少し贅沢な食事をしたときの領収書や、銀行で高額の振込みをしたときなど
に使われる収入印紙。
最も一般的なのが領収書に貼る収入印紙だが、これは国に収めるべき手数料
などを支払ったという印。いちいち現金で払っていると事務手続きが面倒に
なるため、印紙を購入することで代替しているわけだ。だから印紙を買った
お金は、国庫歳入となる。
印紙税法に基づいて、不動産売買や建築請負の契約書、手形などの文書にも
課税され、その税金を現金で納付する代わりに印紙を貼るわけだ。
税金の領収書といった方がいいのかもしれない。それにしても、わざわざ書類を
作ることに税金をかけるのは、無駄と思うかもしれない。
国の考えるところでは、文書をつくるほどの取引をするからには、それなり
の経済力があるのだから、税金を払う能力があるにちがいないということに
目をつけて課税する、ということらしい。
徴収できるところからなら、どんな理由でもいいからお金を取るということのようにも
思えなくもない。
たとえば接待で飲み食いしたとして、アルコール税を支払い、おあいそで
飲食税を払い、領収書を発行してもらったら、ここでも税金を払っていること
になる。
今日の花 はげいとう
花ことば 不老不死、情愛
☆ 今 日 の 一 言 ☆
にんげんはねぇ、
人から点数をつけられるために
この世に生まれて
きたのではないんだよ。
にんげんがさき、
点数は後。
(相田みつを)