フードセーフティデザイン 食品安全情報

食品安全に関する情報を提供します。

食品安全情報(食品安全トピックス)

2014-08-14 17:45:39 | 食品安全情報
 ※食品安全トピックス(H26.8)

 ○食品機能表示(新制度)
 H26.8.1  消費者庁は野菜加工品などを対象として保健効果を示すことができる新たな機能性表示制度を来春から導入
          特定保健用食品、栄養機能性食品に次ぐ第三の表示制度で業界では経済活性化への期待も大きい 
          食品の保健効果などについて科学的根拠を立証したデータ文献情報等を届出ることで体の部位への効能を表示可能
          ほうれん草:ルテイン目の健康を維持 みかん:クリプトキサンチン骨の健康を保つなど

 ○日中食品安全協議(イニシアチブ)
 H26.8.6  日中は使用期限切れ鶏肉問題を受け事実関係の確認や中国産食品の安全確保体制などについて実務者協議
          使用期限切れ鶏肉加工食品が発覚後中国は企業に対し製造停止輸出停止の措置をとり疑い食品は回収措置
          中国側は対日食品については厳格な管理が行われており、日本への輸出食品は問題ないレベルと説明
          食品安全確保は「中華人民共和国食品安全法」の改正により食品安全に係る措置の更なる強化がなされる予定 

 ○日本版HACCP(制度創設)
 H26.8.8  農水省は食品産業検討会において国際的に通用する日本版HACCP制度を官民連携で新たに創設
          国内的規制と整合性をとるため中小企業も導入しやすいよう3段階のステップアップ型構造の規格とする
          一般衛生管理型、HACCP基準型、HACCP+食品安全マネジメント型の段階的規格
          現行は自治体版HACCP、業界団体版HACCP、国版HACCP、国際HACCPと様々

 ○不良食品(規格基準違反)
 H26.8.25 大阪府茨木市内の食肉メーカーが加工した生食用ユッケの規格基準違反事例発生。
          関係食品:生食用冷凍ユッケ パック式でパックのまま飲食客に提供され、客は自ら袋を開封し喫食する製品
          1千パックが製造され近畿地方を中心に30店舗以上の焼肉チェーン店などに流通
          京都市の検査で腸内細菌科菌群検出されたため大阪府は25日メーカーに対し回収命令
 H26.8.23 岩手県岩手町内乳業メーカーが製造した牛乳の規格基準違反事例発生。
          関係食品:牛乳 12日製造の製品から岩手県の検査で一般細菌数が25万個検出 
          200本以上が製造販売され、岩手県は回収を指導するとともに製造所に対し改善指導

 ○中国産野菜(残留農薬)
 H26.8.27 厚労省のモニタリング検査で中国産タマネギから基準超過農薬(キアメトキサム)検出事例が2件発覚
          国の検査命令により全ロット検査を義務づけ、業者の検査強化でさらに10件の基準超過事例が判明
          中国産タマネギの輸入量は年間25万トンで皮をむいた「むきたま」の状態で輸入し外食や加工業界で使用