土肥の港で車中泊をし、翌朝4時に起床。
風は、前日とは打って変わり東寄りの強風に。
勿論、東伊豆へ。
伊豆へ出発する前、自宅でのシミュレーションでは、河津から稲取、熱川までの磯場、ゴロタ場を数か所釣り歩く姿を頭に浮かべていました。
まずは、河津近辺の磯場に。
到着してはみたものの、前日頑張り過ぎたこともあって体が言う事を聞かずに、釣り支度を整えるのも億劫で。
車の中で30分ほども海を観察し、気合いを入れてから鮎タイツを履き込み、磯へ降りたのは6時頃になってしまいました。
伊豆大島
写真では分かり辛いですが、左から利島、鵜渡根、式根、新島、神津、三宅の各島までが肉眼で見えます。
2時間程掛けて、写真の場所まで釣り歩きましたが反応は無し。
ここは本命と目していたポイント、サラシの状態バッチリです。
そして、ルアーを引いてくると。
ナミノハナがパチャパチャと沢山跳び回ります。
「良いんじゃない~」
数投後、ルアーが足元まで来た時に、いきなり来ちゃいました。
ゴンッ、と手応えがあり、竿が一気に絞り込まれました。
待望のヒラスズキ、それも、かなりの良型。
頭の中では既に、「どこで取り込もうか?」なんて・・・。
そんな事を考えた瞬間、フッと穂先が跳ね上がってしまいました。
痛恨の針外れ。
「ア~ッ」と、思わず天を仰ぎますが、悔しがっていても仕方ありません。
あと何匹かいないかなと思いつつ、再びルアーを投げ続けます。
10分くらい後、かなり沖目でヒット。
だけど、何となく違う?
ビビビビッと尻尾を振る気配は?
姿を見るまでもなく、イナダだなと判ってしまい、ガッカリ。
もちろん、何にも釣れないよりは良いんですが。
その場で続けていれば、再びヒラスズキがヒットしてきそうな気配はあるものの、イナダを釣り上げた直後から、海は大荒れの様相に。
磯の先端に立つ事が出来なくなり、残念ですが撤収です。
車までは、健脚なら10分ほどで戻れる距離なんですが・・・。
足の状態があまりにも思わしくなく、30分以上も掛けて、休み休みじゃないと戻れない始末。
「も、ダメッ」
他の場所へ移動すれば、まだまだ竿を振れる所はありますが、体が釣り続行を不可能と判断し、竿を納めました。
自分の体の状態が悔しくて仕方ありません。
その後、堤防のアオリ狙いならと、西伊豆は松崎に回りましたが、竿を振る元気は無く、そのまま帰路に着く事にしました。
松崎にいたのが、14時半頃。
21時には、無事に自宅に到着。
結局、今回の釣行も、予定より1日早く切り上げることになってしまいましたが、
狩野川でスズキは釣れたし、東伊豆ではヒラスズキとのファイトも楽しめました(バラシたが)。
何よりも、青く広大な海を見れたこと、潮の香りを嗅ぎ波の音を聞けたことが、一番の喜びです。
ちょっとばかり、遠過ぎますけどね・・・。
この日のタックル
竿 グランビューS 1304TMHRS
リール セルテート3012H
ライン バリバス16ポンド
リーダー シーガー8号
ヒットルアー ショアラインシャイナーR50 レーザーイワシ
釣果 イナダ 40センチ
バラシ ヒラスズキ×1
走行距離 729キロ