経理・経理・経理マンの巣窟

大・中・小あらゆる企業で経理実務経験約40年の蔵研人が、本音で語る新感覚の読み物風の経理ノウハウブログです

ずらり並んだ総裁候補

2024-09-23 13:55:05 | 経済ニュース編

 岸田首相の後任を決めるべく自民党総裁選まで一週間を切った。その間に続々と候補者が手を挙げ、かつてあり得なかったような活況を呈している。これも派閥解消の賜物と評価したいところだが、どの候補者を見比べても「帯に短し襷に長し」としか言いようのないメンバーばかりだ。
 と言っても現状ではこのメンバー達がほぼ最強なのである……。とにかく自民党いや野党も含めて、国や国民のことを本気で考えている本物の政治家など皆無に等しいのだから情けない。だから政策能力に乏しく、バラマキや消費税減税など、役に立たなかったり、実現不可能と知りながらも、口当たりの良い政策しか語ることができないのだ。

 そもそも二世議員が多過ぎることが一番の問題だ。彼らは苦労知らずのボンボンだから、多くの国民たちの苦しみや悩みなど全く理解できない。そして彼らからは、父親などの取り巻きや後援会に担がれて、なんとなく政治家になってしまった、という体臭がプンプン漂ってくる。だからもし頭の中をたたき割れば「政策よりも、次の選挙に勝つことばかり」がウジ虫のように湧いてくるだけだろう。

 こんな人たちが日本を牛耳っているのだから、私たち日本人はなんと悲しい生物であろうか。だからと言って自民党に代わる野党はもっと頼りにならないので、「選ぶ人がいないないばあ」状態なのだ。
 もう誰が首相になっても、我々国民には何の変化も利益もないだろう……ならまだましかもしれない、それどころか場合によっては最悪の事態を迎える可能性もある。それにしてもいつもながら、政治家たちの利権争奪戦だけのつまらん総裁選挙、いや実はかなり危険な総裁選挙なのかもしれないが……。

寄稿:ナナカマド

 

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大相撲の土俵

2024-09-20 13:59:18 | 一口メモ

 現代の大相撲において本場所で用いる土俵は、一辺が22尺(6.7m)の正方形に土を盛り、その中央に直径15尺(4.55m)の円が勝負俵で作られ、その円の東西南北4か所に徳俵と呼ばれる俵1つ分の出っ張りが設けられている。
 これをよく見ると正方形の角の部分だけは勝負俵の外側に多少の余地があるが、そのほかの部分はいきなり崖のようになっているのに気づくだろう。私に言わせれば、この崖の存在こそが最近、力士の怪我が増えた原因の一つだと主張したい。
 だからこそ、少なくとも正方形の盛り土部分の面積をもっと広くすれば、勝負俵の外側に余地ができるので、いきなり崖という危険地帯がなくなり怪我も少なくなるではないかと言いたいのである。

 このことは親方衆の間では意見が分かれていて、私と同意見の親方もあれば、「条件は昔から変わっていない」「ケガをするのは体の鍛え方や基礎運動が足りないから」などと厳しいことを言う親方もいるらしい。
 ただ昔に比べれば全体的に力士の体も大きくなっているし、企業の危機管理能力が問われる時代にもなっている。もはや昔並みの精神論だけでこの古の競技を存続させることは難しい。
 もちろん伝統を守ることも大切だが、やはりいつの世でも時代の流れを無視することは不可能であろう。またよく考えれてみれば、大相撲のしきたりだって江戸時代とはだいぶ乖離している筈である。たぶん伝統伝統とうるさく騒ぐ人たちは、自分が経験した時代だけのしきたりを伝統と勘違いしていることが多い。

 さてなにを言いたいのかと言うと、大相撲ファンとしてこれからずっと大相撲を存続させるために、まずは時代の推移を把握したうえで、力士たちの健康と安全管理をしっかりと実行してもらいたいということなのだ。以前に本ブログで『大相撲公傷制度を復活せよ』という雑文を掲載しているが、本稿はその補足版と考えてもらっても結構である。つまり怪我をして休場する前に、そもそも怪我をしないような環境作りをしてもらいたいと提言しているのだ。
 たまたま大相撲の土俵の話をしたのだが、政治の世界や企業の中でも、いつまでも時代錯誤なしきたりが大きな顔をしていることが多いものである。そしてこれらの古いしきたりを、常に時代即した方式に修正しようと声を上げる人たちが余りにも少なすぎるのも、日本という国のの特性なのだろうか……。

作:蔵研人

 

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転職を甘く見ないほうがよい

2024-08-25 18:02:11 | サラリーマンは魔術師

 最近TVで転職CMが目立つようになった。そしてあたかも転職が簡単で、そこには楽しい未来だけが待っているようなイメージを植え付けている。確かに現状は売り手市場であり、ある程度有利な条件での転職が実現可能かもしれない。
 だが転職10回以上を経験している私に言わせれば、余り転職を甘く見ないほうがよいとアドバイスしたい。まず転職したら新しい環境に慣れるまでには、少なくとも3か月間以上はかかるはずである。たとえ同じような職種を選んだとしても、通勤環境の違い、システムの違い、会社風土の違いや人間関係の構築などなど、体と心が馴染むまでにはそれなりの時間と辛抱を必要とするのだ。

「いや私は人見知りしないし、システムや環境の違いなど簡単に制覇できる」と豪語するスーパーマンもいるかもしれない。だが自分はそれで良いかもしれないが、何事も相手がいることを忘れてはいけない。相手はスーパーマンではなく普通の人間である。いろいろな価値観や性格の異なる人々と一緒に仕事をしなければならない。だからどんなに早くても、新しい組織に馴染むには3か月間以上はかかると言ったのである。場合によっては1年以上かかるかもしれないのだ。
 たいていの人は、その3か月間以上かかる辛抱に耐えきれなくなって、せっかく選んだ新しい職場に馴染めないまま退職してしまい、その後に何度も転職を繰り返すものである。そしてだんだん条件の悪い会社へと落ちぶれて行く。

 だからと言って、転職がいけないと言っているのではない。現在の職場が斜陽産業だったり、社内風土が古すぎて自己実現が難しかったりして、将来に期待ができないと見極めたときはさっさと転職すべきであろう。ただ漠然と転職するのではなく、転職先に売り込むためにも、日頃から自分自身の得意技を磨いておく必要がある。あくまでも転職は、前向き思考でなくてはならないのだ。

作:蔵研人

 

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日経平均が超乱高下

2024-08-07 16:43:30 | 経済ニュース編

 2024年8月5日、なんと日経平均株価が前日より、4451円も値下がりしてしまった。これは1987年のブラックマンデー翌日に記録した値下がり幅を大きく超える史上最大の値下がり幅である。一体何があったのだろうか、とくに企業業績が大きく落ち込んだと言う報道もない。

 考えられるのは、米国景気が後退するとの懸念が高まり、日銀が更なる利上げを表明したことから、円相場が一時1ドル=142円台をつけるなど円高が一段と進行したことが要因だという。もちろん経済関係者の多くが1ドル=110円台が適正為替水準だと考えているので、いずれ日経平均は110円時代の3万円前後に落ち着くことは誰でも想像できるだろう。

 だから今後株価はジリジリと下がってくるだろうと考えていた。ただこれほど極端かつヒステリックな「パニック売り」の嵐が吹き荒れるとは誰も予測していなかったはずである。もちろん投機筋がかなりの悪戯を仕込んでいるので、翌日はかなり回復するだろうと睨んでいた。

 やはりというか当然のように、翌6日になると思っていた通りいやそれ以上に日経平均は3217円も回復してしまった。もちろんこの上げ幅も史上最高である。さらにその翌日の7日に、なんとまだ414円の値上がり幅を記録し、結局は3日間通算で僅か820円だけの下落幅に収まってしまったのだ。同様に為替相場も日経平均暴落前の1ドル=146円台に戻ってしまったのである。

 明日以降はどうなるか分からないが、いつも脅され踊らされて馬鹿を見るのは資金力のない個人投資家ということになる。まあ先に述べた通り、いずれ為替が適正化されれば株式が値下がりすることは自明の理なので、当面の間はおとなしくしているほかないだろう。


作:蔵研人

 

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JUDOは柔道に回帰せよ

2024-08-01 21:33:33 | ひとりごと

 五輪のJUDO競技を観るたびにいつも思うのだが……試合開始の礼をしない、畳の上で勝利のパフォーマンスばかりする、組み合わない、受け身を取らない、ポイント狙いや反則スレスレの行為などなど、外国人たちのなりふり構わず勝つことだけに拘る態度に不快感を禁じえない。そう、もうとっくの昔にJUDOは、柔道ではなくなっているのだ。

 本来の柔道とは、礼に始まり礼に終わり、じっくり組み合って一本勝ちを狙い、もし相手に投げられたらしっかり受け身を取るものだった。だから初心者は、まず受け身の練習から始めたものである。これはある意味で、しこを踏む相撲道にも通じていたかもしれない。
 ところが近年は相撲も柔道も外国人の介入により、武道としての精神は薄れ、なんとしても勝つことだけに拘る競技に変貌しつつある。これは国際化を進める中で、日本側がかなり譲歩してきた結果なのかもしれない。
 
 だが今回のフランス大会でのJUDO選手たちの態度や、審判たちの誤判定の多発を観るにつれ、「きみたちは本当に柔道を知っているのかい?」と怒鳴りたくなってしまった。もうJUDOは、「道着を付けたレスリング」なのだろう。さらに審判たちのレベルが異常に低い不完全な競技に成り下がってしまったようだ。
 そもそもレスリングにはフリースタイルとグレコローマンの二種類の競技が存在しているのに、JUDOスタイルまで創ること自体がナンセンスと言えよう。またそろそろ日本も柔道発祥国として、本来の講道館柔道への回帰を提案してもよいのではないだろうか。そしてお互いに組み合った姿勢から、試合開始をする仕組みに変え、受け身を取らない者や組み合わない者は減点にするほど厳格化しても良いのかもしれない。

作:蔵研人

 

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大相撲公傷制度を復活せよ

2024-07-15 17:48:11 | ひとりごと

 2024年3月場所で、『新入幕初優勝』という歴史的快挙を成し遂げた尊富士。相撲ファンの記憶に刻み込まれて将来を期待されたものだが、なんと14日目の朝乃山との一番に敗れた際に右足首を負傷し車椅子で退場することになる。千秋楽はそのまま休場かと思ったら、痛めた足を無理に引きずりながら出場し、豪ノ山を押し倒しで破って文句なしの優勝を飾った。

 そして一躍英雄となったのだが、やはり無理して強引に出場したことが祟って翌場所は全休場に追い込まれてしまう。結局翌々場所は十両に陥落してしまった。さらに十両に陥落した場所も、いまだ痛めた傷が治癒せず、またまた休場となってしまったのである。もしこの休場が千秋楽まで続けば、今度は何と幕下まで陥落してしまうらしい。

 それにしても幕内最高優勝をした者が、翌場所以降に一敗もしていないのに、あれよあれよという間に幕下迄突き落とされるのは如何なものであろうか。それも土俵上での怪我が原因だと言うのだから踏んだり蹴ったり甚だしい。
 これではもし警察官や自衛隊員が職務上怪我をして休んだら、懲戒・減給・無給に処されることと変わらないではないか。もしそんな超厳格な措置がなされたら、もう誰も警察官や自衛隊員になる者はいなくなるだろう。

 かつて大相撲では公傷制度があり、次の場所は休場しても、その次の場所は同じ地位に留まれる という救済措置が講じられていた。ところが一部の力士がこの制度を悪用したため、2003年の九州場所をもって廃止されてしまったのだ。
 また近年は力士の大型化に伴い、土俵上で怪我をして休場する者が激増している。そのよい例が毎場所のように繰り返されている大関貴景勝のカド番相撲ではないだろうか。もともと小さな体を無理して太らせたうえに、毎場所激しい相撲を取るのが彼の真骨頂なのだから怪我をしないほうがおかしいくらいである。

 それでなくともモンゴル勢に乗っ取られそうな大相撲なのだから、怪我をした力士の救済くらいしてあげないと、今後益々力士にさせたくない母親が増えるばかりであろう。かつて悪用されたのなら、悪用されないような仕組みを構築したうえで公傷制度を復活させればよいではないか。
 大相撲を発展させるには、野球の大谷や将棋の藤井7冠のようなスーパースターを育てることが必須である。この度大相撲にも、久々に尊富士という救世主が現れたのに、このままでは腐ってしまうかもしれない。実にもったいない話ではないか。相撲協会はしっかり時の流れを見つめ、かつもっと柔軟な発想と視野を持ち、是非とも公傷制度を復活させて欲しいものである。

作:蔵研人

 

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後付け自動ブレーキ

2024-07-12 20:43:23 | 一口メモ

 相変わらず高齢者による自動車事故が後を絶たない。その中でも一番多いのは、ブレーキとアクセルの踏み間違いだろう。そして一度踏み違えて何かにぶつかると、パニックを惹き起こしてさらなる暴走を繰り返すというパターンが多いようである。

 こうした老人運転手の事故が起こるたびに、「免許更新の際の高齢者講習を厳しくしろ」という声が上がるのだが、もはや多少厳しくしたところで余り効果は得られないだろう。それよりも以前から言われている『自動ブレーキ』の義務化をさっさと実施してもらいたい。もちろん新車に至っては、すでにほぼ全車に取り付けられているようなので、新車以外の車への後付け設置の設置義務化こそ急務なのだ。

 現状では設置にかかる費用は4~5万円が相場らしいが、完全義務化されれば大量生産化できるのでもう少し安くなるだろう。また少なくとも75歳以上の高齢者が所持する車については、せめて国が半額補助をすべきであろう。
 この義務化や補助金などの措置は高齢者のために行うのではなく、若い人や子供たちを高齢ドライバーの無謀運転から守るために行うのだから、文句を言う人はいないはずである。とにかく素早く実行して、つまらない事故を減らして欲しいのだ。

作:蔵研人

 

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パチンコ業界の斜陽化

2024-06-29 15:56:31 | 経済ニュース編

 我国のパチンコ人口は1995年の3000万人をピークに、年々減少し2023年にはなんと809万人に落ち込んでいるらしい。その主な原因は、新台のサイクルが早過ぎてつまらないからだと言うのだ。またパチンコ人口の減少により、一人当たりの回収額を増やすことになるため、出玉率が悪くなり益々つまらなくなって、さらに人口減少を誘発すると言う悪循環に陥っているのである。そしてとどめは若者たちの多くが、わざわざ出向かなければならないパチンコより、手軽にできるテレビゲームやスマホに流れてしまったのであろうか。

 私自身も10代後半からパチンコに憑りつかれ、15年間くらいパチンコ屋に奉仕した記憶がある。だが大好きだったチューリップ台が消えて全自動台が主流となり、出玉率が極端になって博打要素が強化されたことと、パソコンやファミコンの登場で、そちらのほうに興味を奪われたことなどが原因になり、やっとパチンコから足を洗うことができたのである。まさに現代のパチンコ業界斜陽化の原因とほぼ同じではないか。

 そもそもパチンコとは、大正時代に欧米から輸入された「コリントゲーム」がルーツとされていて、露店商が縁日などに置いたことがパチンコ業の始まりと言われている。いずれにせよ子供相手のゲームだったのだが、景品を飴や駄菓子に限定せず、煙草なども加えたことで、だんだん大人向けのゲームに変貌したらしい。
 そして昭和20年代の半ばに、「パチンコの神様」と言われた正村竹一氏が、現在のパチンコの基本となる画期的な釘配列「正村ゲージ」を考案し、スリルと意外性に満ちた娯楽の面白さを確立して、第一次パチンコブームが勃発したのである。その後1分間に140〜160個の玉を発射できる連発式が登場して、益々パチンコブームを煽るのだが、射幸性が跳ねあがり負ける金額も増加したため昭和29年に禁止されてしまう。
 そのため急激にパチンコ業界は落ち込んでしまうのだが、ジンミットやチューリップなどの「ヤクモノ」が開発され再び活況を呈するようになる。さらに全自動台を経て昭和55年に「フィーバー機」が登場して、空前のパチンコブームが巻き起こるのである。

 こうしてパチンコは大衆娯楽の王道を歩き続け、プリペイドカード方式の導入や遊技機へのカラーモニター搭載などの技術革新もどんどん進化し、ホールの市場規模は実に30兆円にも達する巨大産業に成長したのであった。
 ところが歴史は繰り返すが如く、駐車場での幼児の事故や多重債務問題、さらに偽造プリペイドカードの横行などの社会問題を誘発し、行政による規制、業界の自主規制などが設けられ、規模の縮小を余儀なくせざるを得なくなってしまうのである。そこに冒頭に記した要因が加わり業界全体の斜陽化を招いたのであろう。

 まあこれまで何度も危機を乗り越えてきた業界なので、このまま消滅することは考えられないが、安穏と構える余裕がないことも確かである。いずれにせよ、画期的な新機種の導入や自動化によるスタッフの削減などの企業努力が必須なことは間違いないだろう。

作:蔵研人

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都知事選挙にもの申す

2024-06-20 18:50:31 | 経済ニュース編

 いよいよ7月7日に迫ってきた都知事選挙であるが、なんと立候補者は過去最高の51人だという。絶対勝てないと分かっていながら、毎回必ず立候補してくる発明家のドクター・中松氏は95歳になっても、まだまだチャレンジ精神を失わないようだ。とにかく好き嫌いは別にして、彼の都知事選パワーには頭が下がるよね。

 まあそれはそれとして、どうしてこれほど立候補者が多いのだろうか。それは人口及び税収が圧倒的に多く魅力的なことに加えて、マスコミ報道が過熱するため、日本中に知名度アップを実現できるからであろうか。ただ立候補するには300万円の供託金が必要で、もし得票数が有効投票総数の1/10に満たない場合は没収されてしまうのだ。それでも立候補するメリットがあるのか否かは、立候補者たちに聞いてみなければ分からない。

 それにしてもマスコミたちは、現知事の小池百合子氏と突然国会議員から名乗り出た蓮舫氏の動向ばかりを、連日にわたって追いかけ回しているではないか。またその他の立候補者では、元航空幕僚長の田母神俊雄氏と、前安芸高田市長の石丸伸二の名前がオマケのように付け加えられるだけで、その他の人々は読めないような一覧表をチラリと見せるだけといった不公平極まりない報道ばかりだ。

 これでは事実上の立候補者は上記の4人だけで、その中でも本命は小池氏と蓮舫氏の一騎打ちだと宣言しているようなものである。その不公平さには腹が立つものの、本命たちの選挙公約も実に詰まらない。相変わらず国政レベル同様の少子化対策バラマキや、若者たちに忖度するだけといった人気取りレベルだからである。

 そんなことは国政に任せておけばよいではないか。それよりこの巨大都市で大地震がなどの大災害が勃発した時の備えは十分なのであろうか。またオーバーツーリズムによる外人たちのゴミ問題や、東京五輪選手村跡地の分譲マンションが、投資法人や外人に買い占められている現状などの改善はどうするのか。さらにはコロナのような感染症患者を十分入院させられる病院の確保、老朽化した水道管の補修計画などなど、素早く実現すべき政策が山のように待ち続けているではないか……。

作:蔵研人

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定額減税という名のバラマキ

2024-06-05 22:15:47 | 経済ニュース編

 岸田首相の肝いりの定額減税が、いよいよ6月から始まるようである。ただこの定額減税は、極めて評判がよくない。つまり減税とは名ばかりで今回限りのバラマキであり、たかだか4万円でなにができるのだろうか。さらに6月からは電力補助金がなくなり、いずれガソリン補助金も廃止となるに違いない。
 だからたかだか4万円を頂いても、世帯によっては逆にマイナスになってしまうだろう。従って期待するほどの経済効果も得られるはずがない。それにかなり計算が複雑なので、大企業の人事部や中小企業の経理マン、それに市役所の職員たちは、かなりの負担増になってしまうようだ。

 結局のところ、こんな意味のないバラマキばかりを繰り返しても何の効果も生まないどころか、赤字国債を乱発することになり、さらにインフレを呼び込んで物価上昇を後押しするだけではないか。
 どうも自民党政権になってからは、人気取りのバラマキ政策しか考えつかなくなってしまったようだ。こんな単純な政策ばかりを繰り返すようでは、悪いけど小学生の低学年レベルの知恵しかないのかと疑りたくなってしまう。だからいくらバラ撒いても人気は沸かず、支持率も上がらないという悪循環に嵌まり込んでいるのだが、そんな現状さえも理解できないのだろうか。あーこんな人たちが日本の舵取りをしているのかと考えると、悲しくて堪らないどころか恐ろしくて夜も眠れないではないか。

 とにかくバラマキではなく、もっと抜本的な構造改革としての少子化対策・教育改革・税制改革・畜産農業改革・エネルギー対策・災害対策など、すぐにでもやらなくてはならない重要課題が山のように待っている。まあそれらについては、いずれ具体的に記すとしても、とりあえず高騰している物価を早く落ち着かせてくれ。
 そのためには負のスパイラルを生み出しているバラマキをやめ、異常緩和状態の国債金利等を正常なレベルまで上げるしかないだろう。そうすれば為替の異常円安水準も正常なレベルまで回復するはずだ。もちろん為替が円高方向に戻れば、輸入品に頼っている日本の物価もかなり落ち着いてくるはずである。


評:蔵研人

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