わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

被災地(石巻、南三陸)から

2011年04月10日 | 震災支援:ボランティア派遣
いわき市から磐越自動車道で郡山、東北自動車道、三陸自動車道で、目的地のRQ市民災害救援センターに着きました。泰阜村からあちこち寄り道して実に900km。ジム君、よくがんばりました。ジム君の話はまた明日。
 道中の高速道路はでこぼこが多くかなり走りにくい感じでした。仙台に近づくにつれ、サービスエリアでのガソリンスタンドが混み、売店の商品に制限が加わる感じでしょうか。
 仙台東部道路を走るときには、右手(仙台空港周辺)に平野を襲った津波の痕跡をまざまざと見せ付ける光景でした。

 石巻で被災状況を確かめました。日曜日とあっって市内は大混雑です。漁港では、鼻をつく異臭が漂っていました。

▼すべてをなぎたおす津波の威力


▼奥に見えるのは学校。燃えている


 報道では集中的に紹介された南三陸町。峠から海に向かって道路を走っていると、いきなり津波被害の地域に入ります。いわき市の津波現場も見ましたが、やはり比べ物にならない規模です。この世の終わりの感です。街がすべて飲み込まれている。ちょうど夕暮れということもあり、ただただ立ち尽くすだけでした。

▼報道された南三陸町防災庁舎


▼南三陸町の病院。船が突っ込んでいる


▼屋上に車がある。津波の大きさを物語る

▼街全体がなくなった


 この瓦礫の下に、そして海の彼方に、どれだけのこどもの命が沈んでいるのだろうか。津波に飲み込まれるときに、どれだけのこどもの叫び声が響き渡ったのだろうか。それを聞いた、あるいは後に知った親の、どれだけの狂気に満ちた愛情が、形にならぬまま漂っているのだろうか。
 一瞬にしてすべてを破壊する自然の脅威を改めて思い知りました。

 だからこそ、今こそ、こどもに希望を伝えたい。

代表 辻だいち

最新の画像もっと見る