第17回EM勉強会では、今年2回目となるEMボカシ作成(約120kg)の実技を行っていただきました。
EMクラブ「GX湘南」では、EMボカシやEM活性液を定期的に作成する実技をしていますが、毎回、多くの方々の参加をいただき盛況です。
今回も新規入会の4名を加えた18名の方々がEMボカシ作りに挑戦し、それぞれに約6kgの成果物を持ち帰っていただきました。持ち帰ったEMボカシは嫌気環境下で約2か月間掛けて、発酵熟成させた上で使用します。
従って10月中旬には出来上がります。出来上がったEMボカシは少し茶色を帯びていて発酵匂(良い匂い)がします。
この出来上がったEMボカシは畝にすき込んで使いましょう。そして約1か月掛けて土壌中の環境整備をさせなくてはなりませんので、早くても11月中旬になってしまいます。
今年の秋野菜には間に合いませんので、来年の春野菜に使う事となります。
農家さんは年間歳時記を作り、その通りに行動して立派な野菜や果物を育てています。思い付き耕作では良いもの、美味しいものは出来ません。
春野菜は3~5月に定植したり、種まきを行いますので、それより1か月前にEMボカシを土壌にすき込む必要があります。お勧めは3月中旬にEMボカシをすき込み、4月中旬以降に定植や種まきをする事です。こうすれば遅霜の心配もありませんし、気温地温の上昇もあって成長は順調に行くと思います。