太田川漁協日記

漁協での出来事や釣果など日々を綴ります

受精作業3回目

2021年10月28日 | 

今日の午前中に、3回目の受精作業を行いました。

まずは、受精に適した親魚アユを選別しました。

受精に適したメスの親魚アユが今回は残念ながら20匹だったので、受精卵の数は、約417,500粒でした。

3回行った受精作業での受精卵の数は、7,782,500粒となりました。

残っているアユたちは、11月2日(火)に放流します。川でたくさんの卵を産んでくれるといいなぁ

前回25日に行った受精作業の発眼率は、78.5%でした

受精卵の中にはカビが生えてダメになってしまう卵もあるのですべてが順調に育って生まれるわけではありません 

カビてしまった卵もありました  これは水カビが生えてしまった卵です。

 

22日の発眼卵はとても順調に育っています

こんな感じに成長しています。(水産課の職員の方が写真を送ってくれました
クルクルと元気よく回って動いているようです

11月1日(月)に、22日に受精卵を付着させたシュロを河川へ設置します。孵化仔魚が出来るだけ多く海にたどり着くように、ヤナギだけに設置するのではなく、安芸大橋、祇園大橋の3カ所に設置する予定です。

午後から、再度設置場所の確認に行きました みんなで

順調に育っている発眼卵を見ると、なんだかかわいい

11月1日と2日は、とっても大忙しです

 


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受精作業 2回目 !!

2021年10月25日 | 

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今日、2回目の受精作業を実施しました!!

前回に比べ、2回目となると段取りも良く、作業時間がグーンと短くなりました

午前中は、受精に適した親魚アユを選別し、午後から受精作業を行いました

午前中に前回受精作業したシュロの発眼率の調査に、広島市水産課の職員の方が来られ、シュロの一部を持って帰られ、顕微鏡で見ていただいています
約7割近い発眼率でした
広島市水産課さんが、発眼している卵を撮った写真です!!

水カビ予防のため、シュロを別の池へ移動させました


メスの親魚アユ144匹とオスの親魚アユ76匹を使用し、約301万粒の受精卵をシュロに付着させました
メスの搾った卵1gに、約2,500粒の卵があります

養魚場の池で約10日間飼育させます。

次回の受精作業は28日を予定しています
今年は、約1,000万粒の受精卵を目標にしています


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太田川のめぐみ 川の漁業について学ぼう!

2021年10月23日 | 

公益財団法人広島市文化財団可部公民館さんからの依頼により、当漁協が「太田川のめぐみ 川の漁業について学ぼう!」と題して、講座を開きました。当初は9月25日に実施予定でしたが、緊急事態宣言期間であったため延期し、今日10月23日(土)午前10時から31名の子どもたちと保護者の方に参加していただきました。

皆さん、楽しんでいただけたでしょうか
内容は
可部公民館さんが作成されたチラシです

文教大学の学生さんにお手伝いに来ていただきました
受付をしてくれているのが、可部公民館の担当職員の方と文教大学の学生さんです


受付横の顔出しパネルで記念写真をパチリ

アユの塩焼き担当の理事は、な・ん・と、朝の午前5時30分の暗いうちから準備したみたいです
小学生の子どもたちに、川魚の美味しさを「もっと知ってほしい」と、アユの塩焼きだけでなく、アユの一夜干し、アユの燻製、ハヤやムギツクなどの小魚の唐揚げも調理しました。

山中組合長の開会挨拶で始まり、太田川漁協事務所の施設を見学していただきました。
岩田理事による旧亀山発電所の歴史などの説明を皆さん興味深く聞いておられました!!

太田川漁協による太田川の環境維持・保全の取り組みなどをパネルでご覧いただきました。

養魚場へ移動し、アユの塩焼きを参加者の方に準備していただきました。
中谷理事が、アユの竹串の刺し方、塩の付け方などを子どもたちに教えました。



皆さん、上手にできました

アユの塩焼きが焼き上がるまで、太田川に棲む生き物教室を開催しました。



子ども達は、うなぎ・モクズガニ・ハヤ・オヤニラミなどたくさんの魚をとっても夢中で見ていました。
すっぽんや、もうすぐ孵化する卵も見てもらいました

ウナギが水槽から脱走するハプニングがありましたが、逃げたウナギを子どもが見事につかまえてくれました。ありがとう!

先日実施した受精卵が付着したシュロを見学されています


アユ漁やウナギ漁、モクズガニ漁などを説明。参加者の方も投網に挑戦


挑戦されたお母さん、とっても上手でびっくり!
漁師になれますぅ

最後に、焼き上がったアユの塩焼きを皆さんにお持ち帰りいただきました



アユの塩焼き、おいしかったかな
もっともっと川や魚に興味を持ってくれたら、うれしいな


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アユの受精卵作業

2021年10月22日 | 

 

かに漁が10月20日の正午より解禁になりました
最近めっきり朝晩寒くなり、とっても早く日が暮れるので、かに漁をされる場合は、くれぐれも気を付けて漁をしてくださいね

 

今日は、今年第1回目の受精卵作業を行いました。
広島市水産課さんと広島市水産振興センターの職員の方の指導のもと、受精に適したアユ親魚を約350匹を選別し、卵を搾り受精させます。


受精卵をシュロに付着させ、養魚場の池で孵化直前の約10日間飼育します。今年は、小魚からの食害をなるべく防ぐため、河川にシュロをすぐに設置せず、養魚場でギリギリまで飼育します。

メスアユ親魚約215匹から、1,741gの卵を搾り、オスアユの親魚から精子を搾り受精させ、約440万粒の受精卵をシュロに付着させました。

卵を優しく鳥の羽で、まぜまぜしています

シュロに受精卵が、びっしり付いています

養魚場の池へシュロを設置しています

来週の月曜日には、発眼率の調査を調査します。

11月1日、河川への設置作業を3カ所に実施する予定です。天然遡上の増大を目指して、第2回目・3回目と受精卵作業を行います

 


今日の受精卵作業の様子を、午後6時10分から午後6時30分の間の、NHK『お好みワイド 広島』で、テレビ放送されます
見てね
お昼のNHK広島のニュースでも、放送されました
良かったら、NHK 広島 NEWS WEBの ❝天然あゆの遡上増加へ 太田川漁協が卵の人工受精❞ の動画を見てください

 

 

 

 


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おとりの販売について

2021年10月08日 | 

水温:23.0度

漁協前の川の様子です!!


10/6と10/7に漁協の上の瀬で、友釣りに入られた方が、アユを釣り上げられているのを見たと情報が入っていますが・・・・・、
今期は残念ながら、天然アユの遡上が少なかったことと、大雨や長雨による水量の増大により、釣りに出れる日が少なかったです
釣果も芳しくなく、最近でここまで釣れなかった年はなかったのではないかと、本当に残念です

今後も天然遡上アユの取り組みを行いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

おとりの販売を10月11日(月)までとさせていただきますので、週末ご利用の方は養魚場へお越しください。
午前8時30分から午後5時まで販売しています

 


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