glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

長く長い日

2010-11-29 08:45:16 | 家族・友人・私
 19日(金)。婚約式の長く長い日です。8時30分迎えの車が来ました。家では公証人でしょうか、もう書類の書き込みを初めていました。後で知ったのですが、この日は遷都450年の祝日であり、満月なので稀にみるおめでたい日なのだそうです。そんな訳で急遽この日が選べれたようでした。

 公証人の指示で家族・親せき・地元の代表など次々と署名をします。法的には婚姻手続きが受理されなくても、この署名によってこの家族の一員として地域社会で認められ、警察によって逮捕される事も無くなるのだそうです。

 その一方、同じ居間の隅では午後のバーシーと言う儀式に使う物が近所の人たちによって作られていました。この写真に写っている男女は息子がタイで勉強していた時に世話になった健康保健センター所長とその夫です。日本の親族が少ないので親族代わりに参加してくれました。

 台所の内外では近所の女性と姉妹でお昼の祝いの準備をしていました。

 私達親子とタイ人夫婦は署名式の後食事をし、貸し切っているという車でNの姉の案内で黄金色に輝くタトールアンに行きました。もの凄い数の出店です。絹のストールなど50,000キープ(500円)。買いたいものがあったら交渉してあげると言われていたのですが、買い物する気分でにもなりませんでした。寺へお参りは服装で制限されていました。私はスカートを縫ってあったのに持参しませんでした。自分でくれたにもかかわらず、息子にもし、ラオスの習慣と違っていたら恥ずかしいだろうと言われたのです。でも、よく観察すると、ラオス人は全く自由に着こなしているようでした。まきが右巻、左巻その上重ね目を横ではなく真中にしている人など色々でした。

 帰宅するとすぐ儀式。儀式を担当するのは在家らしいお坊さん。呪文を唱え指輪を交わし、その後に祝福の糸を手首に結んでくれます。その間庭や台所で働いていた人も居間に入り寿司詰め状態で座り込みます。儀式に参加している人達は真剣な表情ですが、見物人たちは楽しそうにおしゃべりしているのでした。式が終わると見物の人達も祭事に使われた糸を外し、祝福の呪文を唱えながら両家の人々の手首に糸を結んでくれました。


 客を迎える準備です。前庭と中庭にはテントが張られテーブルが30数個準備されていました。
 写真のテーブルの上の樽には客たちが紙に包んだご祝儀を入れます。日本だとご祝儀の相場はなどと言うことになりますが、誰が入れたか、どれだけ入れたかは見えませんから、招待と言うのにふさわしいと思えました。招待状は200通出したそうです。と言っても戸別配達と言う郵便制度がありません。家族で配り歩いたそうです。
 写真の右に見える棒は招待客が通るアーチです。テーブルより手前に置きます。その横、テーブルの前には新郎新婦の大きな写真を置き、私達親族はアーチより手前に腰かけやってくる人に挨拶するのでした。
  

 招待客は家族連れで三々五々やってきます。食事はバイキング方式でした。新郎新婦は最後の客が帰るまで接待です。祝宴は午後7時から始まりました。私達も2時間ほど門を入った所に座っていました。最後の客が帰ったのは午前1時半だったそうです。

 私は疲れると胃腸が不調になります。この夜餅米以外は殆ど食べませんでした。ですが、真夜中、胃と腸にあるものをすべて排出しました。4・5年ぶりの事でした。翌日の朝食はホテルで出ていたお粥だけにしました。米を主食にする国にいるということはありがたいことでした。土曜日の迎えは午後3時に来ることになっていたので息子と二人で、昼食のパンを探しに出かけました。
 ついでにメコン川を見たいと思い歩きました。木陰は涼しかったのですが、日差しは暑く、まるで天からの熱いアイロンで頭を押しつけられるようで足が重くなりました。河岸は工事中で近づけませんでした。
 パン屋を見つける前だったでしょうか、日本名のついた幼稚園らしき建物を見つけました。訪問しようという考えさえ浮かびませんでした。どんな人がどんな思いでこの学園を作ったのか知る良い機会だったかもしれません。体調不良だったとはいえ大事なことを忘れたようでとても残念です。
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ラオスへ

2010-11-28 13:47:25 | 家族・友人・私
 11月17日ラオスのワッタィ空港に到着。バンコックで5時間待ちだったので先ずホテルで休憩することにする。

 最初に目についてのが、清楚でもあるがあでやかにも見えるこの花でした。息子の彼女Nがラオスの国花であると教えてくれました。花が終わった後のにはオクラを大きくしたような実がなっていました。疲れているのなら外で食事をしても良いと息子は言ったのですが、結納式前に挨拶をしなければならないとすれば、早く済ませたいと夕食は彼女の家でごちそうになることにしました。

 夕方、迎えに来てもらい訪問。家は1階建てですが驚いたのは居間の広さ。50畳ぐらいはあるでしょう。部屋の中に屋根支える円柱もあります。部屋は椅子の置き方によって二部屋風にできますし、テラスに椅子を出すと数十人が入れるのです。まず出された飲み物は朝、裏庭でとったというココナツのジュースでした。新鮮なせいでしょうか、トンガの市場で飲んだものより甘みもあり更に少し酸味もあって美味しかったですが、欲を言えば冷たかったらもっと美味しかったかと思います。大きな冷蔵庫がありましたが、大家族の事飲み物を冷やすのには使っておらず、ビールも氷を入れて飲みました。

 夕食には野菜炒めが2種類と数種類の蒸し肉、肉を包む菜っ葉、スープがでました。肉につけるソース状のものはとても辛かったです。ご飯は2種類。うるち米ともち米。うるち米は電気釜で炊いていました。後でホテルやその他で食べたご飯より美味しかったです。
 もち米は蒸したもの。手でつまんで食べます。子どもの頃餅搗きの際、親の目を盗んで蒸し上がったもち米をつまみ食いしました。その感覚がよみがえり凄く美味しく感じました。野菜には甘みがあり、産地を尋ねるとブロッコリーだけがタイからの輸入で後はラオス産だそうです。

 翌日18日、朝迎えに行くから家でゆっくり休むようにと言うのを断り、午前中は同行した息子と民族博物館へ。
 先史時代からのい資料を眺めながら、その貧弱さに驚く。ところが第2次世界大戦後の歴史は社会主義化へのその歴史が写真で示されており、ここは一党独裁の社会主義国家だと思い知らせされました。

 2時、息子に来てもらい3人でヴィエンチャンで一番大きなマーケットへ。コーヒーを買いました。女の子立っている店でポシェット見つける。35000キープ。日本円で350円。息子がここでは値切っても良いとのだと言いました。どうしても値切る気になれないでと思ったら、とたんにその子が30000キープで良いと言ってくれたのでそれだけ払いありがとうと言うと嬉しそうに微笑んでいました。

 夕食はNの家に来ても良いと言われたが、今日は外食にすると断りホテル近くのヴェトナムレストランに入る。日本人が二人パソコンで仕事をしていましたが客は誰もいません。お腹もすかないので料理を4種類、ビール2本注文。最後に息子がホォーをたべました。会計は驚くことに180、000キープ。日本円では1800円なのです。お金の単位があまりにも違うので時々頭が変になりそうでした。

 ラオス人にとっては高価な店のようでした。
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これで良いのでしょうか。

2010-11-27 09:55:18 | 家族・友人・私
 火曜日に帰国し、水曜日は休養、木曜日は午前は日用品の買い出し、午後は安く新鮮な魚を買いに行きました。イナダ2尾。サンマ5尾、イカ3杯を買いました。イナダは2枚に下ろしてもらったので骨付きは切って酒と塩を振って冷凍。腹の部分は半身にして当日お刺身にし、残り2枚は昨日空揚げにしました。美味しいと好評でした。サンマは開き、一晩酒と塩を振って寝かせ、昨日干しました。イカは塩辛にしました。
 金曜日、エスペラント学習に行き、ひとしきりラオスの話を聞いてもらったので帰宅は30分以上遅くなりました。
 今朝は今日のエスペラント入門講習の準備。まだ、3回しかやっていないのに私のお休みを代ってくれた人が合成語の作り方をやってしまったらしいので、正しい合成語の作り方を説明しなくてはならないでしょう。朝起きてすぐ確認のため『 Tuta Esperanto 』と『 Plena Analiza Gramatiko De Esperanto 』を拾い読みしました。初心者に間違ったことを教えたら習った人はそれを直すのにとても苦労するのです。入門講座が重要なのはそのためです。

 そんなこんなでブログ更新がなかなかできていません。もっと上手に時間が使いたいですね!

 これではいけないと思いながら時間が過ぎてゆきます。
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絵葉書を送ってください!

2010-11-24 01:36:33 | エスペラント
 昨日ラオスから帰国しました。炎天下色々な経験をしてきました。エスペラントとは関係ないですが、そのうち報告したいと思っています。

 帰国したら下記のメールが入っていました。南ロンドンのエスペラントグループが12月11日に設立25周年(?)記念日を迎えるのを記念して展示会を開くそうです。絵葉書に簡単な挨拶をエスペラントと民族語で書いて送って欲しいというお願いの便りです。もう11月も終わります。展示会の成功を祈って協力してくださるようお願いします。

Mesaĝo de Sud-Londona Esperanto-grupo:

Kara Samideano,

Multajn salutojn el Sud-Londono!

Ĉi-jaron la Sud-Londona Esperanto-Grupo celebras ĝian arĝentan jubileon. La 11an de decembro ni organizos jubilean feston, kaj por Esperantistoj kaj por la ĝenerala publiko por sciigi ilin pri Esperanto. Tial, ni tre ŝatus aranĝi ekspozicion de poŝtkartoj el ĉirkaŭ la mondo.
Ni scivolas ĉu vi afable sendus al ni bildkarton el via lando, kun saluto kaj en Esperanto kaj en via nacia lingvo?
Treege plaĉos al ni se vi ankaŭ povus plusendi ĉi tiun retmesaĝon al viaj Esperantistaj geamikoj por same fari.
Ni esperas ricevi kiel eble plej multajn poŝtkartojn, por krei grandan kaj belan ekspozicion kaj ankaŭ por montri ke Esperanto estas vivanta lingvo en la mondo.
Se vi povos helpi, ni tre ĝojos, kaj sincere antaŭdankas vin.

Nia adreso estas:

Sud-Londona Esperanto-Grupo27
Brenda Road
Upper Tooting
London
SW17 7DD
ANGLIO

Bondezirojn, Gregory Porilo (Sekretario)
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長崎平和公園にて

2010-11-14 18:35:03 | 平和
 長崎で開催されたエスペラント日本大会にに参加したことはもう報告済みですが、帰宅後いろんなことがあって旅行の詳細は書けませんでした。

 多分10月8日だったと思いますが、平和祈念像の前で平和を願い歌う小学生の一団と出会いました。確か福岡県から来た小学生でした。
  
 平和についての、核廃絶についての私達の願いが若い世代に受け継いでもらえるのか不安になります。でも、その願いが消えていないことを小学生たちは私の目の前で歌を歌うことで示してしてくれました。同じ思いを抱く方にこの映像を送ります。と言っても私が撮った映像ではありません。どうぞ子どもの声に耳をすませ聞いてください。

http://www.youtube.com/v/ZW7JHq3qo98?hl=en&fs=1

 小学生たちにも私達の感動を伝えたいのですが、学校の名前が思い出せません。

 あなた達は私達に未来への希望を与えてくれました。感謝していますと伝えたいのですが・・・。
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ああ、迷子に…!

2010-11-11 12:38:34 | 家族・友人・私
 昨日は県警察本部に出かけました。『犯罪経歴証明書』などと言う書類が存在するということは多くの人は知らないと思うのですが、息子に頼まれて受け取りに行きました。

 県警本部は入り口からは内部は全く見えませんでした。入ると人けのない広いホール。片隅に侘しくぽつんと受付がありました。エレベーターには男性が沢山乗りこみましたが人の気配のしない廊下、固く閉ざされたドア。建物内は無機質な感じがしました。こんなところで働いていたら人間的感情など失われてゆくだろうとおもえるほど無機質でした。 

 帰りYWCAによることにしていました。

 ここの一階には『YWCA』と精神障害の女性をサポートするボランティアグループ『かもめサポート』が精神に障害のある女性の働く場として共同で立ち上げた喫茶室『花花サロン』(営業日と時間:月曜日~金曜日、12時~16時)があります。

 かもめサポートでは使用しなくなったアクセサリーを寄付していただき『花花サロン』で販売し事業資金の一部にしています。わたしも友人から預かったものと自分のものとを持参することにしていました。

 いつもの事ですが同じ道を歩くのが嫌いです。適当に見当をつけて小路を曲がって歩きました。銀杏の葉は黄色く色づき、赤く色づいた桜の葉とはれた青空に気をとられているうちにホテル東横インの横に出ました。いつもと違った方向から来たので目に入る景色が違います。YWCAの近くのホテルは本当に東横イン?
 錯覚してまた後戻り。市庁舎まで戻って出直しました。

 子どもの頃からこうして迷子になることが多いのです。でもお陰さまで素敵きな青空の下を一時間余り散歩することができました。

 明日、11月12日YWCAでバザーが行われます。近くの方はのぞいてください。

 また、もう使用しなくなり、処分しても良いアクセサリーを持っておられる方は是非かもめサポートに寄付をお願いします。
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IU 詩詠伝より (5)

2010-11-09 13:23:54 | エスペラント
 先週の月曜日夕方、旅行会社より電話あり。タイ航空の航行予定が全面改正になったので予定時間を変更しなければならないとのこと。物見遊山ではないのでとにかくラオスに行き、帰国しなければならないので焦りました。バンコクで1泊すれば都合良いと言われましたが、成田へ帰国する方を選びました。
 水曜日はお休み木曜日になっても連絡なし、こちらから電話して返事をもらいました。良く見たら帰りバンコクで9時間待たなければなりませんでした。

 金曜日と土曜日はエスペラント。日曜は代理でボランティアを引き受けていましたので、ひどく疲れた1週間でした。疲れた時は手仕事をすれば良いと昨日は端布をとりだしたものの
拡げて眺めただけの1日でした。

 では伊東三郎の詩を一篇。こちらもう種切れになりそうです。

    Ekvokas birdetoj

Ekvokas birdetoj
gaje ekbabilas
en densa arbaro de l’monta piedo,
jam la supro de l’monto ekbrilas,
venas la lumo jen pli kaj pli,
hela kaj klara sin montras pejzaĝo.
Kune kun birdoj kaj mi kaj ci
kantu, babilu en ĝoj' kaj kuraĝo.

Fronte al kruta alta mont’,
iomete al nova viv-estont’!
revas mi nun tion:
dolĉan melodion ;
aŭdi mi deziras
mildan volon vian.

  小鳥たちは呼びはじめ

小鳥たちは呼びはじめ 
陽気にしゃべりだす
山のふもとの小暗い森で
山の頂は輝きはじめ
光がだんだんやって来る
明るくはっきり見えだす景色
鳥たちといっしょにぼくも君も
よろこびいさんで歌いしゃべろう

高くけわしい山にたち向かい
新しいいのちの未来にむかっていで立とうとして
いま そのことを夢見ている
美しい旋律を
かわいたようにもとめる
わたしは聞きたいと願う
あなたのやさしい声を
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IU 詩詠伝より (4)

2010-11-04 07:50:26 | エスペラント
 この詩は伊東三郎をしのんで出された本の題名と同じです。いつだったでしょうか、東京で行われた日本エスペラント大会の時でした。ある有名なエスペランティストが『高く高く遠くの方へ』などと変な標題をつけてと笑っていました。私は本の表紙だけ見ただけで、この詩を読んでいないだろうと、あるいは詩が分からないのだろうと思い黙っていました。


   Alten alten malproksimen

Alten alten malproksimen
flugas birdo kunfervor’,
ĉirpe kante jen senlimen
alaŭdeto flugas for!

Ĝin atendas jen avide
idoj en surtera nest’
jam revenu ĝi rapide
tra l’aer’ per brava gest'.


高く高く遠くの方へ

高く高く遠くの方へ
鳥は一心に飛んでゆく
はて知らぬ方へさえずりながら
ヒバリは飛んでゆく

むさぼるように待っているよ
大地の巣の中にひよこたちは
もうはやくかえってこい
空を通ってかいがいしく

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友の便り

2010-11-03 09:43:45 | エスペラント
 もう5~6年も音信が無かった友より転居の知らせを受け取りました。私にはがきをくれるということは・・・?

 またエスペラントをよりたくて迷っているのかもしれない。そう考えて友人が講師をしている講習会への参加を呼びかけました。東京に転居したことだし無理かもしれないとは思ったのですが、彼女の気持ちが知りたかったのです。

 案の定やりたいけれど遠いし忙しくて通えないということでした。エスペラントは言葉です。言葉の学習には仲間がいる方が良いに決まっています。近くにグループがあればその方が良いとネットで調べました。ネットに載っていない小さなグループがあるかもしれないと思ったのですが、一番近いだろうと思える新宿エス会のアドレスを送りました。

 エスペラントの良さは発音が日本語に似ているので数年休んでも学習にまた戻れることです。彼女のエスペラント界への帰還を切に望みます。
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IU 詩詠伝より(3)

2010-11-01 09:31:07 | エスペラント
  土曜日は入門講習会初日でした。10回引き受けたのに1日休むことになったので少々計画が狂っています。

 土曜日は台風。バス停に立っていたら横にあったベンチが風で飛び、驚かされました。風上に立っていたのでベンチは反対の方向に数メートル飛びましたが被害はありませんでした。こんな日申し込んだ人が本当に来てくれるのかと思いつつバスに乗りました。申込者4人全員出席してくれました。感謝です。

 今日も伊東三郎の詩です。
 

Alte monto staras

Alte monto staras
radias suno brile ;
iam ombron faras
nuboj maltrankvile.

Sube kuŝas grundo
vaste kaj kviete ;
tenas en profundo
ian forton ĝi sekrete.

Supren mi rigardas
admire kaj sopire
kaj karesas gardas
la grundon mi aspire.

Jen la simpla tero
mola kaj masiva
flustras en mistero
kiel nesto viva.

山は高くそびえている

山は高くそびえている
太陽がてらしかがやく
ときには雲が不安げに
かげをつくることがある

下には大地がひろがっている
ひろびろとしづかに
それは奥底に
なにか力をひそめている

上をあおぎながら
わたしは感嘆しあこがれる
そして大地を熱望し
愛撫して守る

そこにはただの土が
やわらかくどっしりと
神秘にささやく
いのちのねぐらのように
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