現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

女子サッカー VS 女子野球

2011-07-21 09:07:52 | 社会問題
菅首相を表敬訪問し「内閣総理大臣顕彰」の話も出ている
「なでしこジャパン」。すっかりヒーローだ。

ところで、「女子野球」も、ワールドカップで 2大会
連続優勝を果たしているとは知らなかった。それなのに
このたびのサッカーほどの歓迎はなかったように思う。

調べてみれば、「女子バレーボール」も 昨年 世界選手権で、
「銅メダル」を獲得する快挙を成し遂げた。モーグルでも
日本女性が 世界トップを極めている。だが、その時限りの
報道で終わっている。

「なでしこジャパン」は、震災後という時機を得たことも
あるが、感動に値する「ドラマ」があったように思う。

そのひとつが「決して恵まれた環境に無い中での、ひたむきで
不屈の精神」であろうか。

「なでしこジャパン」は、他国のように、国家が彼女たちを
「国威高揚」の道具として作りあげたのでもなく、また、
選手たちが 国や国民の期待に応えるという「使命感」でも
なく、ただ、サッカーへの愛情と選手自身の誇りで戦い、
結果をもたらした。

それが、無関心だった人を感動させ、にわかファンに取り込み、
資金を呼び込む結果につながっていく。「金は後からついて
くるもの」という 良き手本となった。

そして、世界大会で 結果を出したときだけ盛り上がる国民に、
「真摯にひたむきに」スポーツを愛するということの意味や
意義を教えてくれた。それがまた感動を呼んだのだ。


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