のぶちゃんの自叙伝

明治43年生まれの父が書いた激動の明治・大正・昭和を生き抜いた一サラリーマンの自叙伝を紹介する。

第6編第1章本局総務課(7) 

2009-03-22 10:35:18 | Weblog
山里君が出発する前夜に市外にある彼の家を訪ねた。既に家族を沖縄に帰した後、家財道具を預かって貰いたいと申し出あったが運搬の問題でそのままになってしまった。沖縄の黒糖をご馳走になったのだが、その後南方に行く途中で輸送船とともに沈んだということを聞いた。冥福を祈る。

第6編第1章本局総務課(6) 

2009-03-09 15:08:26 | Weblog
新聞の切り抜きをやるのも仕事のうちで、そのために各縮刷版のバックナンバーが部屋の棚一杯に保管されているのが魅力的だった。
そろそろ地方へ疎開をやり始めている大蔵省の図書館の中をのぞいてみたり、食堂で昼食をしたあと、昔懐かしい愛宕山附近まで歩いたりした。古本アサリもも街頭では物質統制で街もいよいよ寂れていくようであった。