淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読 「キネマの神様」 原田 マハ

2018-11-27 08:17:47 | 棚の上の本

 

定年退職後
今はマンションの管理人ばしとる映画がガバイ好きでギャンブル狂で借金だらけで
迷惑ばかりかけられとる一人娘の歩と母親の3人家族ばってん
ダメ親父の映画への愛情が家族の再生と閉館寸前の小さな映画館に奇跡ばもたらすとです。

スンマセンあらすじは詳しく言えんばってん
ラストで全員が観る映画のシーンに泣かされてしもうたとです。

映画ば愛する人達の感動の物語です。
文中の始めに登場するイタリア映画「ニュー・シネマ・パラダイス」は
小さな村にある1軒だけの映画館で映画技師と過ごした少年トトの物語ばってん
ダメ親父こと「ゴウちゃん」がその少年トトに重なってくるとです。

よか本でした。


 


 


読 「父からの手紙」 小杉 健治

2018-11-23 09:43:02 | 棚の上の本

10年前に両親が離婚たとです。
父親は妻と娘の麻美子、弟の信吾ば残して愛人と失踪したとです。
今でも行方が分からん父親から毎年子供たちの誕生日に父からの手紙が届くとです。
「父さんはいつも君たちのことを見守っている・・・・」と


家族の切ない愛情物語ばってん
父の手紙に泣かされたばってん

失踪の真実が分った時
これは感想が分かれるじゃろなと思ったとです。

そげな本やったです。
 


読 「あなたの人生、片付けます」 垣谷 美雨

2018-11-22 07:27:26 | 棚の上の本

片づけのプロ「大庭十萬里」は様々な思いを抱えた片づけが出来ない人達に
片づけが出来ない心の問題ば助言しながら人生の後押しまでもするとです。


読んだ後、誰もが部屋を片づけたくなる短編集でした(笑)

垣谷さんの本はやっぱ面白かです
ばってん最後の話は泣けたとです。
こりゃたまらんばい・・・・。


 

 


読 「ドアを開けたら」  大崎 梢

2018-11-21 07:31:23 | 棚の上の本

内容(「BOOK」データベースより)

鶴川佑作は横須賀のマンションに住む、独身の五十四歳。
借りた雑誌を返すため、同じ階の住人・串本を訪ねた。
だが、インターフォンを押しても返事がなく、鍵もかかっていない。
心配になり家に上がると、来客があった痕跡を残して串本が事切れていた。
翌日いっぱいまで遺体が発見されては困る事情を抱える佑作は
通報もせずに逃げ出すが、その様子を佐々木紘人と名乗る高校生に撮影され脅迫を受けることに。
翌朝、考えを改め、通報する覚悟を決めた佑作が紘人とともに部屋を訪れる
今度は遺体が消えていた…著者渾身の本格長編ミステリー!

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まぁ最初は死体が消えたり出てきたりとのミステリー小説かいなと思ったばってん
マンション住人たちに誤解されて亡くなった串本老人の真実ば明かす祐作と紘人の二人。
そんで最後はやっぱし大崎さん流の温かさで終えるけん「著者渾身の本格長編ミステリー!」
とは少し違う気がするとばってん"(-""-)"。


読 「一路」 浅田 次郎

2018-11-20 07:25:01 | 棚の上の本

以前から読みたかと思っていた本です。

お話は
家の失火で亡くなった父親の代わりに息子の小野寺一路は19歳で
参勤道中御供頭(参勤交代の全体責任者)のお役目ば仰せつかるよです。
ばってん一路は御供頭の仕事の何やらまるで知らんかったとです。

ばってん無事、参勤交代供頭の勤めば果たさんとお家は断絶となるとです。
さぁどげんして一路はお殿様ば江戸まで・・・・・。

道中での相次ぐ困難
家督争いによる陰謀 
父の後ば継いだ一路の成長
更に
馬ば喋らせたり
お姫様の儚い初恋と逢瀬・・・・・
曲者だらけの街道筋の協力者たち
腹ば下すお殿様ばってん本当は恰好良かお殿様

コメディあり涙あり面白かったです。

 


読 「少女たちは夜歩く」 宇佐美まこと

2018-11-19 08:22:44 | 棚の上の本

内容(「BOOK」データベースより)

狂気の恋に落ちた女子高生、奇妙な絵の修復を依頼された女
不治の病に冒された男、謎のケモノと出会った少年、死んだ人間が見える女…
街の中心にある城山の魔界にからめとられ、闇に彷徨う人々。
悪夢を見た彼らに救いの時は訪れるのか―ミステリーからホラー
ファンタジーまで越境する魔術師・宇佐美まことの到達点!

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初めての作家さんやったとです。
連作短編の人物の繋がりが見事やったです。
人間の憎悪が根底にあるとばってん不思議と読後感は悪くなかったとです。
何でなら最終章ば読み終えたらスグに最初に戻って読み直したら
ありゃりゃ!やられてしまったけんです(^^)/。

余談
イオンに忘れてきた本です。
家に帰って 気が付いたとが夜の8時過ぎやけん問い合わせのTELも出来んし
おまけに明日からは朝早くから大阪に行くし・・・・・どげんも出来んし・・・・。
仕方無いけん、あくる日、新幹線から電話ばしたらサービスセンターに届いていたとです。
スンマセンどうでもよか事でした"(-""-)"。

そんで、どうでもよか事ばもうひとつ
電話で問い合わせの時、落とし物と言うべきか忘れ物と言うべきか
しばらく考えていたとです。
今でもどちらが正解か分からんとばってん
取りあえず「あの~~茶色のブックカバーの本ですけど、そちらに・・・・・・」
「ハイ!届いています!」
こんだけでした・・・・・・・・・・"(-""-)"。


読 「書店主フィクリーのものがたり」 ガブリエル・ゼヴィン (著) 小尾芙佐 (訳)

2018-11-17 08:08:37 | 棚の上の本

ご無沙汰しとります
読んだ本が溜まっております
そいけん、こいから少しずつ紹介させていただきます"(-""-)"。

最初の本は
先日の同窓会で一緒になった関西に住んどる同級生から紹介してもろた本です。

オイは外国の小説は独特な間があって読みにくか先入観があるとばってん
せっかく同級生の女性が「読まんね」と言うたけん読んでみたとです"(-""-)"。

お話は
小さか島に一軒しかないフィクリー書店の店内に2歳の女の子が捨てられていたとです
「この子ば頼みます」の母親の書置きば残して・・・・・。

事故で妻ば亡くした偏屈な書店主フィクリーは周囲の反対ば押し切って
その女の子「マヤ」ば自分で育てることば決意したとです・・・・。

やがて愛娘マヤの成長と島の暮らしがフィクリーの心も変わって行くとです。
激動のフィクリーの生涯と書店ば愛する人々の物語やったとです。

ずっと前に読んだ「息のブランコ」以来の外国小説ばってん
やっぱお薦めの本は素直に読んだら間違いなかとシミジミ思い知らされたとです(笑)。