愚石庵

日々思う愚にもつかぬところをぼちぼちと。(ほぼ)毎日更新だけが取り柄。

2016年02月20日 | Weblog

「じーちゃ~ん」、と脚にまとわりついてくれたのは2才頃まで。
5才になった今では名前を呼んでも知らぬ振りをすることすらある孫。

もともと婆ちゃん子で、あまり遊んでやらない私ではむべなるかなだ。
ましてや、先般張り倒したのだし。(^^;

その彼が、先週初めインフルエンザで幼稚園が通園閉鎖になり自宅待機となった。
やがて、週末に彼自身が発症し40度の高熱を出した。

家には今月生まれたばかりの妹が居る。
同居は不味いだろうと、そのインフルエンザの孫を預かることにした。

A型のインフルエンザはなかなかしつこくて熱が下がってもしばらくすると
また高熱を出す。本人も日頃のやんちゃぶりは完全に消え、辛そうにしている。

数日後、熱が引き出しても元気の無さはあまり変わらない。
退屈でもあろうし、さびしくもあろうと出来るだけ相手をしてやることに。

最近、将棋を覚えだしたと言うから、急きょ紙で将棋駒を作って遊んだりした。
   
           

丸々一週間休んで、昨日やっと医者から通園許可がおりた。

じゃぁ、明日は家に戻れるとなった昨夜、食事後珍しく彼が我が膝の上に乗ってきた。
こんなことは、ここしばらく無かったことだ。

思えば、一度も帰りたいとか、ママに会いたいとか言わなかった子だ。
理由はわからない。子供なりに我慢したのか我々を気遣ったのか、、。

そりゃ、五歳児が一週間も親元を離れて暮らせば、
熱の辛さもさることながらストレスも溜まっただろう。

そう思うと、我慢していると思える孫が急に愛おしくなって抱きしめた。

今朝は、婆ちゃんに連れられて家に戻ったが、今度はどんな顔をして
やって来るのだろうか。

また名前を呼んでも知らぬ顔をされたりするのかも。
それはそれでいい。(^^;

コメント (2)
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