はあ~、これ何の写真だか全然分かりませんよね。
実物を知っている本人にしか分からない写真ですが、
実は僕が過去にルアーで釣った巨大イカなんです。
パネルにした写真の上に、イカを釣る餌木というものを乗せて、
携帯で撮って、ここに載せています。
餌木の尻尾の下に銀色の小さな固まりがあるの分かりますかね?
分かりませんね、やっぱり。
これが中型のリールですので、イカの大きさと対比してみて下さい。
しかし、なんてバカなことをやっているんでしょう
しょうがないです、スキャンもデジカメも持っていないのですから。
携帯にしてもパソコンに繋ぐケーブルを持っていないので、
一度メールで送ってから取り込んでるんです、お恥ずかしい
でも、よくそんな事、考えましたねぇ
そんな訳で丸っきり分からない写真ですので、説明しましょうか。
これはもう4年ほど前になるでしょうか。
磯場から釣った9.6キロと7.4キロのソデイカというイカです。
全長にすると、足の先までが1.3~1.4mくらいあるでしょうかね。
いや、もうちょっと大きいかな・・・。
北陸から西の日本海側や九州地方の一部にいると思います。
呼び名はいくつもありますが、
ソデイカとかタルイカ、アカイカ、ドウタレなどと呼ばれています。
普段は割りと深い海にいるのですが、秋も深まる頃になると、
岸近くの浅場まで産卵に入ってきます。
海辺に近い人などはそれをずっと見張っています(暇人にしか出来ませんが)
そして手カギで引っ掛けて御用となる訳ですね。
大きなものは20キロを越えるイカです。
餌木というのは、一般的にアオリイカを釣る道具です。
たまにこのアオリイカ狙いにも小型(4~5キロ)のソデイカが掛かります。
でも、これを釣ったのは普通の魚を釣るルアーでした。
夜、スズキを狙っていて、ちょっとなにか影のようなものが見えた気がしました。
でも、追ってきません。ゴミか流木か?
そしてその影の前にルアーを落とし、チョンチョンとアクションを加えました。
動きました。そして竿に重さが加わって思い切り合わせました。
次の瞬間・・・
リールから糸が吹き出し、竿は今にも折れそうになりました。
最初はイカだとも思ってませんでした。
とてもじゃないが止まりません。
ワンダッシュで50m以上も糸を引っ張りだしていきますが、
そのスピードといったら、海のスプリンターと言われるヒラマサを上回る速さです。
終いには150m巻いてあった糸が殆ど引き出され、
とても釣れあがるとは思いませんでした。
目の前に寄って来たときにはさすがにビックリ
ブシューっと吹管から一吹きすると、また一気に50mほども走っていきます。
まるでロケット噴射のようでした。
それでも、潜らなかったのが幸いして30分ほどのやり取りの末、
釣り上げることが出来ました。
このイカは必ずと言っていいほど、ペアで泳いでいます。
一杯を釣ったあと、もう一杯のイカが目の前に・・・。
これも釣ることが出来ました。
ちょっと可哀相な気もしましたが、勘弁です。
このイカ、陸に揚げると鳴き声を発します。
ブヒ、ブヒーと大きな声で鳴く(啼く?)んです。
そしてその目の大きなこと、直径5~6センチもあるでしょうか。
非常につぶらな目をしています。
目を見ないようにして、お持ち帰りしました。
さて、このイカ、刺身で食べてみましたが、美味くないです。
身が軟らかく、水っぽくて・・・。
でも、揚げ物には向いているようで、後日天麩羅やフライにしてみましたが、
これはまずまずでした。
このイカを刺身で食べる場合、一度冷凍にしてから解凍して食べると、
すごく美味しくなるようですね。
九州のほうなどでは高級品だそうですが、他の所では人気はないようです。
僕はやはり、アオリイカ、墨イカ、剣先イカ、ヤリイカが好きです。
これは、刺身にする場合ですが・・・。
イカの呼び名はちょっとややこしいんですよ。
例えば関東で言うアカイカですが、これは山陰に行くとシロイカと呼ばれます。
このアカイカ(シロイカ)、剣先イカやヤリイカをそう呼びます。
このイカは釣り上げてすぐは、赤くなるんですが、またすぐに真っ白になるんです。
だからアカイカとかシロイカとか呼ばれるんですね。
こちらは味も一級品、刺身、一夜干しなど。
一夜干しなんて、キロ4~5000円もするかも
いや、もっと高いかな・・・。