万世六兵太の乾坤一擲!

阪神と競馬を愛し、歴史を実学として学ぶ万世六兵太による単勝・複勝の競馬の展望・予想・勝負ブログ、日々のつぶやきも少々

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【日本一の乾坤一擲!】日本ダービー

2009年05月31日 15時38分55秒 | 勝負馬券(『乾坤一擲!』)
最後に迷ったのは馬の選別云々より、自分が勝負する覚悟を決めたかどうか。

日本ダービーの勝負…推して参る!

アンライバルド【単勝150】

予想シリーズは通常通りで行きます。

鞭は誰も入れない所で入れるからこそ…。

ダービーの展望と予想(後編)

2009年05月31日 12時43分48秒 | 競馬予想
さて虎観委員長と会話方式で進めてきたダービーの展望と予想。

最後は一人で訥々と話していきます。

自分の中では記事を作成する前にダービーで勝負できるのは既に決まっていて

ブレイクランアウト
ジョーカプチーノ
セイウンワンダー
アンライバルド

の4頭

これは詳細をみる前の自分の競馬知識と勘で出てきた4頭。

それをデータ傾向で裏付けを取って今週のブログ作成に費やしたがやはり考えは変わらなかった。

下2頭に関しては異論が無いと思われる
が上2頭に関しては異論ある人が多いと思われるので、説明をさせて頂く。

ブレイクランアウトは共同通信杯で勝ってNHKマイルCへ、そしてダービーに進んだ。NHKマイルでは脚を余して負けた。マイルC予想ではもちろん間隔が開いていたので実力を差し引いても十分に消すことが出来た。ただ一叩きしたというのと、NHKマイルC→ダービーというルート、皐月賞→ダービーはG1を経由して行くという点では共通項がある。その点が気にかかった。

母父フレンチデピュティも気になるところだし、中距離中心のローテーションでもダービーで勝負になるというのは王道がそうであるのだから、十分だ。

次にジョーカプチーノだがNHKマイルCで2番手から堂々と抜け出して、キンカメに匹敵するタイムで勝ったという点と血統で父マンハッタンカフェという点。血統背景はオークスで十分に証明されている。ただ使ってきたローテーションが全部という点が不安としてあげられるだろう。去年のディープスカイもそうだったし…。

ジョーカプチーノで不安なのは寧ろ騎手かもしれない。藤岡康騎手は大舞台経験がベテラン騎手に比べて、少ない。腕はG1を最近勝ったことで少なくともそれ相応にあるということはわかった。

4頭の中では一番不安要素が多いジョーカプチーノだが頭で勝負できる価値は自分の中では十分にある。

ブレイクランアウト
ジョーカプチーノ
セイウンワンダー
アンライバルド

以上の4頭のいずれかで勝負する。


ここからはどうでもいい話。

ダービー予想をここまで考えて、表現下手ながらデータ傾向を基に予想してきた。正直天皇賞以上に記事と予想に真剣になりすぎたかもしれない。間違いなく去年のダービーよりは本気出しているし、真剣だろう。

ダービーは馬関係者の最大の目標。

日本一の3歳馬
日本一の馬主
日本一の調教師
日本一の厩務員
日本一の騎手

そして我々競馬好きはダービーを的中させるための日本一の予想をする。

自分は今まで天皇賞こそが最高のレースという認識だったが、今年のダービーで色々考えてその考えは改めるべきかという位までになった。

そして自分はその日本一のレースを見に行く。


第76回日本ダービーを…。

ダービーの展望と予想(中篇)

2009年05月31日 03時20分19秒 | 次レースの展望(個人的備忘録)
万:さてカプチーノが飲み終わったところで中編に進もう。

虎:後編じゃないのかよ!

万:さっき委員長が気になっていた距離と府中のコースの適性について、のべることがあるからだ。後編で予想をする。

●距離と府中適性について
【過去10年】

【出走馬】

万:これが『皐月賞⇒日本ダービー』が十分に可能という答えだよ。

虎:???

万:2400m実績がなくても十分にダービーで通用するということの。過去10年で2400m経験があった馬で複勝圏内に入っているのは30頭中4頭、勝ち馬は2400mの経験がない。馬関係者が目指すのはダービーだが、実質的な目標は皐月賞ということだよ。

虎:確かに複勝圏内に入った30頭中26頭が2000mの経験ありで、24頭は複勝圏内に入ったことがあるなあ。1800m経験でも大丈夫そうなのは、皐月賞に距離が近いからということか?

万:そうだと思うよ。以前jinさんが『ダービートライアル、皐月賞』と言っていた理由がようやく分かったし、『ダービーは運がいい馬が勝つ』という意味もわかった気がする。皐月賞が実質的な目標で、ダービーはその延長にすぎない。皐月賞からダービーの間はいかに順調に過ごすかが重要ということだ。それがうまくいくのもうまくいかないのも運次第。こんなところか・・・。

虎:皐月賞が『センター試験』で、ダービーは『東大入試』みたいなものか。確かにその間は新しいことをするよりは東大入試に備えてベストな状態を維持するほうが重要だしな。ただ思うが『NHKマイルC⇒ダービー』は可能なのか?

万:十分に可能だと思うよ。過去にもそういう馬はいたし、その答えは先週出ているし。

虎:オークスか?

万:オークスの前走で有利なのは距離がオークスに近くて、コースが同じのフローラSでなくて桜花賞ということからだよ。『NHKマイル⇒ダービー』と『桜花賞⇒オークス』は距離も格も同じだ。十分に可能と思ってもいいんじゃないのか?

虎:ジョーカプチーノは1600m以上走ったことないぞ、それでもか?

万:それを言われると確かにそうだ。ちなみに去年のディープスカイはダービーまで2000m以上で複勝圏内はなかったが1800mでは重賞勝ちがあった。2000mで負けているのは未勝利戦。しかも掲示板外。それで目標を皐月賞でなく、NHKマイルに絞ったんだろうね。それからはアーリントン⇒毎日杯と1600~1800mを集中して走って、NHKマイルCを勝ってダービーに挑戦して変則2冠。

虎:ジョーカプチーノは短距離戦ばかりだな。重賞勝ちもファルコンSという1200mの重賞。

万:そこから目標を皐月賞でなくNHKマイルCにしたんだろうね。もし1800mの経験がないとしてもダービーでも十分に通用することもあると思うよ。

虎:なんでだ?

万:桜花賞⇒オークスの路線だって1800mを経験していない牝馬が多くいて、それでも勝っているという傾向だからだよ。

虎:牝馬と牡馬は・・・

万:確かに違う。マイル戦なら牝馬も牡馬も変わらないが、延びれば有利なのは大体の場合が牡馬。そうなるとジョーカプチーノの参戦は非常に面白いと思っている。

ダービーの展望と予想(1)(前編)

2009年05月31日 02時33分01秒 | 次レースの展望(個人的備忘録)
万:さて金鯱賞もはずしたところで次はダービーだ。

虎:平然と言うな!

万:まあそういうな。で過去10年の詳細なのだが編集作業を自重しなくなったら「我々の会話なしでも成り立たない?」というようなことになってしまった。やりすぎると我々が空気になるのもちょっと考え物だ。

虎:(別に俺はどうでもいいけどな)

万:明日は多分緊張で記事を更新するところじゃなくなると思うので、過去10年のデータ傾向と今回の出走馬を照らし合わせて、予想もしてある程度まで絞り込んでしまおうと思う。

●前走について
【過去10年の前走】

【今回出走馬のデータ】

万:前走については皐月賞組とNHKマイルC組が7割を占めるというのは前回のダービー記事でもわかるとおりだ。

虎:後はトライアル組ということだな。

万:そうなんだが、自分はあくまでも単複勝負なので最終的には1頭にする。だからここは思い切ってというわけではないが、ここでは前走NHKマイルCと皐月賞以外の馬は全部きってしまうことにする。

虎:となると残る馬は、ロジユニヴァース、フィフスペトル、ナカヤマフェスタ、ブレイクランアウト、ジョーカプチーノ、セイウンワンダー、リーチザクラウン、シェーンヴァルト、アーリーロブスト、トライアンフマーチ、アイアンルック、アンライバルド・・・12頭か・・・それでもなかなか絞れないな。

万:この中だと皐月賞までに順調にこられなかったナカヤマフェスタや、リーチザクラウンあたりはやや不安だろうな・・・。

虎:あとNHKマイルC組をどう見るかだな。お前が言っていた今回のNHKマイルCは『劣化型皐月賞』なのか『強化型皐月賞』といったらどっちだと思っているんだ?

万:自分は今回のNHKマイルCは『強化型皐月賞』だと思っている。勝ち時計もそうだが、負けた原因も脚を余したという原因や不利をこうむってとか原因もはっきりしている。だから負けたアイアンルックにしろブレイクランアウトにしろ巻き返しの可能性は十分にあると思う。

虎:距離についてはどうなんだ?

万:これは後ほど説明する。次だ。

●キャリアについて
【過去10年】

【出走馬】


万:大体4~7戦が理想。最近はキャリアが多くても好走する例がある。その場合は重賞をどれくらい走っているかも確認するべきだ。この中でまず斬る要素があるのは1勝馬、2勝馬の場合は重賞勝ちがあるか否かで取捨選択する。3勝でも重賞勝ちがなければやや割り引くべきだと思っている。

虎:マッハヴェロシティとトライアンフマーチは1勝馬だから消しか。

万:しかしこれにおいては斬る要素というのは結構少ないな。

虎:ジョーカプチーノは年明けで6戦だぞ。

万:重賞3つ使って2勝しているから去年のディープスカイの例と同じようなパターンだ。ここで斬る必要はまだない。あと斬る要素があるとしたら2勝馬だがキャリア11戦はオーバーしているからトップカミングは斬りで行こう。次のデータだ。

万:重賞未経験馬はフサイチコンコルドという例外があるが原則は斬りで行けばいいが、今回出走する馬で重賞未経験馬がいないのでこれは飛ばしていこう。次だ。
●重賞実績
【過去10年】

【今回の出走馬】

万:重賞勝ちのない馬がダービーを勝ったのは自分の知っている限りでは96年のフサイチコンコルドくらい。これは例外と割り切ると重賞勝ちがない馬は斬るべきだと考える。

虎:トライアンフマーチ、トップカミング、マッハヴェロシティ、ケイアイライジンの4頭は斬りだな。

万:あと2歳でクラシック候補と期待されながら3歳で結果が出せていない馬も割引くべきだと思う。

虎:2歳重賞勝ちしかない馬とかか・・・

万:フィフスペトル、ナカヤマフェスタ、シェーンヴァルト、あとダート重賞勝ちのゴールデンチケットあたりは少し割引く必要がある。

虎:セイウンワンダーやブレイクランアウトは?

万:セイウンワンダーは皐月賞で複勝圏内に入っているし、ブレイクランアウトは3歳重賞を勝っているから割引く必要はないと考えている。さていったん休憩して後篇に進むとしよう。カプチーノが飲みたいな…。

金鯱賞の予想&乾坤一擲!

2009年05月30日 15時32分35秒 | 勝負馬券(『乾坤一擲!』)
傾向とデータを調べて狙いは迷うことは殆ど無かったのだが、出走馬と枠順をみた瞬間正直迷い始めた。

重賞実績馬が少ないから荒れそうな雰囲気、また実績馬も休み明けだからそのまま受け取っていいかわからない。

候補馬は

サクラメガワンダー
ヴイクトリー
インティライミ

その中で、休み明けだが実績馬のインティライミを選んでみた。

相手がサクラメガワンダーかスマートギア位だから勝ちもあるのではと思い複勝50を単勝10-複勝40にした。

インティライミ【単勝10-複勝40】

金鯱賞の展望(2)

2009年05月30日 03時05分29秒 | 次レースの展望(個人的備忘録)
万:さて金鯱賞の展望の続きに行くとしよう。まずは過去10年の複勝圏内に入った馬のデータ傾向を見てみよう。


万:まあこれは前回の金鯱賞のデータをちょっと掘り下げたにすぎない。こうしてみると結構名が通った馬が多いことに気がつくと思う。

虎:メイショウドトウ、ツルマルボーイ、タップダンスシチー、エイシンデピュティはここを足掛かりにGⅠ馬になっているしな。ということは重賞実績がある馬の方がいいということだな。

万:ということで次のデータは複勝圏内に入った馬のGⅠ成績とGⅠ以外の重賞成績を表した図だ。


虎:1着馬は過去に重賞を勝っている実績があるな。

万:2着までに入っている馬でも去年のマンハッタンスカイを除いては全部重賞馬だし、そのマンハッタンスカイも重賞連対(08新潟大賞典2着)の実績があるし、3着以内に入っている馬は最悪でも重賞で複勝圏内に入っている。99年3着のステイゴールドみたいに重賞勝ちがないのにGⅠで2着が3回もあるとか、00年のラスカルスズカも重賞勝ちはないが、重賞やGⅠで連対実績がある馬もいる。

虎:ここでの選ぶポイントは

◎重賞馬(できれば直近の重賞)に越したことはない。
◎重賞勝ちがなくてもGⅠで連対や複勝圏内と健闘している馬なら警戒、最悪でも重賞で複勝圏内に入っている馬を候補として選ぶ。

こんなところか・・・・。それと以前『距離適性よりコース適性』で選ぶ方がいい場合もあるとか言ってたよな?この場合はやはり中京コースで慣れている馬を狙うという手も考えられないか?

万:たしかにそういう手もある。自分も勝負する際に選択の決め手となることだが、『距離適性よりコース適性』ということでそのコースを得意そうな馬や実績がある馬を狙うことがある。

虎:中山巧者のマツリダゴッホやアメリカンボス、函館巧者のエリモハリアー、小倉大好きのメイショウカイドウとかいるし、コース適性はある程度あてにはできそうだな。

万:だがこの場合はちょっと違うかもしれない。こっちの表を見てもらうか・・・。


万:上の表で見る限りでは30頭中14頭・・・重複の馬がいるから実質26頭、そのうち約半分の馬が中京コース始めてとか、中京コースで複勝圏内に入ったことがなかった馬だ。

虎:複数勝っている馬は以前金鯱賞を勝った馬ばかりだもんな・・・。

万:こういう傾向の時は『格>コース』とみた方がいいこともある。さて早速上のデータ傾向を今回出走する馬と照らし合わせてみるとしよう。


万:まずは枠順と前走成績だ。今回人気になりそうなのは京都記念2着のサクラメガワンダーだろうな。あとは武豊騎手が乗るスマートギア、あとは復活の兆しが見えてきた07年皐月賞馬ヴィクトリー、牝馬で参戦するベッラレイア・・・。

虎:それにしても前走成績であてにできそうな馬がいないなあ…。

万:今年は大阪杯からここに参戦した有力馬がGⅠなどに出走してあまりいないし、前走OPや1600万条件から挑戦できるというメンバーからそう言えるだろうな。

虎:有力馬が休養明けで挑むとかローテーションで問題がありそうな馬が多いな・・。

万:では次の表に移ろう。


万:これだけだと正直表現に困るのだが、GⅠ実績から言うとサクラメガワンダーが全部着外だが経験が豊富だ。

虎:シャドウゲイトやインティライミ、ベッラレイアも経験では豊富そうだし、結果もそれなりには出しているぞ。

万:ただシャドウゲイトは07年の実績がほとんどだし、インティライミは宝塚記念で複勝圏内があったものの休み明け、ベッラレイアは牝馬限定戦でのものだから過信はできない。ということ詳細を次の表に表してみた。次の表は重賞成績と中京実績だ。


万:上の顔芸2人のコメントどおり直近重賞での実績馬がサクラメガワンダー、サクラオリオン、マンハッタンスカイしかいない。サクラメガワンダー以外はハンデ重賞で挙げたもの。ただ過去の傾向からは重賞勝ち馬はハンデ・別定は不問なので軽視はしない方がいいというくらいで構えた方がいいが、過剰な期待はできない気もする。

虎:中京実績もあまり参考になりそうにないなあ…。中京で2勝以上上げた馬が今回出走しないしな…。

万:ということで次の記事で予想をあげるとしよう。

虎:ちょっと待ってくれ。

万:どした?

虎:前の記事で金鯱賞で連対した馬は次の年でも好成績を上げる傾向があるといっていたが、今回は去年2着のマンハッタンスカイが出走する。傾向からするとマンハッタンスカイは今年好走するんじゃないのか?

万:そう思って調べてみた。この表を見てくれ。


虎:過去に金鯱賞で連対した馬が次の年にする馬のデータだな。

万:ツルマルボーイ、タップダンスシチー、ローゼンクロイツの金鯱賞から次の年の金鯱賞までの成績を調べてみたら共通点があった。

虎:GⅠに出走しているということか?

万:そう。ツルマルボーイ、タップダンスシチーはそのあとGⅠ戦線でも好勝負を演じている。ローゼンクロイツはGⅠではだめだったが、格が落ちるごとに戦績が上がってきた。

虎:ほかの馬は1年で5戦以内なのに、マンハッタンスカイは14戦と3倍に近いレースをしているな。

万:もし実力がそれなりにあればその間にGⅡ1つは勝てるだろうし、最悪連対はする。重賞で連対すれば本賞金を半分以上は加算されるから条件を選んでコンスタントに使うローテーションも組めるのだが、それができないから14戦も使っているということになる。だからマンハッタンスカイは傾向だけで狙うと危険な気がする。

虎:むずかしいな・・・。

万:さて今回の記事などを踏まえた予想を土曜日に出そうと思う。

虎:もう土曜だ!さっさと寝ろ!!

ダービーの展望(1)『いつもの』~自重しなくなる表作成~

2009年05月29日 01時06分09秒 | 次レースの展望(個人的備忘録)
万:さて今日はダービーの展望ということで、まずは『いつも』のデータ傾向に行きます。

虎:前走成績、前走着順、キャリアとかだな。オークスの時みたいに複勝圏内入った馬は全部3歳馬だというのはやめておけよ。

万:なんだ「30頭全部3歳牡馬」だって言ったら「牝馬が1頭いるぞ!」と突っ込もうとしたのにな…。

虎:それくらいはわかるわ。

万:まずは前走成績だが・・・。

虎:その前に…こいつ誰?

万:自分。

虎:「嘘だっ!!」

万:それは冗談として戦国武将で長宗我部信親。四国の戦国大名の長宗我部元親の長男だ。某信長の野望のゲーム画面から写メで撮った。まあ詳細は名前をクリックしてくれればいいとして・・・。

虎:本題に戻るぞ。前走皐月賞組が30頭中16頭か。オークスの時みたいに前走桜花賞組が好走しやすいのと同じようなものか・・・。

万:まあそうだね。最近はNHKマイルC⇒ダービーという変則2冠を狙ってくるローテーションもある。前走皐月賞とNHKマイルCを合わせると21頭。複勝圏内の7割がこれを占めるということになる。次は前走着順についてだ。

虎:荒れる傾向の少ないダービーだけあって前走成績もしっかりとしているな。

万:まあ好成績を出せないとダービーに出られないというのもあるけどな。前走着外で出てくる馬っていうのは前々走以前に重賞馬だったりすることがあるからそれなりに強い馬であるということが推測される。大体の場合は皐月賞やNHKマイルCの場合が多い。ということで次は前走皐月賞組の詳細についてみてみよう。

万:上の着外のデータと照らし合わせても何ら遜色がない。巻き返しがあるとしたら皐月賞かNHKマイルCからの馬のほぼどちらかになる。

虎:しかしオークストライアル同様にダービートライアルの青葉賞とプリンシパルSが空気と化しているぞ。

万:皐月賞トライアルを潜り抜けて強豪とやりあう皐月賞と、コースは最適だが皐月賞ほど強豪がいないダービートライアルの違いだろうな。青葉賞は、コースはダービーそのままなのにダービーで1着馬が1回もないというのはその壁がいかに大きいかを表していると推測ができる。それを表す文献があったので紹介をしよう。

『トライアルで権利を取って最後に滑り込んでくる馬は、強そうに見えても、やはり王道を来た馬にはかなわないことが多い。そういう馬たちは、さんざんに負け続けてきた馬たちを相手にやっと勝ち、500万クラスでも、嫌というほど走っても勝てないような馬たちを負かしてトライアルに出てくる。だからちょっといいところのある馬ならそのトライアルも鮮やかに勝つだろう。だけど、王道から来た馬というのは、その何か月も前に500万クラスを勝って、皐月賞にも行って、確かに皐月賞ではボロボロになったかもしれないが、トライアル組は、そんな馬たちにコテンパンに負かされた馬たちを負かして出てきたにすぎない。だから本番では同じようにコテンパンにやられることが多い。』

とまた藤沢先生の文献『GⅠの勝ち方』からダービーの項から引用させてもらった。

虎:中学で真ん中レベルが一流高校に辛うじて合格したはいいが、レベルが高すぎてその高校では下のほうにいるというようなものか?

万:まあ間違った表現ではないとは思う。ダービーは馬関係者の最大の目標。馬関係者にとって最高の名誉のダービーに手が届くかも、といったら0でない限り…いや0であったとしても機会があれば挑戦するものだ。距離適性もローテも関係なくね。

虎:その文献で紹介されていた王道というのは何だ?

万:以前皐月賞の記事でも紹介したと思うが、これだ。

虎:これが『王道』というか?

万:ステップレース、トライアルで絞って、残った18頭が皐月賞に出る。皐月賞からは上位4頭、青葉賞からは上位3頭、プリンシパルSからは上位2頭の合計9頭にダービーへの優先出走権が与えられる。これに関しては重賞何勝していようが、合計で1勝しかしていなくても全く関係ない。

虎:あと9頭は?

万:獲得賞金順。その年のレベルにもよるが重賞1勝していればダービーにはほぼ出られるし、重賞2勝していれば出られる確率はさらに高くなる。ちなみにダービーへの道筋も示しておこう。

万:字の太さは重要度を表していると思ってください。

虎:お前が考える重要度の高さは前走皐月賞かNHKマイルCということだな。

万:皐月賞はさっきの説明のとおり、NHKマイルCは東京のタフなコースとGⅠと言う格の重さだ。NHKマイルCはレベルが低いといってもGⅠはGⅠだ。それなりのレベルが集まってくる。年のよっては『劣化型皐月賞』と考えてもいいし、『強化型皐月賞』と考えられる場合もある。

虎:02年のタニノギムレットは皐月賞⇒NHKマイルC⇒ダービーだし、04年のキングカメハメハ、去年のディープスカイは毎日杯⇒NHKマイルC⇒ダービーで勝利だったな。

万:ギムレットやキンカメの調教師である『MA☆TSU☆KU☆NI』の管理馬はNHKマイルC⇒ダービーというローテで進むことが多い。種牡馬になったときの価値を高めるという意味でね。

虎:☆は自重しろ!どっかの「軍☆神」とか「関☆羽」のトラウマを思い出す。

万:最後にキャリアについてだ。

虎:ダービーの前走までにどれくらいの数のレースを走っていたかということだな。

万:まあデータでみる限りでは4~7戦が理想ということだ。

虎:4戦だとどういうローテーションでくるんだ?

万:たしかディープがキャリア4戦だったが・・・。

虎:どっちのディープだよ!!

万:凱旋門賞で失格になった方のディープ。

虎:(明らかに競馬ファンの半分を敵に回す発言だよな。3冠馬のほうとか、GⅠ7勝の名馬とか、伝説の末脚のほうとか表現の仕方などたくさんあるだろうが!)

万:ディープは新馬戦⇒若駒S⇒弥生賞⇒皐月賞と4戦で進んできた。こういう強い馬なら順調に勝ち進んで王道中の王道を進むことが可能だ。

虎:まあさっきの皐月賞のローテだと3戦はステップ⇒トライアル⇒皐月賞なわけだから仮にキャリア6戦だと、あと3戦走っているということか。

万:新馬戦⇒500万⇒OPとかね。それで後はさっきの王道を順調に進めばキャリア6戦ということになるね。

虎:ちなみにもう1頭のディープの方は?

万:キンカメと比肩する変則2冠を達成して、天皇賞ではウオッカやダイワスカーレットと死闘を演じたディープスカイのことだな。

虎:(もうイヤだ、このブログ…)

万:ディープスカイは新馬戦⇒未勝利⇒未勝利⇒未勝利⇒未勝利⇒未勝利・・・。

虎:いやいやいや・・・冗談だろ?

万:いや本当。初勝利まで6戦かかって、そのあと500万条件2着で、アーリントンC3着・・・。

虎:ちょっと待てよ…。本当かよ?この成績。

万:そのあと毎日杯、NHKマイルCと連勝してダービーも勝った。

虎:ダービー前走まで10レース走っているじゃねえか!これは例外というべきなのか?

万:たしかにキャリアが多すぎると疲れがあるから不安かもしれないが、キャリアは多いが重賞を連戦とかで中身が濃い場合は逆にそれが強みになる場合もあるということだろうな。ただ単に500万うろうろして最後の最後でトライアルでかろうじてというのと、ディープスカイみたいに最後の最後で歯車がかみ合って軌道に乗ったというのは別ということだろうな。

虎:そういえば話は変わるが・・・。

万:うん??

虎:ダービーの枠順が発表されたぞ。

万:ほうほう・・・どれどれ。

万:!!

虎:どうした?

万:アンライバルト\(^O^)/<オワタ

虎:ダービーは終わってもいねえし、始まってもいねえよ!いい加減にしろ!!

金鯱賞の展望

2009年05月28日 02時16分54秒 | 次レースの展望(個人的備忘録)
万:さて水曜日で約束通り記事を上げられてほっとしたわけだが・・・。

虎:嘘つけ!!どう考えても日付変わっているだろが!

万:いやいや、私の中では自分が就寝した時が1日の終わりであるからまだ5月27日は終わっていない。鉄道も12時で終わるのではなく、終電で1日を終えるのと同じ論理である。

虎:(言いくるめやがって・・・)まあ今週はダービーということでスポーツ新聞などでもダービー特集が取り上げられて盛り上がってきているな。ダービーでいい記事を書いて、予想も当たれば新聞の売り上げにつながるから競馬新聞にしろ、スポーツ新聞にしろ気合が入っているな。

万:ブログだって同じことだよ。PCや携帯検索で興味本位で『ダービー』とか『競馬』とか調べたらいろんなブログやブログ記事が出てきて注目されるから、いい記事を書いて少しでもブログの知名度を上げていきたいと気合入れて書くものだよ。

虎:そういえばお前はブログ仲間の人たちと予想対決をしているんだよな。

万:東京開催のGⅠ5レースと任意レースでの回収対決。安田記念までに一番回収が多かった人が勝利で、勝利者は他の方々から勝利者のブログの提灯記事をかいてもらうというものだ。まあブログ管理者にとってブログの知名度が上がるというのは何よりもうれしいことだしね。

虎:で今現在、お前の成績は?

万:3着。

虎:いいところつけてるな・・・。

万:いや全部不的中。3着同着の人もいる。ちなみに自分の戦績は

天皇賞【春】 アサクサキングズ 9着
NHKマイルC フィフスペトル 5着
ヴィクトリアマイル ザレマ 4着
オークス ブロードストリート 4着

虎:うわ・・・見事ないまいちっぷりだな。

万:今トップが天皇賞(春)とNHKマイルC的中の『13は穴の香り』の走るスンビランさんで、2着が桜花賞を的中の『わが愛馬が凱旋門賞を制覇するまで』のモンジューさん。前回・前々回の覇者のjinさんや、それにtak‐nさんイタ近さんもダービーで勝負をかけるからまだまだこれから、自分もダービーと安田記念でせめて一矢は報いたいものだ。

虎:単複だけじゃ全部あてても負けるんじゃないのか?

万:自分のフォームを崩すとその後の反動も怖いから自分のフォームで強者にどこまで立ち向かえるか、人の考え方を大いに学ぶというのが勝ち負けなしにしても大いに意義がある。勿論勝てれば一番うれしいが自分としては「万世ここにあり!」という強烈な存在感をいろいろな場所に見せつけることができればブログとして十分に勝利といえる。

虎:ふ~~ん。

万:さて早速展望と行きますか?まずは土曜日の古馬重賞にして宝塚記念の前哨戦の金鯱賞。

虎:ダービーじゃねえのかよ!

万:自分のスタイル、自分のスタイル。ダービーはいつもの記事は出来上がっているし、あとは細かい分析と文章構成だけ。まずはいつもの分析から

虎:はいはい・・・。


虎:メトロポリタンSって重賞だっけ?

万:東京のOPクラスのレースだね、ダービーと同じコースの。でも去年も重賞級のアルナスラインが楽勝したレースでもあるからそれなりに強い馬も集まってくる。あとは天皇賞(春)、大阪杯、新潟大賞典といったとこか・・・。

虎:前走有馬記念は不安要素を表しているが、休み明けは不安ということを示しているのか?

万:別定重賞の場合は有力馬なら休み明けでも平気で走るケースが多い。天皇賞(秋)でのダイワスカーレットがそうだったし、毎日王冠でのスーパーホーネットやウオッカもそうだった。だがこのデータは絶対評価をすると痛い目にあうという意味で赤くして置いた。。

虎:確か前走有馬記念で来た馬ってタップダンスシチーだったよな?

万:そう前走有馬記念の2勝は2つともこの馬。だから前走有馬記念で評価するのはなくタップダンスシチーという馬を相対評価しないといけないわけだ。この表を見て「前走有馬記念の馬は走る」と勘違いするといけないから前走有馬記念は「注意」という意味を含めて赤く塗っておいた。

虎:でお前が「好材料では?」という意味で青く塗ったのは大阪杯。

万:これはローテーションも関係する。このレースを使うということは宝塚記念に行くという意思表示もあるということが考えられる。つまり

(1)大阪杯⇒金鯱賞⇒宝塚記念
(2)阪神大賞典or大阪杯⇒天皇賞(春)⇒金鯱賞⇒宝塚記念

の場合が多い。(1)の場合は宝塚記念一本に絞っている場合が多いし、(2)の場合は天皇賞でしくじった馬が立て直しの意味で使うケースがある。(1)だと距離が2000⇒2000⇒2200。と一番距離の誤差が少ない。自分は今年の大阪杯を見てアドマイヤフジやドリームジャーニーは(1)のルートで行くと思った。

虎:あとは2000前後の重賞を使っていることが望ましいということか。

万:そうだね。新潟大賞典は直線長いから、直線短いほうがいいのではという先行馬が参戦することがある。2つ目の表で示した通り前走着順は上の方に越したことはない。だが着外からの巻き返しもある。この場合は大体が重賞やGⅠであることが多いので前走のレースに注目するべきであろう。では次に移ろう。

虎:見ての通りだな。上位人気がそのまま占めている。複勝圏内30頭中19頭が3人気までか・・・。

万:単勝なら9割が1~3人気だな。有力馬も集まって人気が割れるから、単勝勝負なら結構面白いことになりそうだ。

虎:ただ6人気以下も2・3着で絡んできているしな。去年は11人気のマンハッタンスカイが来た。

万:まあこのデータからは人気馬は実績を十分に調べてから勝負といえそうだな。次のデータに行こう。
 
虎:まあセオリー通り4・5歳の働き盛りがやはり上位を占めているな。だが、7・8歳でも勝ち馬がいるから侮れないということか・・・。

万:半分は当たっているが…。

虎:うん??どういうこと??

万:次のデータを見てほしい。

万:このデータは金鯱賞で連対した馬が次の年にまた連対したことがあるというのを表したものだ。

虎:タップダンスシチーは3連覇か。

万:ほかにもここには書かなかったが、99年の勝ち馬ミッドナイトベットは98年では2着になっている。まあ98年はあんな化け物がいたわけだから2着も仕方ないわけだが・・・。

虎:7・8歳の1勝はタップダンスシチーが1頭で上げたものってわけか・・・。

万:7・8歳が侮れないというのは間違ってはいない。ただ絶対評価ではなく馬自身を相対評価で見ないといけないというわけだ。実際今年のアンタレスSではデータ上は7歳以上は馬券絡みはないだったが、7歳のワンダースピードは2着だったし、マイラーズCでも8歳以上は馬券絡みはないデータだったが、8歳のカンパニーは2着にきたことからもわかると思う。

虎:じゃ原則は4・5歳の馬を狙ったほうがいいというわけだな。

万:人気からもわかるとおり実績のある馬ならそういう方向で行くのがいいだろうな…。次の記事では過去10年の複勝圏内に入った馬の細かい分析に行ってみることにしよう。最後に『伝説の金鯱賞』の動画です。

サイレンススズカほど記憶に残る馬はいなかっただろうな…。

総統閣下、なにやってるんすか?

2009年05月26日 02時09分28秒 | 競馬に関する雑談
まあ某動画などでも競馬予想の動画があって、自分も動画作成能力があれば『遥かなる競馬シリーズ』のうp主さんみたいな予想動画とかつくりたいですよ。

とタグで『競馬』で調べたらこんなものが…。

総統閣下が最近の競馬番組について語るようです


総統閣下、地下の大本営でなにやってるんすか?(笑)

オークスの個人的な感想

2009年05月25日 18時05分51秒 | レースの結果と個人的な感想
オース中はずっとブロードストリートに注目していたが、位置取りも自分がほとんど想像通りの位置取り。中団から少し後ろでレッドディザイアとジェルミラルをマークするような感じでレースを進めていた。前半のペースは61秒という理想のペースで、4角で外にいたブロードストリートは直線でいつの間にか内に切れこんで追い込んできたのにはすごく驚いた。正直3着には入れると思っていたが・・・。

上位2頭の走りについては今更自分が語るまでもない。レッドディザイアについてはキャリアの浅さから馬込みで競馬をしたら怖気づいてしまい桜花賞のような走りはできないであろうと自分は踏んでいて「キャリア4戦でオークスで好戦できると思うなや!」と思っていたが結果的に内から馬込みを割って出てきて直線で先頭に立って、ブエナビスタに鼻差で先着を許す以外の馬には先着を許すすきを与えていない。その走りをみて、自分の節穴っぷりに穴があったら入りたい心境になった。

勝ったブエナビスタは、内から馬ごみを割って最短コースでほぼ完璧な騎乗をしたレッドディザイアの四位騎手とは裏腹に、安藤勝騎手に少し迷いがあった騎乗だというのを知って逆に驚いた。外に出すか内にいくか戸惑いがあったとか・・。

「安藤勝騎手のような名手でも迷うことがあるのか・・・」と少し安心したようなしないような・・・。安藤勝騎手ってそういう緊張が見られないしね。

ブエナビスタは正直牝馬3冠云々よりは凱旋門賞いってもらいたいものです。

レッドディザイアは「なぜ私を誕生させながら、ブエナビスタまで同じ時代に生まれさせたの?」と嘆いていそうだ。(どこの周喩だ)

1年遅く生まれても・・・1年早く生まれてもよかった・・・。2006年に生まれなければ。今年のオークスを見て本当にそう思った。

あとは長距離血統や経験がそのまま生きるはずがないと踏んでディアジーナとハシッテホシーノを軽視したのは正解であったのは救いである。4頭にしぼって一番最初に切ったのはディアジーナで次にダノンベルベール。最後にジェルミラルとの2者1択になって、スイートピーでの抜け出しが決め手でブロードストリートを選んだが、及ばなかった。

自分の東京のGⅠの予想結果が5着(NHKマイルC)⇒4着(ヴィクトリアマイル)⇒4着(オークス)と馬主孝行的な成績に少し苦笑いでした。

来週はダービー、金鯱賞、目黒記念と大忙しな競馬ウィークになりそうです。
ブログ予想記事の優先は勿論ダービーで、次に金鯱賞。目黒記念は予想だけということになると思います。

ここ1週間のラインナップは

水曜日・・・金鯱賞(と目黒記念)の展望
木曜日・・・ダービーの展望
金曜日・・・枠順とダービーの展望と金鯱賞予想
土曜日・・・金鯱賞の乾坤一擲!と日本ダービーの予想
日曜日・・・日本ダービーの乾坤一擲!と目黒記念の乾坤一擲!

の予定で行こうと思います。(いけるかな・・・)

オークスの予想

2009年05月24日 13時44分07秒 | 競馬予想
さてオークスの自分の本命馬を絞るわけだが、考え方は二つある。

(1)ブエナビスタで勝負する。
(2)ブエナビスタ以外で勝負する。

正直単勝オッズは1.6倍だと思っていたのでそのあたりならブエナビスタの単勝という選択肢もあったが1.5倍。桜花賞には及ばない1本かぶりだが、「1本かぶりには原則はほかの馬で勝負」という当ブログの方針により(2)という選択肢を選ぶことにする。

正直ブエナビスタに勝つのは困難である。
脅威は末脚だとすると、万が一可能性があるならブエナビスタが差し損ねること。

前に行く馬か好位で勝負できる馬で勝負をすることになる。

キャリアと荒削りの部分からレッドディザイアは見送り。ハシッテホシーノは距離経験が強調されるが500万条件でのもの。過剰期待のような雰囲気でもある。距離経験や長距離血統で期待された馬は穴人気で期待されたが結果は出せていない点もあるので過剰期待は禁物と見るが、ディアジーナは重賞3つですべて連対して東京コースでの実績は十分なのでキャリアもそうだが過剰期待とはいえそうにはないので候補には入れておく。

あとは桜花賞組から順当に選ぶべきであろう。

ジェルミラル
ダノンベルベール

ジェルミラルは騎手コメントから距離延長は歓迎というのを何回も聞いたし、フェラリーSで器用な部分も見せた。ダノンベルベールは地元関東という点で巻き返しは十分に可能。この2頭だと正直ブエナビスタの前に行くことはきつそうだが、勝負には十分なるとは思うし、スイートピーSからの臨戦だがブロードストリートも勝負にはなると思う。スイートピーSはドングリの背比べで人気が割れる傾向のあるレースが多い中2倍を切る人気で勝っているので実力は相当なものだろうと推測はできる。

アグネスタキオン産駒をえらぶことになったがこういう舞台には向いていそうな感じもする。

ということで今回は(10-20)か複30のどちらかになると思うが、

ディアジーナ
ダノンベルベール
ジェルミラル
ブロードストリート

の4頭で勝負をしようと思う。

オークスの展望(4)~データの照会~

2009年05月24日 03時23分09秒 | 次レースの展望(個人的備忘録)
万:さて最後になるが、早速萃めたデータを今回の出走馬に照らし合わせてみよう。まずは完全に遅すぎだが枠順と前走と前々走のデータだ。


虎:桜花賞から来ている馬はブエナビスタを筆頭に7頭か。意外と少ないものだな。前々走を見えるとフィリーズRから来ている馬が1頭もいない。

万:まあ4着のワンカラットはNHKマイルC(6着)に出たしな…。桜花賞TR⇒桜花賞の王道を進んできた馬が3頭しかいない。

虎:そうなると期待はブエナビスタと初顔合わせの馬ということになるか?

万:フローラSとスイートピーS組か…。桜花賞が順当だったから意外性ならその2つになるだろうな。でも桜花賞組も距離延長を歓迎する馬もいるし、その裏付けが取れる馬もいるから複勝圏内なら非常に悩むところだ。

虎:次はキャリアだな。ブエナビスタ以外で上位人気のレッドディザイアとディアジーナはキャリアに不安を感じるということか?

万:レッドディザイアは3戦目であれだけの競馬ができたからやはり期待感もあるが、キャリアが少ない分不安のほうが大きい。勢いと荒削りでオークスの距離に挑めるのかという・・・。

虎:ディアジーナはキャリアが多すぎるのが不安点か?

万:ローテのほうが不安。ディアジーナは今年はオークスで5戦目。順調なら3戦、悪くても4戦目でオークスがいいと思っているからだ。

虎:2歳からの王道なら桜花賞TR⇒桜花賞⇒オークスだしな。

万:ただブエナビスタと同様4勝という点と3歳重賞経験(クイーンC、フラワーC、フローラS)という点ではブエナビスタを上回る。重賞着順はともかく、出走が多い馬は好走する傾向もあるしな。次回のダービーあたりでは過去10年のダービー複勝圏内の馬のローテーションも調べてみる必要がありそうだな。

虎:そういうくらいならオークスでやれ!

万:これ書いていて「今度はこういう視点からリサーチしてみよう」とか思うときもあるんだよ。自分もレース毎に進化しているんだよ!!

虎:(どうみても進化しているように見えません・・・本当にありがとうございました)

万:ということで重賞成績表を↓2つにまとめておいたので委員長も目を通しておいてくれ。


虎:そういえばさっき某フジ系列の番組でハシッテホシーノは距離経験がある点で有利だと言ってたが、お前自身としてはハシッテホシーノについてどう思っているんだ?

万:いや・・・どうもせんよ。データ傾向上2400m走ってなくても大丈夫と出ているんだったら距離経験は極端無視してしまっても十分だと思っている。

虎:いや・・・好き嫌いの勘定抜きにしてだ。

万:そういうのを抜きにしてだ。というのは去年の青葉賞で、青葉賞と同じコースと距離経験をしていて、そのタイムが優秀ということでマゼランという馬が1番人気になったんだ。(結果は12着)それでも毎日杯で好走したアドマイヤコマンドにはかなわなかった。距離経験や実績は有利にも見えるが、3歳の時点ではほとんどの馬が経験していないわけだからそこまでそれにこだわる必要はないと思うよ。

虎:500万条件だしね。

万:そういうこっちゃ。まあ府中コースの実績はある程度は評価できるがね。桜花賞上位馬がそろって府中経験ないというのはちょっと見どころかもしれないな。下に一覧をまとめたので目を通しておいてくれ。


万:で次は血統と上がりになるわけだが、正直あんまり言うことはない。

虎:手を抜きすぎだろ!!

万:血統は18頭中10頭がSS系だし、アグネスタキオン産駒が5頭もいる。

虎:マンハッタンカフェ産駒も2頭いる。そういえば最近NHKマイルを勝ったジョーカプチーノはその産駒だ。そういえばレッドディザイアはマンハッタンカフェ産駒か・・・。

万:レッドディザイアは勢いで行けそうじゃね?

虎:さっきと言っていること矛盾しているじゃねえか!!


万:さて最後になるが、こちらの表も目を通してもらおう。

万:これは2008年~先週までのGⅠの騎手成績だ。天皇賞では長距離実績ということで長距離レース一覧を作ったが、もしかしてこれも必要になる時が来るかもと思い、終わった後についでに作ってみた。

虎:ここで何で騎手成績が必要になってくるんだ?

万:普通のレースには強いが、大舞台になると急にプレッシャーで弱くなるというのもあるし、その逆もある。

虎:まあお前なんか大舞台に弱いたちだしな。

万:そ、それをいうな・・・。まあ自分は大舞台には極端に弱いたちです。まあそれはいいとして。となるとGⅠで実績をあげている騎手はこういう舞台でも重圧を感じることなく乗れると推測ができるわけだ。

虎:ちなみに今回ブエナビスタに乗るアンカツさん(安藤勝)はどうなんだ?

万:まあGⅠ成績はダイワスカーレットとブエナビスタくらいだが、カジノドライブでも2着だったし、スプリンターSでは6番人気のビービーガルダンの3着など活躍中。武豊騎手の場合は乗るだけで人気になるという不思議な力を持っているが、ほかの騎手は乗るだけでは人気にならないしね。有力馬に乗ってそれがなおかつ腕のいい騎手だったら人気になるということが多い。

虎:たしか中央に移籍してすぐにGⅠとったんだよな。

万:ビリーヴの03年高松宮記念ね。それに07・08桜花賞、04ダービー、03菊花賞、天皇賞(05春・06秋)、08有馬記念と8大競走制覇にも徐々に近づいているしね。

虎:あと皐月賞とオークスで8大競走完全制覇か。騎手の不安はなさそうだな。

万;逆に武豊騎手は過剰人気にこたえられない傾向がある。まあ今回はツーディズノーチスといういま一つという感じの馬だしな。さて予想は次の記事でいきますか。

虎:いまのところ13人気だぞ。というか武豊騎乗で2ケタ人気ってあったか?

万:武豊から流しておく?

虎:どこのウインズにいそうなおっさんだよ。いい加減にしろ!!

オークスの展望(3)~タイム~

2009年05月23日 16時08分57秒 | 次レースの展望(個人的備忘録)
万:さて展望の第1回で藤沢先生が言っていたうまく走らせなくてはならないと言っていたことの裏付けをデータで取ってみることにしました。まずは過去10年のレースの通過ラップを。



万:上の表が通過ラップで、下の表がそれをそれぞれの分野に分けたものだ。で上の表を見るとしよう。

虎:赤が早いところで、青が緩んでいるところだな。

万:00年・01年で上がり11秒のところに色を塗っていないのは2ハロン-1ハロンという牝馬特有の切れ味を表すので当たり前すぎてわざと塗らなかった。それよりは上がり3ハロンで速いペースを刻んでいるほうがレース内容としては濃いのではないかと推測できる。

虎:06年は前半が赤だな…。

万:ヤマニンファビルがえらい勢いで飛ばしたから前半で58秒というハイペースになった。だから後半でゆるんで、ラスト3ハロンでペースが上がったがラスト2ハロンが12秒台。これは完全なスタミナ比べのレース展開になったということだ。

虎:でうまく走らせないといけないと言っていたことは

万:99~02年でわかるとおり前半でラップが赤くならないように走るということだ。道中で12秒台、13秒台でいかに落ち着かせて走らせるか、そして最後の直線までいかに足を溜められるかということだな。気性が悪いとか、入れ込むというのはやや差し引いてみるべきだろうな。

虎:それはどういうところでみればいいんだ?

万:当日のパドックとか前走以前の騎手のコメントなども参考にしなくちゃならないだろうな…。

虎:あとタイムで参考にできそうなのは上がり3ハロンか…。

万:ということで過去10年の複勝圏内に入った馬の上がりを表にしてみた。

虎:赤が最速で、青が2番目に早い時計だな。

万:レースペースは34秒後半から36秒台だが、個々の馬の時計だとそれよりもはやい。

虎:03年のスティルインラヴとか05年のシーザリオは33秒台だな。ということは上がり3ハロンでいい脚を使えそうな馬を探せばいいんじゃないのか?

万:必ずしもそういうわけでもなさそうだ。下の図を見てほしい。

虎:あるぇ??

万:意外と芳しくない。05年は桜花賞馬不在のオークスで、07年はダイワスカーレット、ウオッカ不在のオークスだった。

虎:「ダービーで狙えるのは皐月賞でいい脚を使って負けた馬」というのを聞いたことがあるが…。

万:その考えが「桜花賞⇒オークス」でも通じると錯覚をしてしまうことがある。やはりこれらの馬は桜花賞でいい着順に入った馬だがオークスではいま一つ。

虎:1着に入った馬でも平気で負けてるんだな…。ダンスインザムードとか。

万:ダンスインザムードはそのころ気性面でかなり問題のあった馬で、4歳になってからはその気性が邪魔をしていい結果が全然出せなかった。牝馬には気性という問題もあるので常に最速脚を使えるわけではない。「打線はみずもの」と同じようなものだ。

虎:そうなのか??

万:先行してその脚を使えるなら気性面の問題はほとんどないといってもいいくらいだと推測できるしね。

虎:それは気性面云々というレベルじゃないような気もするが、まあ上がり3ハロンだけで測れないものがオークスにはあるということか…。

万:さていよいよ明日がオークス。去年は後味が悪すぎる結果だったので今年は後味が悪くならない結果をいのるとしよう。

虎:時計に関してはいやに簡単だな。

万:展開とかは出たとこ勝負という気もするしな。