わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

【この村が、大学になる】 ~多様な協働による「学び」を創る~

2016年07月18日 | 泰阜村が大学になる
この村が、大学になる。

一歩ずつ、その構想「ひとねる大学」を進めている。

新聞記事をご笑覧ください!



南信州新聞 2016年7月6日

環境省支援事業に採択
泰阜村 ひとねる大学
都市部学生を村が育む



 泰阜村が本年度から地方版総合戦略で取り組む「都市との共生」において、村と都市部の学生らが学びを通して交流を図る「泰阜ひとねる大学」が4日、環境省の環境教育における「ESD推進」のだめの実践拠点支援事業に採択された。村は交流がある名古屋短期大学をはじめ、立教大学など4年制大学ともつながりを深めており「青年が学ぶ村」のブランド化を目指す。

 ひとねる大学は、村と大学が協働で同短大生を2年かけて育むほか、将来的に4年制大学とのサテライトを実現することが目的。短大生を対象にした村の自然を体験する講義やファミリービレッジ、グリーンウッド自然体験教育センターが主催する山賊キャンプなど、これまで各種団体がばらばらに行ってきた取り組みをまとめ、目的や情報を共有する。

 そのための「ひとねる大学推進チーム」を5月に発足。行政やグリーンウッド、観光協会、農業生産者など8人で構成する。4日は環境省中部環境パートナーシップオフィス(EPO中部)のスタッフも参加して2回目の会合を開いた。

 近況報告では、グリーンウッドの辻英之代表理事が講義する立教大学での「自然と人間の共生」に加え、本年度から1年生を対象にした講義「学びの精神」が新たに設けられた。6月中には両講義に松島貞治村長や村の中で最も山深い栃城地区に住む木下藤恒さんがゲストスピーカーとして登壇し、小さな地方自治の課題や生活、魅力を400人の学生に伝えた。

 またことしも全国から1,000人余の申し込みがあった山賊キャンプには、名古屋短期大学生約40人が参加し、うち23人が単位実習で訪れる。

 会合に出席したEPO中部の新海洋子チーフプロデューサーによると、採択された同支援事業は地域の環境教育拠点のESD(持続可能な開発のための教育)的な視点の人材育成を支援することが狙い。中部7県の管内で採択する2施設のうちの1つに選ばれ、助成金などの支援が受けられるという。

 新海さんは「ばらばらを一緒にすることでよりダイナミックな取り組みに変化させ、それをどう継続していくか。仕組み作りを一緒に考え、良い事例として他地域に伝えていきたい」と期待を寄せた。チームリーダーを務める辻さんは「この村でこそできる教育がたくさんあるはず。学びが中心にある村づくりを実現し、定住に結びつけたい」と話した。