現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「生活保護なめんなよ」って?

2017-01-18 08:44:34 | 虚無僧日記

小田原市の生活支援課の職員が「保護なめんな」などとプリントした

ジャンパーを作製し着用していたことが、批判されている。

制作の動機は、以前(2007年)に、窓口で職員3人が 生活保護を

打ち切られた男に切りつけられるなどした事件が発生。不正受給者の

撲滅に断固として戦う姿勢を示すものだったとのこと。

ジャンパーの胸には漢字の「悪」を描いたエンブレムがあり、

ローマ字で「HOGO NAMENNA」(保護なめんな)と

記されていた。背中には「不正を発見した場合は、追及し正しく指導する」

「不正受給するような人はクズ」という趣旨の英語の文章が書かれていた。

しかし、働けないなど正当な理由があって、やむを得ず生活保護を

受けている人からみれば、「自分たちがクズといわれた」と受け止め

られかねない。それで、市は「不適切だった」と謝罪、着用を禁止した

とのこと。

私の周囲にも、今や生活保護受給者はたくさんいる。

中には 若い時に交通事故に遭い、何十年も寝たきり、補償もされず、

仕事にもつけず、結婚もできず、テレビも冷暖房もない 6畳一間の

安アパートでひっそりと暮らしている人もいる。

かと思うと。夫婦 偽装離婚して、母親と男と、別れたはずの妻が 

近所に別々に住み、三人それぞれが生活保護を受け、毎日遊んで

くらしている人もいる。

よこもまあ、そんなことができるもんだと、その心意気に感心もする。

道徳や倫理が人の行動の規範となることはできなくなってきた。

世も末か。まかりまちがえば、私も転落の憂き目だが。



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