奇跡の扉

今までにない新しい治療法で確実に成果を出しています。安全、無痛、無害の遺伝子療法です。

ジレンマ

2011年05月01日 | 日記
前立腺という臓器があります。もちろん男性のみに存在する臓器ですが、肝臓や胃のようにあまりメジャーな存在ではなく、どちらかというと地味な存在です。でも前立腺肥大や前立腺がんという言葉は良く耳にすると思います。地味ながら男性にはわりと発症しやすい臓器です。

働きとしては前立腺液を分泌し、精液の一部を作り出しています。なぜ肥大やがんになりやすいのかは良く分かっていませんが、がんになると厄介な臓器です。

先日も医師に前立腺がんと言われた男性がいるのですが、いまはホルモン注射をしてがんも縮小傾向にあると言う事なのだそうですが、前立腺を摘出した方が安心だろうと言われ8月に手術の予定だそうです。

しかし前立腺の手術をすると、術後の副作用(排尿障害・尿漏れなど)で不自由することは目に見えています。前立腺周辺の筋肉を鍛えるように言われているそうですが、容易なことではありません。前立腺や直腸の手術をされた後、大変な後遺症に悩まされている方を何人もお見受けしますので、できる限り温存した方がと、私個人の意見として持っています。

しかもこの方の場合、どうしても切除しなければならないと言うくらいにひっ迫しておらず、摘出しておいた方が安心だろうくらいのレベルです。私の見解は免疫力さえしっかり高めておけば、何ら不安や心配する事無く、いままで通り普通に生活できるのですが、一介の治療家にそれ以上の事は言えません。

切らなくても良いものを切ってしまった方が良いだろうと摘出するする例などいくらでもあります。きつい言い方をすれば無駄な手術です。いまの医学が本当に患者さんの為になっているのかと言う思いにさいなまれますが、現実に必要のない手術が行われている事も事実です。私は目の前の患者さんが、一人でもそういう目に合わなくても済むように努力したいと思います。

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