万世六兵太の乾坤一擲!

阪神と競馬を愛し、歴史を実学として学ぶ万世六兵太による単勝・複勝の競馬の展望・予想・勝負ブログ、日々のつぶやきも少々

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中山記念の予想~予想するのをよそうか~

2010年02月28日 02時04分43秒 | 競馬予想
というような気分になりました。今回の中山記念のメンバーを見て。

まあたぶんこのレースは参考にはならないのではと思います。(苦笑)

まずは出走表。

GⅡ以上クラスの馬がシャドウゲイト1頭で、後はGⅢ級が若干いて、残りはOP以下。
これでGⅡと言えるのでしょうかというようなメンバー構成です。
というのも・・・前走成績からもうかがえます。

前走成績からは菊花賞から来たセイクリットバレー、東京新聞杯から来た馬アブソリュート、ライブコンサート。AJCCから来たシャドウゲイトくらいがいい線で。あとはハンデG3からで成績も微妙。

GⅡ以上の実績はある意味表にするまでもありませんでした。

何だ…この「なし」のオンパレードは・・・たまげたなあ・・・。
重賞実績を見ても・・・・

せめて・・・別定重賞くらいで複勝圏内に入っていてくれ…。

正直予想としてはシャドウゲイトで勝負するか否かの決断のみで。

残りの候補としては

トウショウウェイヴ
ダンスインザモア
キングストレイル

この4頭のうちいずれかで勝負の予定。

なんか牛刀を用いて小枝を切るような展望を作ってしまったという感じです。

ちなみに現時点でのオッズ

1人気・・・キングストリート (2.4倍)
2人気・・・アブソリュート (6.7倍)
3人気・・・シャドウゲイト (6.9倍)
4人気・・・サニーサンデー (8.9倍)
5人気・・・モエレビクトリー (16.5倍)

本当におかしいって!このオッズ。マジで・・・・

中山記念の展望(2)~人気と先行馬~

2010年02月27日 14時12分29秒 | 次レースの展望(個人的備忘録)
さて急遽参戦が決まったのでもう1,2点展望を。

●1人気馬の取捨選択
●脚質の選択

まずは1人気について。まずは過去10年の1人気の表です。

3勝、2着1回、3着2回。単勝率3割、複勝率は6割となっています。ただし掲示板には9頭が入っているので馬券的にはともかく、人気馬が大きく崩れにくいとは思います。

「3勝しかしていないから1人気で勝負しない」とか「複勝率6割だから1人気を軸におく」という短絡的に解釈するのではなく(短絡的な人間が何を言うか!!)「何故1人気がこういう成績なのか」「勝負していい1人気と、危ない1人気の狭間はどこか」。これをどのように解釈すればいいかがデータ予想では必要だと思います。1人気の馬は1人気になる理由があるはずですから。

上の表からだと4・5歳馬が人気になる傾向がうかがえます。(4歳馬は4回、5歳馬は3回)勢いのある4歳馬、脂が乗った5歳馬が注目されていると推測できます。

次の表は前走成績です。前走着順がいいと人気になる傾向になります。
1着馬は5回、2着馬は3回。前走成績はチェックするのが前提ですしね。

あとは前走がGⅠの馬や、過去に好走例がある馬も人気になる傾向です。

では次に重賞実績を見ると

GⅡ以上で好成績がないにもかかわらず1人気になった馬が2頭います。00年のクリスザブレイヴ(6着)と07年のシャドウゲイト(4着)です。
「重賞実績のない1人気は危険」をそのまま表しています。

複勝圏内に入った馬は1年以内のGⅡ以上で複勝圏内の実績があります。

さらに重賞実績を見るとクリスザブレイヴは重賞勝ちすらありません。これはある意味負けて当然という結果かもしれません。シャドウゲイトは中山金杯で逃げ切り勝ちで人気になりましたが、4着です。このレースは結構印象に残っているので敗因も自分なりに分析をしていました。

●中山金杯はハンデ重賞で53キロ→中山記念で57キロの4キロ増
●天候は中山金杯は雨で重馬場、中山記念は晴れで良馬場。
●金杯は単騎逃げの形がとれた。中山記念は同系の逃げ馬(ローエングリン)のペースで自分のペースがとれなかった。

10年の1人気の馬で個人的な分析で『脚質』と記したところで、脚質に関しても考えてみます。

まずは過去10年のラップタイムです。

00年・01年以外は全部後傾ラップで年々遅くなる傾向にあります。中山競馬場は逃げ先行馬に有利な傾向ですがこの中山記念もそういう傾向になるのですが、複勝圏内に入った馬の通過順をみると逃げ先行だけで考えていいものかというのも表しています。というのは

頭で考えると逃げ先行馬ですが、複勝圏内で考えると差し・追い込みもないこともないのです。

個人的な解釈だと
12頭以内の競馬なら逃げ先行で大丈夫。それ以上なら差し・追い込みも考える。

今回は16頭なので差し・追い込みも視野に入れる必要はあります。

ただし1着馬に関しては逃げ先行で勝負してもいいとは思います。

これをもとに中山記念を予想していきます。

阪急杯のほうは予想から始めます。

勝負に関しては阪急杯は30で、中山記念は50~60を予定しています。

中山記念の展望~急遽参戦~

2010年02月27日 11時52分32秒 | 次レースの展望(個人的備忘録)
万世六兵太(以下:万):さて今週は中山記念と阪急杯が開催されます。

局長(以下:局):更新遅いってことは回避ですか?

万:いやいや、今週は主に中山記念に重点を置いて展望をやっていきます。早速いつもの前走成績から

虎観委員長(以下:虎):今回はまたずいぶん細かい前走成績だな。

万:友人に「前走データとかどういう感じで作るの?」って言われたから図で表してみた。まずは過去10年で複勝圏内に入った馬30頭の前走を全部書く。こうすると↑のような図になる。

虎:前走はGⅠからOPまで幅広いんだな。こうしてみると。

局:でもこうたくさんだとどうやって絞ればいいんですかね?

万:まあこれだと絞りづらいから個人的な独断と偏見でさらに絞ってみると↓の図になる。

虎:東京新聞杯、AJCC、中山金杯。あとはGⅠ~GⅢと大雑把にまとめてあるな。

万:好走例の多いレースと成績はともかく前走このレースなら好走しそうかなというのが名前で挙げた上の3レース。あとはひとくくりにしてある。

虎:1月のAJCCと東京新聞杯の馬が好成績だな。あとは前走GⅠの馬かたしか別定GⅡだと原則は『格』だからGⅠで好走できる馬や重賞勝てるような馬はなら休み明けでも好走しやすいんだよな。

局:でもGⅠといっても1200~3200mまでありますし、他の重賞もピンキリですよね。そうなると絞って見やすい反面、他の部分が見えづらいということもありますよね。

万:それならこういう図も示すことだ。

万:これは前走の距離なのだが、このブログを見ている人の中でもレース名だけで「どこの競馬場でやって、距離はどれくらい」と分かる人もいればそうでない人もいる。そこで距離別で見てみることにする。

局:1600~2200mに集中してますね。

虎:となるとマイル戦で活躍している馬と、中距離で活躍している馬の対決図式というのが見えてくるな。

万:前走の取捨の方法としては東京新聞杯からの馬が有利だが、そこから来る馬の前走だけでなくその馬の1年間の成績、まあ最低でも前3走位は見てみるといいかもしれない。1年通じてマイルだけとか、それより短距離が多ければ距離という面で疑ってもいいし、逆にマイルより長いレースが多くて前走だけマイルという場合は前走の成績が悪くても悲観しないとか・・・そういう風に解釈する方法もある。あと前走成績の距離だけでなくこういう視点から見ることもできる。

局:ローテーションですね。

万:前走からどれくらい間隔があいているか、前走東京新聞杯・AJCC組と前走GⅠ組ではローテーションからすると隔たりがある。

虎:中2週~中5週と3か月以上の馬が好走しやすい傾向だからな。近い間隔なら勢いの馬、休み明けの馬は格の馬がという風に解釈できるということだな。

万:3月に入ると実力馬が休み明けで出てくる場合が多い。それ以降の古馬重賞・・・阪神大賞典・日経賞・産経大阪杯・マイラーズCの別定GⅡになると『休み明けの実力馬』VS『上がり馬』の構成になりやすい。まずはこの取捨選択でどっちを選ぶかというのも予想の要素となりうる。次に年齢別成績だ。

虎:うん?4歳は2勝して、2着が4回で、3着が2回。複勝圏内の3分の1を占めているのになんで危険の意味を表す赤塗りにしてあるんだ?

万:というのは中山記念を過去10年の傾向でみるとこうなっているからだよ。次に過去10年の基礎データだ。

万:何か気付く点はあるか?

虎:アメリカンボスだの、バランスオブゲームだの、ローエングリンだの同じ馬が複数年絡む傾向があるな。

局:しかも連続じゃなくて忘れたころに来るというのも厄介ですね。

万:たしかに年齢だけでみると4歳馬が複勝圏内の3分の1を占めている。若い馬は人気になりやすいしね。が、そればかりに目が行ってこういった馬の存在を忘れることが多々にしてある。4歳馬を過剰に期待して、こういった馬を忘れないようにという意味で『警告』してある。あと騎手では関東の騎手のほうが関西の騎手より成績がいいとか、斤量58キロでも実力馬ならさほど気にしなくていいとかそんなところか・・・。

万:前走成績を見ると着順についてはそんなに気にしなくてもいいかもしれないが、着順不問なのは重賞勝っている馬や中山記念で好走している馬という点も忘れてはいけない。レース間隔の空いている馬はその馬の重賞実績はチェックが必要だ。

万:次に1年以内のGⅡ以上の成績欄。複勝圏内に入っている30頭中18頭がGⅡかGⅠで複勝圏内に入っている。

虎:GⅡ実績は必要というわけだな。

局:でも競馬誌のデータでは重賞連対が必要って書いてありませんでしたか?

万:このブログでは重賞実績に関しては若干甘めに評価している。条件厳しくするほうが絞りやすいが、それだけだと見逃すこともあるんでね。

虎:重賞勝ちに関してはどうなんだ?

万:中山記念はGⅡだからGⅡまでは複勝圏内に入っていればいいが、それより下のGⅢは勝ってもらわないと困る。最悪でも連対していないとお話にならない。まあこういう別定重賞は重賞連対は最低条件だからね。

虎:甘めに見るんじゃないのかよ。

万:それは同格や同格以上の重賞だからだよ。ところで・・・

虎:うん??

万:日曜日は本当は仕事で勝負金額も30に抑えるつもりだったので本当は展望はここまでだったのだが、3月の異動で急遽明日日曜日が休みになった。ということでちょっと気になる点を書こうと思っている。あと中山記念に観戦に行くつもりだ。

ささやかなお祝い

2010年02月25日 08時29分59秒 | 競馬に関する雑談


フェブラリーSで的中したのでささやかな戦勝祝いに、特上豚カツ定食を食べました。カツは『勝つ』に通じるから縁起がいいということで戦う前に食べる人が多いですが、自分は勝った後に食べます。まさかご飯の大盛りを頼んでこんなに大盛りが来るとは思いませなんだ。

ちなみに最近は豚カツは受験の前に食べることは少ないそうです。消化がそんなに良くないのでむしろ避けられる傾向にあるそうです。

報われた苦労

2010年02月22日 17時01分33秒 | レースの結果と個人的な感想
自分の本命テスタマッタは2着でした。

道中は中団よりやや後ろで直線に入って内から進んだが、先行馬にやや包まれる場面もあったが、抜け出すとほぼ大勢を決していたが、エスポワールシチーを猛追して2着。

テスタマッタの位置取りとしては枠順に関係なく中団好位よりやや前の方あたり。今回は内枠だったので理想よりやや後方だったのではないだろうか?直線で包まれる可能性は十分にあったし、実際に包まれるほどではなかったが、やや抜け出すのに手間取った部分はある。しかしながら抜け出した後の末脚は素晴らしかった。ほとんどの馬がエスポワールシチーが直線で抜け出してあきらめていたように見えたにもかかわらず、このテスタマッタと岩田騎手は最後まで諦めずに猛然とエスポワールシチーを追撃していた。

勝ったエスポワールシチーについては2番手競馬ながらローレルゲレイロを行かせて実質自分のペースでJCDダートのような競馬だった。直線で楽な手ごたえで抜け出すと他の馬はほぼ為す術なし。おそらく適性距離は2000mあたりでこの距離は得意距離ではないように見えたが完勝であった。ドバイのAW馬場が気になるがそれなりの結果は出せるのではないだろうか?

サクセスブロッケンは3着。ジリ脚ながら息切れせずに伸びていた。内田騎手が万全の体制というわけではなかったので3着も仕方なしと行ったところか。エスポワールシチーが強すぎたので仕方なし。

芝の馬の成績は以下の通り

ローレルゲレイロ・・・7着(8人気)
リーチザクラウン・・・10着(4人気)
レッドスパータ・・・・12着(3人気)
ザレマ・・・・・・・・14着(13人気)
スーパーホーネット・・15着(9人気)

自分がお手本にしているけん♂さんがレース前に「もし芝の馬が勝ってしまったら・・・・」ということを記事にしていましたが、今回は杞憂に終わったようです。自分も今回のフェブラリーSの予想では「芝の馬が初挑戦で勝てるほどダートは甘くない」と思っていたと同時に「芝馬のダートへの可能性」を記事にしました。血統や過去の傾向など・・・よほどの例外を除いては芝⇒ダート(またはその逆)は斬ってしまってもいいわけで、もし来てしまったら「芝の馬2頭で、どーしようもない!(及川サトル風に)」と腹をくくって予想や勝負した方がいいというのもわかりました。

先々週、先週と競馬を休んでフェブラリーSと京都記念に臨んだわけですが、京都記念はともかく、フェブラリーSでそれなりの結果が出せてよかったです。共同通信杯、きさらぎ賞というクラシック前哨戦を尻目にフェブラリーSのDVDをみたり、96年からの芝実績馬のダート成績(これが一番手間がかかった)、血統など調べた甲斐がありました。

このブログの性質上、競馬勝負ををやらない週もありますが、やらない週もこういうことをやってますのでなんだかんだで競馬自体をやっていない週はないのですね。

フェブラリーSの予想

2010年02月21日 13時50分27秒 | 競馬予想
オーロマイスターが出走取り消しで15頭

人気のほうは

1人気・・・エスポワールシチー 1.8倍(1.1)
2人気・・・サクセスブロッケン 6.4倍(1.5~2.4)
3人気・・・リーチザクラウン 8.6倍(2.8~5.9)
4人気・・・レッドスパータ 9.2倍(2.4~5.0)
5人気・・・グロリアスノア 14.4倍(2.5~5.2)

ロマンチスト多すぎだろ!!(笑)

ダートのGⅠ馬が初ダートの馬より人気がないってどういうことやねん!!

まあエスポワールシチーが強いのは疑うべきもない事実だが、芝⇒ダートの移る1600mということと内枠不利の過去をどう覆せるのか。

あとエスポワールシチーはマイルGⅠ(南部杯・かしわ記念)を勝っているが地方の競馬場でマイルなのに4つコーナーがあるとか3つコーナーがあるコースなのでそれを素直に信用していいものか否か。

先行馬が多すぎることと、芝の逃げ先行馬が外枠で主導権を取れるか?または主導権をとられても覆せるか?これが気になるところ。

となるとエスポワールシチーの単勝で勝負するか?ほかの馬の単複で勝負するほうがいいかをまずは選ぶことになる。

で単複で選べる馬(複で選べるだけではだめ)を探す。エスポワールシチーに勝てそうな馬・・・。

自分は候補馬を3頭選んでみた。
まずはほかの馬の除外理由

ダイショウジェット・・・武蔵野Sの好走は光るものの、JCDでは同じような位置取りから伸びを欠いている。内枠で何もできない公算がある。

ケイアイテンジン・・・逃げなくてはならない馬が内枠。四位騎手はそれほど逃げにはこだわらないし重賞勝ちがない。

スーパーホーネット・・・長期休養とダート初。次走の叩き台とみている。

トーセンブライト・・・年齢ほどの力の差は感じないが、乗り代わりの不安。

ザレマ・・・芝の馬にどうしろと・・・

ローレルゲレイロ・・・次走の叩きだとおもっているし、1400までと推測

ミリオンディスク・・・騎手は怖いが、1600mは荷が重い。

ワイルドワンダー・・・馬体重とスタート下手。

リーチザクラウンは1番最初に切れた馬。というのは舞台が中長距離⇒マイル。芝⇒ダートに移るという2つのハンデを背負っているから。
まずは距離を短縮することからだと思っていたので中山記念に出るものだと思っていた。
あと血統に関してもどうやってもダート血統には見えない。
本当にこの人気でいいのかと疑問符を打ってしまう。

サクセスブロッケンとグロリアスノアは騎手が不安な点で今回は様子見。

前者は内田博騎手だが、骨折の休み明けという点では明らかなマイナス。
サクセスブロッケンはこの騎手が万全というのが前提で成り立つと思っている。

グロリアスノアは心情的には応援したい馬だし、所属厩舎の馬に専属騎手という組み合わせで勝ってほしい想いはある。グロリアスノア自体も中々優秀だし、特に抜け出した後の伸びがいいしね。ただやはりGⅠの舞台である以上は経験のある騎手だろうなあというのが、現実だと思っている。もし勝ってしまったら見方を変えればいいだけだしね。ここは様子見。

ということで候補馬は

スーニ
レッドスパータ
テスタマッタ

スーニは短距離馬だが、マイルまでは許容範囲。ペースがやや早いということが前提だがJCDの後の根岸Sで4着だったが、58キロ(5歳以上なら59キロに相当)で4着で、今回は斤量が1キロ減って57キロ。6枠の12番というのも好位置だと思っている。ペースが速いにもかかわらずスローペースより速い脚を繰り出せることからも長い直線向きと推測もできる。

レッドスパータは初の芝なので未知な部分が多いが、芝出走馬では一番期待できる馬。
血統がタイキシャトル×ストームキャットで芝を好走していたのが奇跡に見えると昨日申し上げたが、その通りだと思う。芝のスタートで好位置をとって先行抜け出すのを期待。
けどやはり初のダートなんですよね。不安点は。

テスタマッタはJDDの勝ち馬で喉なりを治した後の川崎記念で3着。
最後もしぶとく伸びていた。内枠なので包まれるということも差し馬なので道中は内で溜めて、直線で内か外からの追い出しに期待する。内枠が不利に見えるが、それは先行馬の場合なのではないかと思っている。

この3頭が候補馬だが、エスポワールシチーの単勝も考えて4頭のうちいずれかで勝負となる。






フェブラリーSの展望(3)~色々気になること~

2010年02月20日 23時29分51秒 | 次レースの展望(個人的備忘録)
もう腹をくくるだけのはずなのにフェブラリーSのDVDや今回の出走メンバーをみると気になることが出てくる。

まず出てきたのが馬体重。
きっかけが仕事している最中に急にドアが開いてそれにはじかれた時。

「そういえばダートってスピードだけじゃなくてパワーも必要なんだよな。ということは勝った馬ってガタイのいい馬ばかりなのか?」

という疑問から馬体重を調べる。まずは過去10年から

全体でみるとそうでもない。450キロ台の馬でも勝っているし。
しかしながらアドマイヤドン以降の馬(05年以降)は複勝圏内15頭中11頭が490キロを超える馬。あと年を重ねることにダート馬はガタイがよくなっている。
シーキングザダイヤは芝を走っているころは470キロ台。そして翌年は490キロ台。

今回の出走馬をみると

去年のエスポワールシチーが480キロ台。今回は500キロ台。明らかにガタイがよくなっている。それにダートはスピード以上にパワーが必要ということもわかる。

「マイル戦は中距離からの馬がやや有利な傾向」というのがスタミナが要求されるからという仮定とすると『ガタイのいい馬≒パワーがある⇒スタミナもある?』ということを導けるかもしれない。

そうすると前走GⅠが優勢というのも

東京大賞典2000m⇒今回1600m
川崎記念2100m⇒今回1600m
JCD1800m⇒今回1600m

で中央の前哨戦の方は
根岸S1400m⇒今回1600m
平安S1800m⇒今回1600m

平安Sが距離短縮にもかかわらずふるわないのはメンバー構成もあるが、4回まわるコースにもかかわらず直線が平坦で先行有利。JCDと距離は同じだが、坂とメンバーの点でかなり劣ると推測しています。

あと気になることは・・・芝の馬…自分が芝の馬で頭で勝負するとしたらレッドスパータです。

あの血統(タイキシャトル×ストームキャット)…どう見てもダート血統でしょう。正直芝であそこまで好走しているのが奇跡だと思ってます。正直能力だけで何とかしているのではとおもうくらい。もう一つ気になる理由が藤沢厩舎の馬ということ。本で芝からダートの可能性についての持論がある以上、レッドスパータを出すということは能力がかなりあるし、持論を証明するという覚悟を持っていると推測もできます。

レッドスパータの可能性と藤沢先生の覚悟を見てみたい気もします。

ここからは雑談ですが…。

今日うちの親父から珍しく電話がありました。うちの父親は原則不介入主義であまり電話をかけてこないので着信履歴を見て、重要な用事と思ったらフェブラリーSの注目馬は?とのことだった。

普段ブログではボケ担当の自分も父親相手には突っ込み入れまくり。

まあ色々話しました。

そういえば父親はオールマイスターが注目馬と言っていましたが・・・出走取り消しですがな親父殿。

競馬において父親と自分の比較

ブログ始める前は自分もうちの父親と同じような傾向だったが、ブログを始めたら父親とはほとんど正反対の傾向になりました。これだけで見ると本当に親子なのかと思う(笑)

馬券購入については世代的には逆のはずなのだが、自分は馬券はウインズとかで直接買わないと駄目なタイプです。ネット購入とかは操作は仕方がわかるけどやりたくない。

父親は実家なので一番近い中山でも片道1時間以上はかかるし、交通費だって往復で2000円前後はかかるのでそうするしかないかもしれませんが、自分は実家にいたとしても交通費を使って競馬場に行きます。そして交通費分くらいは勝とうと気合を入れて真剣に競馬しますね。自分は精神論的なものは嫌いですが(精神力で何とかなるなら太平洋戦争は日本が圧勝してますしね)、人事を尽くしたらあとは覚悟一つだと思ってます。

親父殿は今回は珍しく3連単に挑戦するようです。

概念を砕いた者の凱歌

2010年02月20日 21時55分57秒 | レースの結果と個人的な感想
京都記念の自分の本命であるサンライズマックスは10着でした。

ずっと後方で3角から4角で少し上がってきただけでほとんど見せ場なし。気性の関係で道中掛かりっぱなしだったわけないですよね。最後方だったわけですしね。

勝ったブエナビスタについてはもう何も言うことはない。3番手で先行して直線は堂々と抜け出して、後方から勝負する馬を堂々と迎え撃つ姿を見て横綱競馬としかいいようがない。
それを引き出した横山典騎手の騎乗もすごい。圧倒的人気を背負っているにもかかわらず先行して、後方から勝負するドリームジャーニーを堂々と迎え撃てる騎乗もすごかった。ブエナビスタの概念を早めに打ち砕いたことで脚質にも幅ができたし、海外にしろ国内にしろ楽しみである。なにしろ後方だけで勝負していた馬が先行して抜け出す競馬をし始めたのだから08年の安田記念のウオッカの覚醒のきっかけではないが、手がつけらない状態になりそうだ。しまいには思い切った逃げとかし始めそうだ(笑)

ジャガーメイルもどちらかというと後方勝負の馬だが、3角4角で先行するブエナビスタをマークするような感じで勝負をして、直線では交わす勢いだったが、ブエナビスタにあと一歩及ばなかった。(ブエナビスタもひと伸びしたしね)このジャガーメイルも今回後方からいい脚を使うという概念を砕いたのではないだろうか?あと本賞金も加算できたので春の前哨戦にも出ることができるので楽しみな逸材だ。

今回のレースでは大多数の人がブエナビスタかドリームジャーニーかの2者1択という選択肢を持っていたわけだが、自分の中では今回は最終的にサンライズマックスかジャガーメイルかの2者1択・・・違う意味での2分の1の勝負になったわけだが、今回は重賞勝ちのあるサンライズマックスを選んだ。サンライズマックスと武豊騎手との組み合わせを考えたら後方からレースを進めるのは百も承知で勝負したが、あれでは見てる方もフラストレーションがたまる。差し馬と追い込み馬で勝負をするとこういうことがあるからなあ・・・。同じ負けるならホクトスルタンで勝負して負けた方がまだ精神衛生上はよかった。(まあホクトスルタンで勝負する気は全くなかったが…)

色々と悔しかったのでフェブラリーSを待たずに自分なりの回顧と感想を述べてみました。

【乾坤一擲!】京都記念

2010年02月20日 13時36分24秒 | 勝負馬券(『乾坤一擲!』)
完全に2強状態。

3人気が18倍って・・・。

候補馬のうちでかろうじて単勝を買える馬がサンライズマックスくらいしかいない。

こっちのステゴ産駒は母父の傾向から平坦で長い脚が使えるタイプだとは思うのですが…。
あと内枠というのも距離ロスを防いで内をつくにも外に出るのも有利。

それに前走と比べて斤量が減っているのも好材料。

そういえば武豊騎手騎乗の馬で勝負するのは08年京都新聞杯のブラストダッシュ以来だったりする。

サンライズマックス【単勝10‐複勝40】




京都記念の予想

2010年02月20日 08時44分07秒 | 競馬予想
今現在のオッズ。


1人気・・・ブエナビスタ 1.4倍
2人気・・・ドリームジャーニー 4.3倍
3人気・・・ホワイトピルグリム 17.3倍
4人気・・・サンライズマックス 20倍
5人気・・・ジャガーメイル 20.2倍

もういやだこのオッズ・・・・。

まあ意見としては
「55キロって牝馬の定量だし・・」
「ドリジャって59キロだから重いんじゃない?」
「まあここは壮行戦だしまけないんじゃない?」

というのが異口同音に言われている。

まあこのオッズじゃブエナビスタで買うわけにはいかないので他の馬だが…。

ドリジャは59キロと言え4倍オッズは・・・おいしいんじゃない?
まあ崩れるならこっちの馬かもしれませんが、小回りの坂あるコースが得意の馬だしね。3角で加速を付けて直線で抜け出すというイメージだからなあ・・・。

まあいまのところは本当に上位オッズの順

ドリームジャーニー、サンライズマックス、ホワイトピルグリム、ジャガーメイルのいずれかで勝負。

フェブラリーSの展望(2)~やっぱり格じゃないの?~

2010年02月19日 20時27分35秒 | 次レースの展望(個人的備忘録)
虎:もう金曜日だぞ。フェブラリーSの大体の見通しはついたのか?

万:自分は芝の馬は1頭を除いて全部斬ることにしたからそんなに迷いはない。

局:で枠順の方は決まったんですよね。

万:ああ。下に書いてある。

万:ダートの有力馬がどちらかというと内側で、芝の有力馬が外側になったな。東京のダート1600mは外からの方がダッシュがつきやすいから。芝の先行馬にとっては願ったりというところだと思っているし、位置取りに関してもそんなに苦にはしないだろうな。

虎:しかしまあ過去の成績をみると極端だな…。

万:何がだ?

虎:枠順だよ。中山開催の03年はともかくとして外側の枠の方が多く来ている傾向があるぞ。

万:普通は内側が距離ロスを防ぐということで有利なはずだが、そう言われてみると確かにおかしいな。

局:なんでですかね?

万:芝の方がダッシュがつきやすい。外側の方が芝を走る距離が若干長いからじゃないのかな?そのせいで内側の馬が外からかぶせられて直線でも前が開かないとか、位置取りが難しいんじゃないのかな。

虎:内側の馬がここまで極端に着外だと今回の枠順も何か嫌な予感がするがな。

万:あと注目は騎手かな?武豊騎手と外人騎手、あと現在または過去に地方所属だった騎手に注意ということだね。

局:地方はダートが中心ですからね。

虎:というかダートだけだろ。

万:あと大きな頭荒れはないのも注目だね。去年は6人気のサクセスブロッケンが勝ったが、今考えると6人気ってありえない気もするな。次に行こう。


万:ここからは上が過去10年のデータ、下が今回の出走馬のデータということで比較しながら見てください。前走成績です。一番最初に前走成績で上げた通りJCD、東京大賞典、川崎記念のGⅠと根岸S、平安Sの前哨戦からの馬がほとんどです。

虎:着順などをみると最悪でも複勝圏内に入っていないと厳しいな。

万:ただ前走GⅠの場合は甘めに判定して不問でも差支えはないと思う。ただ重賞クラスなら勝ちじゃないと厳しいだろうな。

局:前走芝のレースからきている馬も3頭いますね。

万:イーグルカフェとアグネスデジタルはダートと芝でGⅠ勝ちがある。イーグルカフェの
場合は前々走のJCD(中山開催)で1着の後に有馬記念に出ている。こういう馬の場合の芝成績は不問でもいい。本当の例外はトゥザヴィクトリーくらいだ。そういう意味でも芝⇒ダートの馬は厳しいとみるべきだろう。次に行こう。


局:次はGⅠ成績ですね。ところで( )のGⅠは何を表しているんですか?

万:今回はダートレースなので芝のレースは参考成績程度ということで( )の表示をしてある。これ以降は重賞実績を示す際に今回の舞台と違う重賞だったら( )を表示して参考成績程度という風に表すことにする。

虎:じゃあ例えば天皇賞の重賞実績データで(JCD)とか書いてあったら「JCDはダートレースです」ということを示すんだな。

万:そういうことだ。

局:こうしてみるとなんだかんだでGⅠ実績の馬が多いですね。

万:1年以内に絞ってもダートGⅠ勝ちの馬がほとんどだ。勝ち馬の10頭中8頭が、芝またはダートでのGⅠで複勝圏内に入っているし、6頭はダートGⅠ馬だ。

虎:複勝圏内30頭だと13頭がダートGⅠ馬、21頭は複勝圏内に入っているか。ダートの力の差はかなり大きいとみていいということか。

万:ダート路線がしっかりしているから芝行ったりダート行ったりする馬(昔のカリブソングやナリタハヤブサ)もいないしね。ダートでずっと走っている以上はダートはしていない馬と比べると後れをとることが少ないとみて間違いではなさそうだ。あと次のデータからもダート馬が芝の馬に後れをとることは少ないであろうというのがわかる。

局:次のデータ?


万:あくまでもデータ上ということで、「1年以内のダートGⅠで複勝圏内」または「1年以内のダート重賞で複勝圏内」に該当しない馬で複勝圏内に入ったのは01年のトゥザヴィクトリーだけで、あとは必ずどちらかに該当している。

虎:ダート路線がある程度確立した今現在はいきなり芝の馬がダート馬に勝つのは難しいとみるか。

万:正直出走メンバー見て「絞るのが難しい」と悩むより先に「16頭中芝の馬5頭斬れる」と自分は喜んだ方だ。

局:ずいぶん思い切ったことしますね。じゃあ仮に芝の馬で走るかどうかを絞るにはどこを見ればいいのですか?

万:これくらいしかないだろうな。


万:血統なんだけど。細かいことはわからないけど、大体の馬が父親にしろ、母父にしろ米国産の馬だ(青塗りの馬)。そうなると収拾がつかない。

虎:というか米国産馬ばかりだな。SSだって米国産馬だしな。

局:でもSS産駒・・・例えばフジキセキとかもそうなるんですか?

万:便宜上SS産駒は内国産馬ということで解釈している。まあSS産駒の場合はダートで活躍した馬がダートに強いと解釈していいだろうな。なんか3頭とも偶然にも母父がヌレエフというのも何かのヒントになるのかな?

虎:タイキシャトルは国内で走っていたから内国産じゃないのか?

万:厳密にはタイキシャトルの子が内国産馬でタイキシャトルの現役時代は外国産馬だったから米国産という扱いだ。もし仮に内国産馬ならなんで天皇賞(秋)に出なかったということになる。(当時外国産馬はクラシックや天皇賞に出ることができなかった)

局:じゃあ日本で活躍しているブライアンズタイムもその子が内国産馬ということになってブライアンズタイム自身は米国産ということになるんですね。

万:そういうこと。厳密には違うかもしれないが、あくまでもここの予想をするうえでの便宜上ね。系統見ていたらヘイルートゥリーズンとかロベルトとか沢山見かけたな。ダートを走る系としてはそういう類が走るとみていいのかな。まあこれはこれ以降にも課題になるな。あと・・・

虎:?

万:芝の馬からダートに挑戦した例として主な芝重賞馬がフェブラリーSに挑戦した例を表にしてみた。ちなみにダートGⅠになった97年からのデータ。

万:最近になるにつれて楽になったけど97年~00年あたりまではどの馬が芝重賞馬だったか忘れていたから1頭ずつ調べたのですごく疲れた。

虎:勝った馬1頭だけかよ。

局:しかもダート重賞初挑戦ですよね。すごく強い馬なんですね。

万:正直そうでもなかったらしい。このグルメフロンティアに乗っていたのは岡部騎手で、勝った後の勝利騎手インタビューで『どんどこどんどこ行っちゃって。気持ち悪かったですよ』とコメントしていた。正直勝つとは思っていなかったんじゃないかな?
あとキングヘイローがなぜか初ダートにもかかわらず1番人気になっていたが13着だった。最近になるにつれて芝からの参戦馬が少ないということはそれだけダート戦においては格が重要だということだよ。これを調べていてある意味腹をくくることができた。


京都記念の展望(2)~長距離のような中距離戦~

2010年02月19日 12時54分02秒 | 次レースの展望(個人的備忘録)
もう金曜日です。

京都記念の展望に行きます。枠順が確定しました。


有馬記念馬ドリームジャーニーと牝馬2冠のブエナビスタの一騎打ちムード。
あとはジャガーメイルとサンライズマックスがどうかという感じですね。

2頭以外で前走で期待できそうなのが条件戦ながら1着馬であったホワイトピルグリム
あとはハンデ戦ながら重賞で入着しているサンライズマックスとAJCC3着馬のトウショウシロッコ。

GⅠ実績の格で見るともうこれ以上の調査は無用という感じです。
サンライズマックスはGⅢ以上だが、GⅡ以下。ハンデGⅡならどうだろうという感じですし、ジャガーメイルは出走取消の影響が気になるところ。まだ重賞勝ちがないですが、あまり人気にならなければ騎手効果も含めて頭狙いおもしろそうですが…。




調査していてもう消化試合という感じの記事です。

ちょっと気になったことで逃げ馬の動向が面白いと思ったのでこんなデータを作ってみましたが、無駄になってしまいました。

実はアサクサキングスがこれに出ると思って作ったデータです。アサクサキングスが逃げたら逃げ切り…または複勝圏内が可能か否かということで調べてみましたが…。

ただし京都は1月からの連続開催で今週が最後の開催でもともと外差しが有利な2200m。逃げ馬が3着までという理由はおそらく逃げ馬が距離ロスを避けるために馬場のやや悪い内を通るため、馬場のいい外差しが決まりやすく力のある先行馬でなければ難しいからだと思っています。

天皇賞(春)か京都大賞典、エリ女で使えそうなデータになるかもしれませんが、今回はちょっと出番はなさそうです。

出走馬を見て正直「グランプリの1・2着馬で、もうどーしようもない!」という感じです。

もし狙うとすれば
ドリームジャーニーの単勝
ブエナビスタの単勝
サンライズマックス、ジャガーメイルの単複
ホワイトピルグリムの複勝でしょうね。

これは自分の腹のくくり方一つでしょうね。

ちなみに「◎◎でどーしようもない!」の元ネタはこの実況です。3角からゴールまでの実況覚えてしまいましたよ(笑)

2002年マイルチャンピオンシップ南部杯(G1)その1