現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

どんぐりころころ

2011-04-15 13:32:37 | 虚無僧日記
童謡『どんぐりこ』をネットで検索してみた。

「七五調四行詩で、『水戸黄門』の主題歌『ああ人生に
涙あり』等の旋律とぴったり一致することから、歌詞を
入れ替えて歌う遊び等も知られている」という記事も
あった。

詩は、大正時代に青木存義 (1879年-1935年)によって
作られたが、広まるのは、戦後 1947年(昭和22年)に
小学校用の音楽の教科書に使用されたことから。

掲載されたのは わずか2年だったので、「どんぐり
ころころ どんぶりこ」が「どんぐりこ」とか「どんぶらこ」
とか「どんブリッこ」など、最近では いろいろ 間違って
歌われているそうな。

 どんぐりころころ どんぶりこ
 お池にはまって さあ大変
 どじょうが出て來て こんにちわ
 坊ちゃん一緒に 遊びましょう
 
 どんぐりころころ よろこんで
 しばらく一緒に 遊んだが
 やっぱりお山が 恋しいと
 泣いてはどじょうを 困らせた


青木存義は、仙台松島の大地主の家に生まれ、広大な屋敷の庭に
池やどんぐりの木があり、子供の頃の思い出を詩に書いたとも。

ところで「どんぶりこ」とか「お池にはまって」の用語を
めぐって、ネットで いろいろ書かれている。
昔話の『桃太郎』にも「川上から 大きな桃が どんぶらこ
どんぶらこ と流れてきた」とある。「どんぶりこ」も
「どんぶらこ」も同じ意味で、大きなものが池に落ち、
浮いている様だそうだ。

しかも「どんぐりころころ」のどんぐりは「お池にはまる」の
だから相当大きな 巨大どんぐりということになる。

私の父の郷里も福島の大地主。広大な屋敷の庭には 池があり、
私も子供の頃、その池に 飛び込んで遊んだ。鯉もどじょうもいた。
『どんぐりころころ』でドブンと落ちたのは、子供の頃の青木
存義自身ではなかったかと思えてきた。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。