現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

音が苦

2011-11-11 20:41:55 | 虚無僧日記
今時の音楽を聴きにライブハウスに行ってみた。

座席は わずか60席で、立ち見が40人ほど。
すし詰め。PA(音響装置)が、狭い部屋の
半分を占める。目の前に大きなスピーカー。

叩きつけるように打ち鳴らすキーボード、がなり
立てる歌声で、まず耳をやられた。室内は暗く、
ライトが客席に向かって点滅する。これで目を
やられた。

こうした音楽は、立って 手拍子 しながら聞く
ものらしい。だから椅子が少ないのだ。足と手を
やられた。

ボリュームはどんどん大きくなり、低音のリズムが
ガンガンと体に響く。これで心臓をやられた。
スモークが炊かれ、埃と煙で 喉もやられた。

ラストに向かって、ますますヒートアップし、
耳がつんざけそう。脳の思考回路もやられた。

ここでは、音楽は聞くものではなく、振動を体感
するものだった。私には「音が苦(おんがく)」、
苦痛でしかないのだが、意外にも、中高年が
多かった。

その何割かは 身内(家族、友達)で招待客のようだ。
これでは とても採算が合わないだろう。今時の
ミュージシャンも大変なのだ。

尺八は ノーマイク、ノー伴奏で、元手がかからず、
よっぽどいい。あらためて、尺八に感謝。

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