こうちゃん通信

鹿児島の不動産・日々の出来事やつぶやきをつれつ゛れに~

磯部らんさんの話

2010年04月29日 08時54分32秒 | 雑感
バルセロナ五輪、アトランタ五輪でメダルを獲得したランナー有森裕子さんの小学校

の頃、陸上部の先生から「一生懸命がんばりゃあ、なんかできるようになるけえ」

と言われた言葉が忘れられない、という記事を読みました。

その言葉は、先生がわたしのために投げてくれたボールのように思えたそうです。

願う場所に、技量に合うように投げてくれた特別誂えの一言。その言葉は、胸の

なかでヒットを放ち、思いがけず遠くに飛んでいった・・・。頑張れるものとの

出会いそれが、有森さんを、彼女自身が思ってもいないほど遠くに連れて行って

くれたと。

「出会い」とは、人とだけでなく、自分にとって大切な「こと」とも接し合える

ことでもあると思います。

私が文章を書き始めたのも、人との出会い、「書いてみなさい」と言ってくれた

人がいたから。またこうして書く場所を与えてくれた方、これも出会いです。

出会いって大切!でも最近、信頼をつくりづらいIT時代の人間関係という記事を

目にしました。「ケータイを持ったサル」の著者の正高信男さんは、それを

「関係できない症候群」と名づけ、有森さんのように世代を超えた出会いをする

ことが一般的にますます少なくなってきている風潮について、その背景には社会の

高度情報化、IT化があるとしています。

出会いを意味あるものにする、それは考えるほど現在のIT社会では簡単では

ないそうです。人と人とが生身でつきあう、何万年も続いたコミュニケーションと

「どこからでも」「いつでも」という利便性のコミュニケーションとは異質であると

そしてその問題は「相手とどのようにして信頼関係を結んだらいいのか」という

悩みとして出てきていると思います。と同時に、本来出会わなかった者同士が

出会い犯罪も起きていることも事実です。

もちろんIT化での利点もたくさんあります。インターネットを介しての仕事や

出会いも無くてはならないものですね。でも、やっぱりフェイス・トゥー・フェイス

は必要不可欠なことも事実です。

最近の日経新聞に、インターネットを介した人との出会いが、ビジネスに結びつく

時代として、これからは「競争ではなく、他人を幸福にすることで、きずなを

つくり自分の意味を高めていく」という考え方が大切になってくるとの記事が

ありました

IQ(知能指数)やEQ(感性指数)ではなく、NQ(共存指数)を高めることが、

ビジネスマンの能力向上や危機管理に大いに役立つそうです。

NQとは、「Network Quotient」。他人とのネットワークをどれだけ上手く作り

運用していけるかを計る尺度のことです。新しい人間関係の構築には、人のために

何ができるかを考えるのが重要になってきます。お隣、韓国ビジネスマンの間では

会社社会で成功するためのNQアップ法が多数考案され、紹介されています。

「タテ社会」が変質し、ビジネス風土に影響を及ぼしている昨今、「共存共栄」と

いう志向はますます高まっていくのではないでしょうか。

最後に、ITは便利な反面、顔が見えない分、面と向かっては言えないことも

言ってしまう傾向があると思います。そんな一言が、人を傷つけてしまったりも

します。インターネットは気軽にできる分、面と向かって話す以上に、神経を

使わなくてはならないのではないでしょうか。日経新聞にも書いてありました

『「思いやり」が人脈ネットを広げる』、まさにそうだなと、改めて感じました

これはもちろん、ビジネスに関係なく、友人、知人、恋人、同僚、などなど

すべてにおいてです。

                                  磯部 らん


              今日の花  カンガルーポー

              

               花言葉  不思議、驚き



☆  今 日 の 一 言  ☆

興味の幅が広がらず

同窓会に行きたくなったり

昔話をしたくなったりしたら

成長が止まった証拠です。

                            船井幸雄
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