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社団法人 日本ユネスコ協会連盟 様 活動レポート

第6回寄付(2009.06~2009.11までの「緑のgoo」収益からの寄付)金額 450,000.-
社団法人 日本ユネスコ協会連盟 様より、活動レポートをいただきました。

このたびは「緑のgoo」検索サービスを通じて、社団法人 日本ユネスコ協会連盟にご寄付いただき、誠にありがとうございました。

「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」(UNESCO憲章前文より)社団法人 日本ユネスコ協会連盟は、UNESCO憲章の理念に基づき、平和な社会をめざして活動しているNGOです。皆さまから頂戴いたしました貴重なご寄付は、当連盟の活動に使用させていただきます。

ユネスコ世界寺子屋運動:主にアジアの国々の識字教育や生活向上プログラムの支援

◆なぜ世界寺子屋運動が必要なのか?
UNESCOの推計(2008年)によると、成人非識字者(読み書きができない大人)は約7億7600万人とされています。こうした非識字者の多くは生活の糧のために子どものときから働かなければならなかった、貧しい人びと、女性や少数民族、さらには戦争や内乱の犠牲になった難民などが多く、成人の非識字者のうち3分の2が女性であるといわれています。さらに、学校に通えない児童数(6~11歳の子ども)は約7500万人います。特にアジア地域の非識字人口は世界の非識字人口の約70%にも達します。そこで日本ユネスコ協会連盟では、現在アジアを中心に地域の人々とともにユネスコ世界寺子屋運動を展開しています。

◆現地での活動内容

1.学びの場作り
寺子屋(CLC)や図書館などを提供しています。


2009年カンボジア センソック・リャンセイ寺子屋(CLC)開所式

2.識字と生活技術の授業
文字の読み書きや計算、保健衛生や生活に役立つ知識を提供しています。



3.職業訓練
収入向上につながる技術を提供しています。最近は養蜂や養鶏なども実施しています。

一杯のスプーン:途上国の人びとへの食糧・医療支援(ネパール・アフガニスタン)
1974年に、作家・犬養道子さんの呼びかけによって始まった国際協力です。
発展途上国の寺子屋で学ぶ子どもたちや、都市スラムで生活する子どもたちを対象にした給食・栄養プログラムの実施や食糧、医療品の支援を行っています。 世界保健機関(WHO)の統計によると半数近い子どもが栄養失調といわれ、医療機関の数も少ないカブールにある「母と子の診療所」は、さまざまな医療サービスを提供しています。2008年度は、5,000人以上の母親とその子どもに栄養補助食品を配布し、子どものための外来では1万人以上の患者を受け入れました。


アフガニスタン

世界遺産・地域遺産活動:国内外の身近な文化・自然を守り伝える活動
世界遺産登録地の中には、さまざまな要因で保護することが困難になっているところも少なくありません。世界遺産を守るためにはそこで暮らす人びとへの支援こそ重要との考えから、日本ユネスコ協会連盟ではカンボジア、フィリピンなどで世界遺産保護活動を行っております。特に2006年度からはフィリピン・コルディリエーラの棚田群において、イフガオの伝統的な耕作技術や家屋作りの技術を保存し、次世代に伝えていくための事業を行っています。また、 自然遺産を保護することは、わたしたちが共に生きる地球の生態系を守っていくことにつながるとの考えから、世界遺産の周辺地域において、自然林に近い森作りをめざし、専門家の協力を得ながら植樹活動を行っています。


フィリピン・コルディリエーラの棚田群

青少年育成活動:子どもたちへの環境教育・国際理解教育の推進
全国に272(2010年1月現在)あるユネスコ協会とともに、子どもたちへの環境教育・国際理解教育を推進しています。また、小学生~高校生、青年層などを対象とした地域イベントなどの開催から、世界寺子屋運動の支援先を訪れる「スタディツアー」や「子どもキャンプ」などの国際理解・交流事業まで、幅広い活動を展開しています。



未来遺産運動:100年後の子どもたちに日本各地域の文化・自然遺産を伝える活動。
地域の文化・自然遺産を守る活動を「プロジェクト未来遺産」として登録し、日本全体で応援する仕組みを作ります。また、「私のまちのたからものコンテスト」では、子どもたちの目から見た地域の文化・自然遺産を「世界の人たちに伝えたい、私のまちのたからもの」をテーマにスライドショーを作成します。




社団法人 日本ユネスコ協会連盟(http://www.unesco.jp/)
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