事実は映画よりも奇なり

乳がんで余命2週の告知もキリスト教の27歳の裏千家師範は延命薬で百八夜を内鍵付きの病室にて戦うも・・・

分身で漫才された剃毛から白い巨頭から点滴

2010年03月29日 00時02分10秒 | 朝顔 「椿灰」 

前回「パイプカット」からの続きです。

だいたい剃毛から恥ずかしかった。
時の看護師さんも若くてカワイイ子です。剃られるのをジッと見ていたら、
「見ないで下さい」怒られちった。
真冬でもアンナ二小さくなった自分、見たことない。ま、大きくなってしまうより良かったと割り切りましょう。
しかしビニールの手袋までしなくったって良いじゃない。ねぇ。病院に行く前にはチャンと風呂入って念入りに洗ってきたのに。淋しかったぁ。触り方も摘まんでたしぃ。
今は男の看護師さんがやったりするんでしょうか、もしも、そんな場面を与えられたら、オレ、ゼッテェ、ケエル。冗談じゃない、ってぇんだ。

手術室で気が付いたときには、あの女医さん、消えてた。
終わったあとでストレッチャー? に移るんだけど、この時に来た看護師さんたち何人いたと思いますか。若い子ばかり八人は居た。
どうやって移そうかって話し合ってるから、
「移れば良いの?」って答えてから、
「(ストレッチャーを)押さえててね」
一人でサッサと移動しました。だって麻酔なんて効いてなかったもん。そんなのより前合わせの手術着? が開いて何色だったか塗りたてられたアソコが顔を出さないように願っていました。

運ばれる時も自分で点滴の袋を上に持ち上げていた。八人もがゾロゾロと廊下を行列で押してくれているのに、です。
途中で年配の看護師さんに怒られた彼女たちは一人になってしまいます。

着いた部屋では腕が痛くなってきました。
点滴の針が入っているところが、まるでスズメバチに刺された時みたいに腫れ上がってズキズキ痛むんです。
するとさっきの年配の看護師さんが見えられて直してくれました。

呼び鈴を何故押さなかったのか聞かれたんで、
「我慢しないといけないんだろう、と思ってました」
答えた私に無言で立ち去られた。あの子たち、怒られただろうなぁ。

数日後に行ったときも別人ですが若い看護師さんが赤チンだか青チンだか忘れましたが塗ってくれました。
尻込みしている準も新米さんは、
「仕事だろ」と先生に怒られる。
この時は流石に、見るのは止めました。

「頑張って」
心の中で応援していた。




叫び聞け時を駆け抜く春雷ぞ










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