「海と水田」
そんな風景を求めてまた丹後半島に出掛けました。
鳴き砂の琴引浜海岸、東側は「遊(あそび)地区」って名前。
ええ名前やな~、こんな場所で生まれ育ったらもっと遊び方が上手になれたかもしれません。
山陰海岸エリアって言うくらいだから、やっぱり出来るだけ海沿いを走りたい。
でもずっと海沿いを気持ちよく走れる道があるのは、鳥取の砂丘~岩美、兵庫の香住~城崎、そしてこの丹後半島に限られます。
その三つの中で最も広くて、最も変化が多いのが丹後半島だと思います。
だから自分はここが好きなんだと思う。
同じ山陰海岸エリアでも、鳥取とは砂質が全然違う。
砂丘のは細かくて、こちらは粒が大きな砂。
だから砂浜を歩き回ってると靴の中に入って痛い。
立岩を見つめる親子、前の坊ちゃんは旧一万円札の人です。
屏風岩のとこ、いつもながらいい景観。
アップダウンも多いけど、それが全然苦にならないですからね。
撮りたくなるとこが多くて、何回来てもなかなか前に進めません。
そんな中でも今回はこれを見に来た。
袖志の棚田
ここいつも素通りしちゃってたんです。
だって登りから下りになった道の、丁度スピードが乗るとこに入口があるんですよね。
今回は慎重に入口を探して・・・ってやっぱり通り過ぎて引き返しましたけどw
経ケ岬の少し手前、険しい山々と海にはさまれた扇状地、そこに開けた約4百枚の棚田。
海と集落と棚田が調和した美しい景観。
水が貼られたこの時に見たかった。
ここの棚田は一面辺りの面積がけっこう広くて、全てが作業道に面している。
即ち機械が使える=先祖代々の田んぼを自分達の手で守っていける。
棚田を見るたびに「ずっと残って欲しいな」って切に思うけど、ここは残ってってくれるでしょう。
経ヶ岬にやってきましたが・・・
路肩崩落による全面通行止め・・・orz
まあ間人の辺りで看板出てたので知ってたんですけど。
それでも自転車くらいなら通れる事も多いし、最悪担げば越えられるしって考えてましたが、
この手前にガードマンがいて完全封鎖されてたので、それだけ危険な崩れ方をしてるんでしょう。
とにかくこの先の丹後半島ハイライト区間が走れないのは非常に残念。
ていうか調べとけよ、俺w
せっかくなので経ヶ岬の先端まで行ってみましょうか。
前と同じでは面白くないので、今回は左側の細い道を進むことにする。
経ヶ岬灯台へ下側から周っていくルートですね。
コンクリート路面のけっこうな坂を下っていくと海面近くに出ました。
ガツンと下ってまたガツンの登る道なのね・・・
その登る道、近くまで行ってみるとまさしく”壁”です。
どんなもんか登ってみたろうかい!と登り始めますが、2mくらいでこれは無理と悟りました。
ていうか左側にでも転倒したらとんでもないことになります。
39×27でも20%くらいならなんとか登れる気がしないでもないですが、これはとてもとても・・・
気になったのでスマホで計ってみると、
18.8° = 42% wwww
いくら短くても無理なはずだw
もう階段にしといてくれw
この先はガレ道になったので、ここで踵を返す事にした。
R178を西向きに引き返して、丹後松島を眺めるお店で昼食の海鮮丼。
味良し、見た目良し、大盛1,200円と値段も良し、そしてロケーションも良くて言う事ありません。
丹後半島は経ヶ岬周辺では食事処が弱いんですけど、間人の辺りにはけっこう色々お店があるんですよね。
一周するスタート位置を変えて間人エリア通過が昼くらいになるようにするのもいいかも。
その後はまた海と水田の景観を楽しみながら西へと走る。
いつ来ても楽しいですけど、やっぱ一番いい時期って田植えのこの時期かな~。
経ヶ岬の先が通行止めだったので、当初の目的の天橋立には行けなかった。
その代わりとなるとこでも見て帰りましょうかね。
久美浜湾までやってきて、ここから折れてちょっとだけ登る。
ちょっとだけ・・・距離は1.5kmくらいだからちょっとだけ。
平均勾配は12%以上ですが・・・
サイコンの斜度計が10%以下を表示する時間は数えるくらいしかなくて、全くと言っていいほど休みどころがない。
特に最後の500mくらいは15~20%とかが続き万年・・・
途中家族ずれがいて、小さな女の子に「なにやってんのwwww}って笑われる。
うん、何やってんだろうねえ(笑)
でもね、おじさんはこんなのが見たいから馬鹿みたいな事やってんのよ。
小天橋
久美浜湾と日本海の間に横一線に形成された砂嘴(さし)。
この情景が、日本三景 天橋立の風景と似ていることからこう呼ばれるようになりました。
少し控えめに「小さな天の橋立」の意味で「小天橋」となったと言われているのですよ。
ここ兜山に登ればそれが一望できるのです。
でもこんな立派なウッドデッキがいつの間に出来てたんだ・・・
素晴らしい眺め。
苦労したけどやっぱ来て良かったな。
海がすきです。
山も好きです。
そして棚田も好きです。
その全てを見れる場所っての特別で贅沢なもの。
半島の西側だけになっちゃったけど、今年も「やっぱり至極だった丹後半島」でした。
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