現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

読売新聞から取材

2011-04-14 11:49:47 | 虚無僧日記
読売新聞の取材を受けた。丁度10年前「あしたがある」の
コーナーで紹介していただいた。「リストラ退職して
虚無僧になった」という記事だった。「あれから 10年。
今どうしている?」ということと、「東日本大震災・
被災者に応援メッセージを」という質問だった。

あれから10年、生かされていることに感謝である。
人生なんとかなるものである。仕事も家族も財産も
捨てきって虚無僧になったおかげで、会社勤めしていた
頃より、交友関係が広まり、世界が広がった。ストレスも
無く、性格も顔つきも穏やかで、明るくなった。

さて「被災者への応援メッセージ」だが、私の両親は
福島県出身で、私自身も福島勤務の経験があるから、
思いは いっぱいあるが、「ひとこと」となると難しい。

「過去にこだわらず、明日を憂えず、今日一日を、新たな
気持ちで生き抜こう」というのが、私の「一休語り」の
テーマだが、厳しい現実に直面している方々の心には、
どれほど響くだろうか。

最近思うのは、「応援メッセージ」を送るというより、
被災された方々の復興の姿に、私の方が「生きる勇気と
元気」をいただいているということだ。

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