昨日ついに消費税増税法案が、圧倒的多数の賛成を得て衆議院を通過した訳であるが、法案そのものよりも与党である民主党の中から反対票を投じた議員が57人も出た事ばかりが強調報道されている。もちろんこの事によって民主党が分裂し少数与党に転じれば、今後ますます国会が混迷を増す事になるので、重大な問題なのは承知している。
だがもうすでに民主党は死に体であり、どうにもならない政党であることは明白である。もともと数だけを求めて集合した烏合の衆であり、思想や政策がバラバラな政党だったのだから、野党時代ならともかく、与党として生きていけるはずはなかった。3年前の総選挙では、たまたま自民党への批判票として民主党へ投票した人が圧倒的に多かっただけである。だから野党の立場で創った「出来もしないバラマキマニフェスト」に感動して投票した訳ではない。それほど国民はアホではないだろう。繰り返すが、自民党への批判票に過ぎなかったのだ。
だからもうそんな似非マニフェストをいつまでも錦の御旗にしていても意味がない。それよりももっと早く似非マニフェストを撤回・修正すべきだったのである。もうそんな不毛な議論をいつまでも続けていても始まらない。そして意見の異なる者は、さっさと出ていって別の政党を創るしかないだろう。
もしサラリーマンが、例えそれが正論であっても、自社の株主総会で自社の批判をしたとしたら、もうその会社にいられるはずがない。もしそれでも会社を辞めないのなら、自分自身も同罪であり、批判した事そのものも偽善となってしまうだろう。政治家だって同じはずである。あくまでも正当性を振りかざしたいのなら、くずぐすしないで早く出て行ったほうがいいと思うよ。
まあ経理マンとしては、政局うんぬんより、今後消費税法がどのように変化して行くのかを注視してゆかねばならない。このことについては、おいおい別の機会に書き綴ることにしよう。
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