サイケな時代の音楽とデジタルな時代の時事ネタを...
The Days of Psyche



'80年代に突入したムーンライダーズ、パンク/ニューウェーブ、そしてテクノに対しての一つの答えを出す機会を得ました。
それが、今回のアルバム'CAMERA EGAL STYLO'でございます。
'フェイクのサウンドトラック'というコンセプト'、数曲のカバー、そしてメンバー及び関係者ののペンによるオリジナル。
曲は非常に粒ぞろい、パンク/ニューウェーブの流れもあり、短めにまとめられたアレンジ、そして曲のタイトルは先の'フェイクのサウンドトラック'と言うことで、確かに映画のタイトルのように....
このアルバムで提示された曲の数々は、ムーンライダーズの様々な顔がついに一つの方向性を示しだしたとも思えるのでありました。
そんなアルバムからgnome_2005が曲を選ぶとすれば、'太陽の下の18才'のテクノとレトロ、'彼女について知っている二,三の事柄'、'アルファビル'なんかも良いのですけど、月並みではありますが現在でもライブでの重要なナンバー'水の中のナイフ'でありましょうか??
当時のライダーズから考えるとこのスピード感と歌詞の語感というか、歌詞自体がリズムを持ち、それにコーラスを絡めるスタイルは、後のライダーズの作家陣に良い意味でのスタイル的な縛りを与えたような、そんな気が....
クラウン時代の締めくくりとなった、そんなアルバムなのでした。



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