の「ミヤネ屋」を見ていたら、この話をしていたのだが、出演者に「他国が攻めてきたら竹やりで応戦すればいい、私はアメリカに逃げるけど・・・」の森永卓也がいたので、テレビを消そうと思っていた。

しかし、ゲストで出ていた國學院大學名誉教授で神道学者の大原康男氏という人が、いろいろと解説をしていたのだが、これが結構まともなのでしばらく見ていた。

歴代首相が靖国神社を参拝する際、普通に公務として参拝していたのだが、マスコミが「これは公的か私的か」などと聞き初め、さらにシナを焚きつけて問題化したので、恐れをなした中曽根首相が参拝をとりやめた。

大原氏は、「彼が参拝を取りやめたから、問題が大きくなった」と解説する。

あそこで、毅然とした態度を取ればよかった、というわけだ。

さらに、バカの一つ覚えみたいに「A級戦犯が・・・」などと言う連中は、「別に国立追悼施設を作ればいい」と分祀を主張しているが、これに対しても「そんなものに参拝する人はいない」と一刀両断。

宮根も「こんな人をゲストに呼ぶんじゃなかった」みたいな顔をしていたが、過去の経緯等がよくわかって、意外といい内容になっていた。

あと、出演者の優木まおみが「戦争を正当化するためじゃないことを強く主張すべきだ」と結構まともなことを言っていた。


次に「戦争を体験した人が、少なくなってきました」とかいう話。

だいたい「戦争を体験した人がいなくなる」と何が困るの?

「戦争を体験した人しか、戦争の悲惨さがわからない」とでも言うのだろうか。

そんなもの、日常的に世界のどこかで戦争をしているわけだし、その映像を見るだけで、十分に悲惨さは伝わってくる。

「戦争を体験した人がいないと、また日本が戦争を始めてしまう」とか言う人もいる。

意味がわからない。

じゃあ、世界中で戦争をしている連中というのは、「戦争を知らないから」やっているとでも言うのだろう。

「戦争がしたい」などという人間はほとんどいないはず。(まあ、一部にはいるんだろうけど)

それは「戦争しなければならない状況」になったから、やらざるを得ない、ということだろう。


「日本は、戦後69年間戦争をしなかった」と自慢げに言う人もいる。

だから、竹島をあの国に取られたし、今尖閣諸島をシナに狙われてるんじゃないの?

あと、白昼堂々と日本人が拉致されたのも、ある意味領土侵犯だろうから、戦争を仕掛けられたのと同じだ。

それに対して、な~んにもしてこなかったから、竹島は返ってこないし、いまだに拉致被害者はほとんど帰ってきていない。

何もしてないから、「戦死者はゼロ」かも知れないけど、漁民の人たちとか拉致被害者の一部(?)とか一般の国民が大勢亡くなっている。

こんな国でいいわけがないだろう。

今安倍政権が目指しているのも「戦争をできるような国にすること」ではなく「戦争を仕掛けられた時に、これに応戦して撃退できる国にすること」ではないの?


今、日本がようやく普通の国になろうとしているのだから、「無防備のせいで殺されるのはまったく問題ないけど、戦争で死ぬことだけはゼッタイに認めない」という「平和バカ」はそろそろ表舞台から消えてほしいものだ。


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