私が鹿児島市内のホテルに営業担当者として、勤務していた時に参考に
した、ホテルオークラ（東京）の客室課 蔵田理さんにノウハウの一部を
ご紹介します。
ホテルにはプロならではの技が生きています。暮らしの中にも応用できる
カも知れません、ご参考に
ホテルマンとしての“サービス”についてお聞きしてみました。
●いつも五感を研ぎすませて
設備、料理、そしてサービス。ホテルで重要なのはこの3つのポイント
だといわれますが、なかでもサービスは目に見えない部分も大きいだけに
難しいところも多いようです。では、蔵田さんが考える本当の意味での
サービスとは、いったいどんなものなのでしょうか。
「ホテル側からのおしつけではなく、お客様にとって一番いいのは
何なのかを察してそれを実行することではないでしょうか。」
そのためにホテルマンは日頃、どのようなことを心掛けていますか。
「それは、目と耳だけでなく、五感を鋭くして、お客様の反応を察知する
ようにしています。たとえば、私が昔、ベルマンをしていた頃は、
お客様をお部屋に案内した時、お部屋に入った瞬間のお客様の表情を
見逃さないよう心掛けました。もし、お気に召していないようなら
“他のお部屋もございますが、いかがされますか”とさり気なく
お聞きするわけです。それで、他の部屋も見たいとおっしゃれば、
すぐにフロントに電話して他のお部屋へご案内します。
私たちは、それぞれの部屋の特徴を把握していますので、フロントで
鍵をもらうとパッとどんな部屋かわかるんです。ですから、
どう見てもハネムーンという方たちをご案内する時に、部屋番号を見て
気が重くなるようなこともありました。
シーズンの時ですと、お部屋の変更ができない場合もありますから、
そういう時は辛いですね。
今日の花 【ギリア】
花言葉 「気まぐれな恋」
☆ 今 日 の 一 言 ☆
口は災いの元とはよく言ったもので
しゃべりすぎる人には無能な人が多いものである。
もしあなたが、聞くことよりも多くしゃべるタイプの
人ならば、あなたは情報を集めるどころか、
人にあなたのアイディアを盗まれて
しまうことになってしまうだろう。」
---ナポレオン・ヒル
『成功哲学 やる気と自信がわいてくる』
