「比嘉照夫教授特別講演会 in 旭」の講演後の質疑応答の一部を掲載します。
<質問要約>
EM は乳酸菌、酵母、光合成細菌の共生体との事ですが、乳酸菌や酵母はどの位の温度で死滅するのでしょうか?
<比嘉教授からのコメント>
乳酸菌や酵母は単独だと55~60℃で死滅しますが、光合成細菌を加えると60℃でもかなりの数が生き残ります。単独の光合成細菌は通常だと酪酸菌や腐敗菌のエサになってしまうのですが、乳酸菌が同時に存在すると腐敗菌がエサとして利用することが出 来なくなります。
つまり、光合成細菌は乳酸菌の耐熱性を高め、乳酸菌は光合成細菌を腐敗菌から守るという相互作用で安定化します。この共生の構造はpH3.5 以下の条件化で形成されます。
また、夏場のハウス栽培などでは、EM1型とEM3型を毎日噴霧しますと、紫外線が作物に良い光線に変化しますので、高温障害や成り疲れが出づらくなります。この際は農薬的な使い方ではなく、常にEMの効果が高まるような使い方をすることがポイントになります。
<EMクラブ「GX湘南」の追加コメント>
EMは約80種の微生物が共生関係にある事が最大の特徴です。科学の常識では”素性の違う微生物を一緒に集めて使う事は出来ない”のですが、比嘉教授は”共生関係構築方法”を発見した事で世界的に注目を浴びるようになったのです。
そして”共生関係構築方法”によって出来上がったのが「EM1型」と言う事です。我々EMユーザーはこれを培養して使う事となります。「EM3型」は光合成細菌の含有量を特別に多くした「EM1スペシャル」のようなもの。
EM(イーエム)は光合成細菌が花形スターであり、他の微生物は光合成細菌を守る働きをすると言っても過言ではないでしょう。
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