現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

箱根神社の白磁の洞簫

2017-12-14 21:07:21 | 虚無僧日記

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箱根神社に行ってきました。宝物殿に展示されている「白磁の尺八」を見に。

直径2cm程、長さ50cm程の細長い尺八?いやこれは、歌口の形、手孔前に5孔。

現在も中国で使われている「洞簫」でした。ちゃんと竹の節まで作られてます。

根っこのゴロ節までついてます。これだけの磁器は日本では江戸時代まで

作れませんでしたから、明らかに中国で作られたものです。

では、いつ、どこで作られ、どのようなルートで伝来し、箱根神社に奉納

されたものか、全く不明。謎です。

神社の解説文では「義経が静御前に形見として渡したものを、頼朝が取り上げ

箱根神社に奉納した」とのこと。「義経の尺八」というのは、あくまで伝承。

事実かどうかは?クエスチョン。

鎌倉時代のものならば、当時の中国は「宋」。禅宗、道教が栄え、書画、茶、

陶器類が日本にはいって来、大きな影響を受けた。また鎌倉時代の中頃から

「金」「蒙古(元)」に攻められ、多くの難民が日本に移住してき、多くの

文化を伝えた。薦僧もこの時代に宋から渡来したと思われます。

 


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