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国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン 様 活動レポート

第6回寄付(2009.06~2009.11までの「緑のgoo」収益からの寄付)金額 450,000.-
国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン 様より、活動レポートをいただきました。

このたびは、「緑のgoo」により、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)に多大なご寄付をいただき、誠にありがとうございます。皆さまからいただきましたご寄付は、児童保護募金として、開発途上国の困難な中にある子どもたちのために役立たせていただきました。

WVJは、キリスト教精神に基づいて開発援助、緊急人道支援、アドボカシー(市民社会や政府への働きかけ)を行う国際NGO、ワールド・ビジョン(1950年設立)の支援国事務所として、1987年に設立されました。2002年には認定NPO法人に認定され、それ以降当団体への寄付金は税制上の優遇措置を受けられるようになりました。チャイルド・スポンサーシップによる支援を中心に、現在約60,000人の方が支援者として活動を支えて下さっています。


児童保護募金について
開発途上国の子どもたちを取り巻く環境は、きわめて苛酷です。人身売買や紛争、障がいによって教育の機会を失った子どもたち。HIV/エイズ、結核などの感染症の脅威にさらされる子どもたち。貧困が生み出すさまざまな問題が、子どもたちの豊かな可能性を奪います。児童保護募金は、これら特殊な状況にある子どもたちのために、それぞれにふさわしい支援活動を行っています。


皆さまのご支援で可能となった活動の中から2つご紹介いたします。

1.アゼルバイジャン障がい者支援
アゼルバイジャンは、91年の独立後も、不安定な経済状況が続き、アルメニアとの衝突から治安状況も悪化、国民への基本的社会サービスに大きな支障がでています。障がい児たちの教育問題も深刻です。これまで、多くの障がい児たちが自宅や施設に閉じこもり、教育を受ける機会さえありませんでした。政府によれば、施設にいる17000人近くの子どものうち、30%以上の5500人あまりは、普通学級での学習が可能であり、必要であるとされています。
支援により、障がい児が普通学級の子どもたちと共に学び、分け隔てなく育つための「統合教育」の普及を進めました。そのために、地域住民の啓蒙を図り、子どもの多様なニーズに応じた教育ができるよう、教育関係者のトレーニングなどを行いました。これにより19校の小中学校で計139名の障がい児たちが、普通学級に入学(園)・編入できるめどが立ちました。さらに、統合教育を制度化するために、政府の法律作りにも協力し、事業終了後も統合教育が持続できる社会環境づくりを進めました。




2.マラウイにおけるHIV/エイズ対策
アフリカ南部の小さな国、マラウイでは、毎日240人以上の子どもたちがHIV/エイズが原因で、親を亡くし、エイズ遺児となっています。この感染拡大を防ぐため、WVJは、人々が感染の有無を知り、HIV/エイズ対策予防についての人々の意識と行動を変えるために、マラウイ全土の農村部に抗体検査・カウンセリングを実施する施設(HCTセンター)を整備する計画を進めてきました。

これまでの支援により、13のHTCセンターを建設しました。地域社会内に、HIV/エイズに立ち向かうための施設が建ったことで、この問題を現実のものとして受け入れる土壌ができ、差別や偏見も軽減されてきています。また、母子感染を防ぐために、多くの妊婦(お母さん)が施設を利用するなど、確実に変化が訪れています。感染を止めるためには、より多くの人々がHIV/エイズの検査を受け感染の有無を知ることが必要です。事業では、感染が判明した人々へ適切なサポートをする体制の確立や、また検査の必要性を伝える啓発教育を実施し、人々が勇気を持ってHIV/エイズに立ち向かうことのできる環境の整備を行っています。人々の変化が、エイズ遺児や母子感染の減少をもたらし、子どもたちの健全な成長へとつながります。



このほか、ザンビアにおける難民キャンプでの教育支援、南部スーダンにおけるマラリア、結核対策などを行いました。



避難民キャンプの子どもたちは、キャンプ内の学校に通いますが、教師の不足が問題となりました。WVJは、教師の雇用を促進する支援を行いました。




国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン(http://www.worldvision.jp/)
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