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クルマに関する妄想集(+その他のことも少し)

団地訪問

2024年05月06日 00時43分05秒 | Weblog

子どもの頃に過ごした、横浜市のとある団地に行った。
妻や家族はそれぞれ仕事や学校だったため、カメラ片手にひとりで出かけた。

実は僕は団地が好きだ。子どもの頃から僕はずっと団地で暮らした。
ひとくちに団地といっても建築様式によって何通りかに分類されると思うが、僕にとって団地といえば、
5階建ての棟がいくつも立ち並ぶスタイルの集合住宅である。僕はそんな団地ばかり3か所も移り住んだ。
そのうち2か所は山を切り拓いて開発された団地で、そのため近所のいたるところにちょっとした土手や崖があり、
子どもだった僕には起伏に富んだ地形が格好の遊び場だった。

これらの団地には必ずと言っていいほど住民が集まる商店街(現在のイオンモール的なものとはまったく別の、個人商店の集合体)
があり、郵便局や銀行、学校や図書館などがあって、ひとつの街が形成されていた。
しかし造成から数十年が経過し、入居者も歳を取っていまは空き家も目立ち、僕が子ども時代を過ごした頃の活気はもうない。
それでも建物の外壁はきれいに塗装され、公園や街路はとても清潔で、それが行き交う人々の少なさと相まって、とても独特な
不思議な雰囲気を生んでいる。
そんな団地を訪れると、子どもの頃の思い出とともに、容赦ない時間の経過を目のあたりにして、自分もまた日々老いていく
存在であることを実感するのだ。


団地内にはこうした公園が数多く配置される。いまとなっては遊具で遊ぶ子どももいない。



美しく、どこかさびしくもある町並み。子どもの頃はこの通りがものすごく広く、大きく見えたものだが。
写真には写っていないけれど、母親が通った眼科がこの通りの同じ場所にまだ残っていた。



隣の地区に位置する別の団地群。かつては住民たちが集ったであろう噴水。
空間の広がりを感じる巧みな造園術に感心。ここのショッピングセンターで、父親が三菱コルディアのミニカーを買ってくれた。



坂の多さゆえの立体的な街づくりが見てとれる。
神奈中バスのボディはいつからこの色をしているのか。子どもの頃と変わらぬ色合いがうれしい。

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