志賀高原 たかまがはら温泉 白樺林の温泉露天風呂の宿

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11月1日

2011年11月01日 08時49分52秒 | Weblog
天気 快晴 気温2度
朝方はマイナス5度以下に下がり道路凍結防止の塩カルを撒く作業車が
走っていました。道路管理も本日から冬シフトのようです。

昨日、お客様からジャイアントのペアリフトの質問を頂きました。
志賀高原リゾート開発の資料では
リ フ ト 名 リフト 標高差(m) 長さ(m) 所要時間 ポイント
ジャイアントペア ペア  262   931   06分44秒  3
志賀高原索道協会の資料では
リフト名 リフト     長さ(m) 所要時間 ポイント 運行状況
(12)ジャイアントペア 955   03分59秒   3   運休中 昨日以前の情報です
Blogの場合、表が作れないので見づらくてごめんなさい。

たぶん索道協会の方が間違っているとは思いますが、それはどうでも良いことでして
今年高速循環トリプルリフトとペアリフト2本廃止して高速ペアリフトに掛け換わりました。
高速ペアリフトと言いますと奥志賀第2高速ペアや第3高速ペアを想像される方が
多いと思いますがそれとも違います。
固定式の高速ペアリフトに生まれ変わりました。
本来で有れば索道協会や志賀高原リゾート開発で告知するべきとは思いますが
私共の大事な大事なお客様からのご質問なので!!スリスリ

昭和56年1981年にタンネの森が出来た時 社史によりますと実験試験用として
日本初で一ノ瀬第6ペアリフトとして建設されました。
一ノ瀬ファミリーの上部の急斜面専用のリフトとして建設されました。
それまではリフトの速度は斜面に関わらず速度が決まっていました。
速度可変で秒速2.5まで速度を上げることが出来ました。

当時固定式のペアリフトの速度が秒速1.2位の時代でしたので
関係者は倍速リフトと呼んでいました。
初心者が多い緩斜面のリフトは遅く
急斜面を滑る人はそれだけ上手なのでリフトに乗るのも上手と
もの凄く合理的な話でした。

翌年にはブナ平脇の発哺線にも掛かりましたが初心者が多かったので
低速運転の方が多いようでした。
上級者の場合はそのままの速度で回し、見るからに初心者と
思われる場合は速度を落として乗せて再び速度を上げる事が出来ました。
それまで杓子定規に一律にリフトの速度が決められていましたので
革新的な出来事でした。

そのまま順調に行けば急斜面ではポピュラーなリフトになっていたかも知れません。
しかし昭和58年1983年に画期的なリフトがこれまた実証実験という名で
高天ヶ原スキー場に認可になりました。
はい、これまた日本初の高速自動循環トリプルリフトです。

12月28日から営業運転を開始しました。
当初20日間は秒速3メートルで搬器の間隔も12秒以上で行い
1月17日以降秒速4メートルで営業運転を開始して
日本の索道業界に大きな技術革新をもたらしたそうです。
その年は、私共にもリフトの視察の方が大勢お見えになりました。

その後イッキに高速自動循環リフトの時代が遣ってきました。
当初は3人乗りでしたが直ぐに4人乗りへと時代が変わって行きました。
だいたい今は無き、笠岳第1クワッドリフト、僅か406メートルでも
高速自動循環リフトを掛けたくらいですから・・・それが足を引っ張るとは・・・

発哺線は僅か4年で高速自動循環リフトに生まれ変わりました。

高速自動循環リフトが画期的過ぎて、いつの間にか固定式高速リフト
忘れられました。
約30年振りに新設です。
その後の続きは明日書きます。

尚一ノ瀬第6ペアリフトの記載は「実験試験用」
高天ヶ原リフトの記載は「実証実験」となっていますが社史からの転用なので
ご容赦ください。
また索道協会の軽トラ君にこのBlogで指摘していると教えないでください。
いつ気が付くか暖かく見守ってあげてください。






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