現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

朋友「竹内明彦」君  訃報

2014-05-26 19:32:05 | 虚無僧日記
「竹内明彦」君が亡くなったとの知らせに愕然。
慶応中等部、高校で同級生だから、まだ66歳。

長唄三味線の家元の血筋であり、長唄三味線だけでなく、
能にも造詣深く、能管や鼓にも長けていた。私が
中学以来 尺八に勤(いそ)しんだのも、彼の影響大。

彼は、中等部ではワグネルソサイェティに所属し、
トランペットを吹いていたから、和洋両刀。そして、
工学部に進み、ヤマハに勤め、浜松に転居した。

ヤマハでは管楽器の構造の研究に携わっていたようだが、
邦楽関係者との付き合いも広く、会社公認で、イベントの
企画なども行っていた。私も随分、尺八の仕事を紹介
してもらい、随分お世話になった。

ヤマハを退職してからは「大阪芸大」に講師として
迎えられ、これから、真価を発揮するものと、期待
されていたところだった。

管楽器の専門誌『パイパース』に、和楽器奏者13名
のインタビュー記事を載せたのは、彼の一大業績。
和楽器の全てに精通している豊富な知識が有り、
そのインタビュー記事は、実に奥深い内容となった。

思えば、中学から50年、半世紀もの付き合いと
なった朋友は 彼一人。いずれ 私も そちらへ、ゆ(逝)く。

5月28日(水)通夜、29日(木)告別式
「いずもホール・浜松」にて




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