クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

続々安中三角点とおまけで木馬瀬福寿草 H-25-3-6

2013-03-07 15:26:16 | 三角点・宮標石その他標石
今日は安中地区最後の三角点探訪。去年までに51/71まで到達していたので
今年の冬は残り物の一掃計画。但し残り20件中の8件は爺イが登れない山の
頂上なので諦め。本日の四件で一応はケリガ付く。

(1) 三等 点名・山岸 N-36-19-38-8 E-138-46-37-6 501.8m 松井田町五料



この三角点も1/25000図には記載されていない不遇の三角点。
R-18がR-33の上を跨ぐ箇所があるがその直ぐ西によく見ないと見逃す位の細道が
北側にある。
中に乗り入れるとこんな感じの舗装林道。



僅かの距離で植林地に入るとやや道も怪しくなり普通車では心配になる。



やがて二股分岐、直進はR-33に平行しているので左折の急坂に乗り上げる。



だが、蛇行が多く谷側が切れ込んでいて路肩が柔らかいので危険を感じて
路傍の幅広場所に駐車して傾斜のある林道を歩き出す(10.24)。
林間に伸びる道は固められてはいるが轍の痕が深くて若し走行していれば
普通車ではボディーの腹をこすることは確実。



二つ目の分岐も左を選択して約1K位歩いたとき左に鉄塔が現れた。
「新榛名線67号」の標柱。
「新榛名線」とは新秩父開閉所と新榛名変電所を結ぶラインで163基の
鉄塔で支えられている。新榛名変電所は東吾妻町。





此処からは南が開けているが霞状態、若しかすると黄砂が来ているのか?



現地はこの付近の筈だが三角点位置は地形図に載っていないので
まず林道の右側を探る。こっち側は切り落とし残材が積みあがっているので
諦め。



鉄塔側の少し先に綺麗に整備された杉林。その真ん中で落ち葉に埋もれた
三角点標石を発見(10.49)。



落ち葉を取り除くと本体は修復の痕がはっきり、これだけ痕が残っているのは
始めて見る。但し、国土院の「現況状態」は「正常」の記録。



駐車場所に戻ったのが11.05、ここまで来たのだから序に木馬瀬の福寿草が見頃との
事なので寄って行く事にした。
最初の分岐から細道を伝えばR-33への近道がある筈だったがその道は両側から
笹が倒れこんでいて走行に不安があったのでR-18まで降り改めてR-33に入り直して
北進。増田川を渡って0.5K位で木馬瀬地区。



賑わっているかと思ったが周辺はひっそりで路傍駐車の車も無い。適当に駐車。
路傍の石造物。



その近くの道標に従って少し進むと



それらしき小山と説明看板。





触れ込みは小山全体が黄金色に輝くーーだったが実際は目を凝らさないと
見つからない程度の寂しさ。最盛期が過ぎたのか? 元々こんな程度なのか?
それでも何枚かを撮影、一重なので正しく自生もの。















裏から見た福寿草の小山、周辺にもチラホラと咲いているが何れも一重。
木馬瀬の最盛期の写真でよく出ているのは花弁が八重。だが福寿草の八重は
園芸栽培用に品種改良されたものと思われる。その栽培地が近くにあったのかも
知れないが後の予定もあるので切り上げて三角点探訪に戻る。



(2) 四等 点名・伊豆村 N-36-20-41-8 E-138-50-29-6 301.13m 松井田町東上秋間



木馬瀬から近道をすっ飛ばして再びR-18に戻って上り車線、高梨子GC方面への
道に入って北東への道を拾いながらR-122で恵宝沢。更に東進して
フィールドアーチェリーの看板で右折、峠風の頂点で駐車。付近にこんな道標。



山手に向かう踏み跡を探すとこんなのが一本。早速入り込む。



何とも厄介な藪山だがこれを通過しなくてはならない。



一つのピークに達して計測すると三角点はもう一つ先の高みだつた。



久しぶりにブルー紐の目印をみたがここは登山などの対象地域ではないので
何か登山以外の目的だろう。



次のピークで難なく発見(12.29)。暫くの休憩と軽食。





(3) 三等 点名・鳶石 N-36-19-59-4 E-138-50-30-1 300.84m 松井田町中後閑 



伊豆村からそのまま南進、牛ノ入り地区で切返して別の林道に入り東進してから
芝原地区に向かって南進。最奥の民家脇に駐車して細道を台地の稜線に向かう。



目の前には竹やぶ、作られたらしい踏み跡を辿って山裾を少し回る。



目標の方向と違ってきたので已む無く直登することにして藪に突入。



藪の中は段差が何段も続き根競べの様。



やつと前方に稜線が見えてきた。



と、トンと横に走る作業道に飛び出す。これを使えば藪突破も無かったのに。



作業道を横切って再び斜面登り、途中にこんな目印。



藪を掻き分けて進むと一部だけ開けていてそこに三角点発見。





帰路には竹藪で迷って迷走して大幅な時間ロスして車着が13.45。


(4)四等 点名・平 N-36-20-02-3 E-138-51-51-5 229.77m 松井田町下後閑



元の道に戻ってローズベイG.Cの南端を目指す。この辺の複雑な道は初めてでは
中々スムーズには行かずに無駄走りもしばしば。
路傍駐車して入り口探し。民家の脇を抜けて山手への道を発見。



暫く登ると山懐の個人墓地。目標はこの裏の奥山。墓地右には登路が無いので
左に回る。



こんな石造物を見ながら上を探ると作業道跡のようなもの発見。





方向が合致しているのでそのまま進行。





やがてこの倒木のところで作業道から離れて右斜面に突入。



やれやれ、前方はウンザリするほどの笹薮。あと100Mもあるのに。



これが最後だ、最後だと自分に言い聞かせながら何とか藪を突破。
最後の三角点に目出度くご対面。国土院の白柱無し。





以上で冬場の三角点探しは終了して駐車場所に14.15着。
今後はボチボチと山歩きに転向しよう。


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