中堅の勝村建設が営業休止
負債80億円、法的手続きへ
中堅建設会社の勝村建設(東京)は30日、資金繰りに窮したため、同日付で営業を休止したと発表した。
同社はかつて東証1部上場で経営破綻した旧勝村建設から2006年に分割された事業継承会社。帝国データバンクによると、負債は昨年9月末時点で約80億円。今後、法的手続きに入る見通し。(2008/10/30-21:23)
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総合建設/勝村建設(株)
[企業倒産情報]
2008年10月30日 20:18 更新
事業停止 負債総額 現在精査中
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代 表:山田 一二
所在地:東京都台東区浅草橋4-19-8
(九州支店)福岡市博多区博多駅東1-9-5
設 立:2006年7月
資本金:9億円
年 商:(07/9)199億3,278万円
中堅ゼネコンの勝村建設(株)は10月31日の資金繰りの目途が立たず、10月30日付で事業を停止した。
負債総額は現在精査中。
事後処理を田中信人弁護士(田中法律事務所、東京都豊島区西池袋3-21-13 電話03-5979-0121)に一任している。
同社は1918年2月の創業。
2005年9月に民事再生法を申請した旧・勝村建設から会社分割する形で2006年7月に設立された。
中堅クラスのゼネコンとして相応の知名度を有していたが、9月に民事再生法を申請した(株)エフイーシーに対して大口の不良債権が発生。
その他にも工事請負代金の回収が滞り、急速に資金繰りが悪化したことで、10月には一部取引業者に対して支払い延期を要請する事態に陥っていた。
この間、複数のスポンサー候補に資金調達を依頼し、金融機関からの融資を受ける方向で交渉が進められた。
だが金融情勢の激変もあり融資交渉が不調に終わったことで事業継続を断念した。
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勝村建設(株)が一部業者に対して再度支払延期を要請
2008年10月08日
一部業者に対して支払いを7日に延期することを要請した勝村建設(株)(東京都台東区)が、再度、支払いの延期を要請した。今回の要請では、月末までに支払う旨を伝えたという。
関係者の間では、同社の今後の動向に注目が集まっている。
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一部取引業者へ支払延期を要請 勝村建設(株)
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2008年10月06日
勝村建設(株)(東京都台東区)が、一部の取引業者に対して支払延期を要請している。
勝村建設は、9月1日に民事再生法の適用を申請した(株)エフ・イー・シー(東京都文京区)に約5億円焦げ付いている。
勝村建設は支払の延期と同時に「7日に必ず支払う」旨を業者に伝えており、7日の同社の動向に関係者の注目が集まっている。
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