現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「教室での禁煙」いつ頃から?

2013-08-14 21:38:08 | 社会問題
NPO法人「日本禁煙学会」が 映画『風立ちぬ』に苦言。
「喫煙のシーンが多い」と、宮崎監督に要望書を提出した
とのこと。

最近の映画や演劇、テレビドラマでは、喫煙シーンを
ことさら無くしている。ビートルズの有名な写真からも
手にしたタバコが消されたほどである。

たしかに『風立ちぬ』では、喫煙のシーンが多く、私も
気になった。教室や職場でも、ホテルの食事の時も家の
中でも吸っている。現代のドラマなら許されない。

「昔はあれが 普通の光景だった」という宮崎監督の
こだわりだろうか。

では、教室内が禁煙になったのはいつ頃だろう。

昭和42年、私が、自動車運転教習所(名古屋では
「車校」)に通っていた時のこと。法規の授業中に
煙草を吸い出した中年のおやじさんがいて、教官が
ツカツカとその人の前に行き、胸グラをつかまえて、
いきなり往復ピンタをした。メガネもブッ飛び、
やられた男性は終始無言で恐縮していた。教習所の
教官は警察官あがりが多く、当時はまだ「オイ、
コラっ!」の習性を色濃く残していた。今では
考えられない。逆に傷害で訴えられる。

同じ昭和42年、「江藤 淳」の「夏目漱石」の授業中、
隠れて煙草を吸った学生がいた。なにせ人気教授で
受講生は500人以上もいたマンモス授業。後ろの席で
隠れて吸ってもわからないだろうと思ったのだろうが、
煙草の煙はすぐわかる。「江藤 淳」氏、マイクを
通じて、烈火のごとく怒り、その学生を退席させた。

当時、授業中は禁煙、休憩中は教室内でも「喫煙可」
だった気がする。



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