現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

母音、子音、では「父音」とは?

2016-05-19 23:56:45 | 虚無僧日記

母音と子音は誰でも知っているが、「父音」なんて聞いたことがない?

ネットで調べると、「父音」は「子音」のこと。つまり、母子」というより

「父母」の方が良かろうというので、「子音」を「父音」にしようという

のが散見される。

「小田野早秧(さなえ)」が解き明かした「光透波」理論は、「50音図」の

配列を見事に解き明かしている。

ア カ サ タ ナ ハ マ ヤ ラ ワ

イ キ シ チ ニ ヒ ミ  イ  リ イ

ウ ク ス ツ ヌ フ ム ユ ル ウ

エ ケ セ テ ネ ヘ メ エ レ エ

オ コ ソ ト ノ  ホ モ ヨ ロ ヲ

 

この「50音図」の配列は、誰が考えたか不明だそうだが、実に

見事に、理に適った秩序で 並んでいるのだ。

まず「母音は」、外国語では、「ア」でもいくつもあるのに、それを

「あいうえお」の5文字に限定したことがすごい。これぞ日本人の

省略の極意。(ハングルでも母音は10文字。サンスクリット語では

16もあるそうな)。

外国語では、「ア」だけでもいくつもある。

a, ā, i, ī, u, ū, ṛ, ṝ, ḷ, ḹ, e, ai, o, au, (a)ṃ, (a)ḥ 

「あい」は、英語では 「I=私」。そして漢字は「愛」。

「あいうえお」に漢字を当てれば「愛に飢えた男」。意味シンだ。

 

さて「光透波」理論では、この「50音図」の外にある「ン」が

音の根源。「根源音」とする。なるほど、唇を閉じて、声にならない

声の「ん」は、言葉の原点かもしれない。

そして、唇を少しだけ明けて発する音は?「ウ」列、「ウクスツヌ

フムユルウ」。そう、「ママ」とか「マンマ」は、赤子が最初にしゃべる

言葉だ。というわけで、母がいて、父がいなければ 子は生まれない。

この「ウクスツヌフムユルウ」を「父音」と定義している。

このような説は、他に聞かない。

そして、順番に唇を明けて、「オ」列、「イ」列、「エ」列、「ア」列となる。

音楽や詩吟、アナウンサーの発声練習は、唇を大きくあけて「ア」から、

徐々に閉じて、「あ-え-い-お-う」 と やっている。 この順に並べる

とすると、母音が右端、父音の「ウ」列が 最下壇で、残りが子音となり、

配列としては安定する。

ただ、口腔の中の支点、力点を考えると、「アイウ」と 「えお」は

ポイントが違う。それで「ウ」列が、5文字のセンターに置かれた。

「父音」が、50音図の 真ん中を貫く。まことに頼もしい構図ではないか。

 



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