サン・さん 倶楽部

339 LOVE ・・・ 登山・鳥・花・旅行等 身近な出来事を皆で 情報交換します

取立山

2018-05-22 18:44:42 | Jan&ふじ

 

      

                             2018年5月20日(日) 天候 晴れ 
                            参加者 4名

 姥ヶ岳にリベンジする予定でしたが、頼りにしていた情報の日付けが間違っている事が分かり、今の時期登山道には残雪が有り、花もまだ早いという事が分かりました。
 昭和43年福井県国体の山岳競技の下見の際に0.5haに2000株のミズバショウの群生地が偶然発見され山で、花の種類が多い花の山で名の知れていて今が見頃の「取立山」に急遽行く事にしました。

 駐車場手前で、協力金500円を支払う時、右回りの「大滝コース」の可能を確認し駐車場に着く。さすが「取立山」が一番いい時期を知っている皆さんの車でいっぱいです。
 8時13分、少し肌寒い中出発。すぐの分岐には「大滝コース通行止め」の表示があるが、通れる確認が出来ているので通行止めロープを跨いで滝に向かう。
 
登山道脇には、さすが花の山で知られているだけあってサンカヨウ、チゴユリ、スミレ、エンレイソウ、ヤグルマソウ、ヤマエンゴサク等が咲いているのに出会う。滝手前で、団体さんが、滝見に下りている仲間を待っているため、登山道を塞いでなかなか前に進めない。このあたりの登山道は、前日降った雨の影響で水量も多く、急登の岩は濡れ滑りやすい。沢を何度か渡り展望が開けると、これから向かう「こつぶり山」と「取立山」が前方に望める尾根に登り上がる。

 
タムシバの白が新緑に映える中、長い尾根道を時々来た道を振り返りながら、最後の階段を上がると10時半「こつぶり山(1264H)」山頂に到着です。笹が刈られた山頂からは残雪が多い「白山」「別山」の大展望。山頂に少しガスがかかっているのがちょっと残念。大勢の人の中、展望を楽しみながらのまったりとしたランチは至福の一時です。係り員さんが通行止めのロープを外して見えました。

 「こつぶり山」の下山はぬるぬるで滑りやすく、登り下りの人でごったがえし緊張です。今日のメインイベント、お目当てのミズバショウ群生地に到着。清楚な花は今がベストの見頃で思わず歓声が上がります。奥に咲く群生の花は全体に小さく、何時もお化けミズバショウを見る事が多いので、こんな水芭蕉に感動でした。イワウチワも花の色が濃く綺麗でした。

  お花を堪能した後、避難小屋から雪渓を横切り尾根道をひと登りすると「取立山」山頂です。山頂から少し外れた所にある三角点をタッチして下山開始、13時40分駐車場着。「勝山温泉センター水芭蕉」で汗を流し「関SA」で夕食して帰路に着きました。

急な計画でTom家が参加できなかった事が残念でした。反省

 
               

割り込みさせていただき報告一つ           いそがし家

20日、以前さんぽ会恒例の初日の出を見にに行ってた「平成山」に行って来ました。

381mの山なのに急登が辛く、なんでもなく登ってたあの頃が嘘みたいでした。

林の中の頂上から戻り展望所で昼食、御嶽山、乗鞍岳を眺めながらハモニカ合唱

楽しいひと時でした。

 


大白木山

2018-05-13 17:26:28 | ジェリー
     大白木山(おじろぎやま)1234,5m

                ~白山と屏風山の展望~
 

5/12(土)晴れ
福井県大野市にある「姥ヶ岳」登山の予定で出発しましたが、図らずも「大白木山」への転進となりました。
事前の調査では、R157号の冬季閉鎖は5/10までとなっていましたので温見峠経由で姥ヶ岳に向かいました。しかし、温見峠を越えた福井県側に抜ける直下がほんの一部の残雪の為にまさかの通行不能となっており引き返さざるを得なくなりました。そこでこの辺りの山の事情に詳しいK隊長の提案で、左門岳か大白木山のどちらかに登ろうということになりました。

ー反射板のある山頂ー
am7:40 温見峠で折り返し根尾にある大白木山に向かいました。登山口には他の登山者の姿や車は無く、すぐ先の折越峠のお地蔵さんの所に、車を停めて登山支度をしておられる方が一人いました。
am8:45登山口発。手摺のついた段差のある高い階段を上ると、いきなり急な登りになります。そしてここから始まる22番という標識が登山道を進むごとに21、20、 19、、、とず~っとついており、この番号をたどっていくと山頂にたどり着くようになっています。なだらかな登りの道はあまりなくて、アップダウンの後「根上がり桧」まで来る。風が無いので暑い。登り始めから1時間半程で、左奥に反射板1基、右はるか前方に反射板2基のある分岐に出る。反射板のあるところが頂上と聞いていたので、下調べのできていない私は、反射板までの距離を考えながら、近くて楽な左方向が頂上だといいなと思っていたところ皆が断固「右へ!」と「・・」。花も無くなぁ~んにもない山だね~と皆で言いつつ此処まで来たら、分岐を過ぎたあたりから花が現れてきました。エンレイソウ、サンカヨウ、ニリンソウ、ヤマエンゴサク、エビネ、ミヤマカタバミ、オオカメノキ、、、。分岐から急な下りと登り返しをし1時間ちょっとで山頂に到着。ここでおまけ、「ワラビ」発見です。登頂写真を撮ろうと「早く、早く」とTクンが呼びかける声がするのですが、てんでばらばら皆ワラビ採りに夢中で集合写真は撮れず。
山頂わきには反射板が2基向かい合わせに建っていました。反射板はとても大きくて、その小蔭で昼食をとりました。お弁当を広げていると、ぶんぶんと虫が飛んできてうるさい。休憩している間に少し風も出てきて心地良い。
東の方には空に浮かんでいるような白山と、きれいな三角形をした屏風山もくっきりと見えています。乗鞍、御嶽も白い山頂が見えた。昼食の後、登頂写真も無事に撮ることができました。下山後は淡墨温泉で湯につかり食事をして帰路につきました。
 
今回は、ベテランであるメンバーの方々の力を感じた山行でした。予定変更で下調べもできていないわたしが、いつもと変りなく安心して無事に登れたのも、皆さんのお力のおかげです。感謝

   

傘山

2018-05-07 13:16:06 | Jan&ふじ

 

      

 

2018年5月5日(土)   天候 快晴     参加者 6名  

 天気の良い日しか登ってはいけない山「傘山」は、中央アルプス・南アルプスを展望する山として、また山名にちなんで『傘寿(八十歳)』を祝う記念の山として知られるこの山に、前々より登りたいと思っていました。

 天気は快晴 最高の登山日和

 6時岐阜発 松川ICを下り「町民の森」駐車場に(1064m)8時半着。
肌寒さを感じる中、歩きやすい林道を50分程歩くと第1展望広場に着く。中央アルプスの越百山・仙涯嶺・南駒ヶ岳・田切岳・空木岳がまだ雪をまとい、朝日に照らされ銀に輝く山並みの稜線が大迫力で見えます。山座同定をしていると駐車場でお会いした地元の方からこの山なみは涅槃仏を現していると教えて頂き、なるほどと納得いたしました。(ちなみに仙涯嶺が頭・南駒ヶ岳が胸・田切岳が合掌した手・空木岳が体です)

 展望を堪能して、いよいよこれから登山開始。急な登山道を20分も登ると第2展望台です。伊那谷を挟んで見える南アルプスの鋸岳・甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・白根三山は残念ながら少し霞んでいました。青空の中唐松の新緑が映え、ミツバツツジ・スミレ・シロバナエンレイソウ・ウスギヨウラクツツジなどが咲く中、第3展望台に着く。各展望台にはベンチが設置されゆっくり展望を楽しむ事ができるようになっています。

 周りのカラマツ林がミズナラに変わると傘山山頂(1541m)です。山頂のポストにあるイラストの案内図をいただき山座同定です。展望やぐらのある山頂からは西にバッチリ涅槃仏の中央アルプス、そして東にこの時間には霞が取れた南アルプスの峰々がそしてなじみの烏帽子ヶ岳や戸倉山も確認出来て、ゆっくりまったりコーヒータイムを楽しむことができました。

 下山後駒ヶ根に向かいランチに、K隊長おすすめのソースカツ丼をいただき、なんとか渋滞に巻き込まれる事なく17時過ぎ無事岐阜に着く事が出来ました。


                                     


苗木城跡 馬籠宿

2018-05-01 23:22:11 | ジェリー

    苗木城跡(標高約170m)、馬籠宿 

   ~龍伝説の天空の城と、中山道の宿場をたずねて~

 

4/28(土)晴れ 

中津川市にある苗木城は、岐阜のマチュピチュ、天空の城と呼ばれ、城好きの人達にとっては今最も行ってみたい城の一つだそうです。戦国時代の面影をとどめている近世城郭であり国史跡に指定されています。TVで放映されていたのをJan家が見ておられたのがきっかけで出かけることになりました。また、馬籠宿まではそこから車で25分程と近いので一緒に行こうということになりました。

苗木城跡

 ー巨岩を利用した城郭ー

ボランティアガイドさんと共に、始めに「苗木遠山資料館」を見学しました。城主遠山家の資料を基に幕末から明治維新の頃までの記録が公開されています。ここで興味深かったのは、明治維新の頃、苗木藩では「廃仏毀釈」(尊王復古を主張し神道を重んずる)が徹底的に行われたということです。これは全国的にも珍しくて、この地では今でも神道が多いということでした。旧藩主やそれに連なる者たちが国学の影響を受けていたからとありました。

資料館を出て、新緑の中をガイドさんと城跡を巡りました。巨岩を利用した城郭や石垣の跡などを見ることができました。岩に柱を立てるためにあけられた穴などもありました。苗木城は戦国時代から明治維新まで十二代にわたり遠山氏が城を築き治めていましたが、一万石の小大名が城を持つのは大変珍しいとされていました。、幕末から明治にかけては、財政がひっ迫していたということです。城壁は赤土の壁で、白く塗られていませんでした。これには龍が現れて白壁を削り取ってしまったという伝説があるようですが、実情は土壁を白く塗る費用にもことかいたということのようです。城の床板などもはがして売ったということもあったそうです。

天守跡の展望台からは、木曽川をはさんで恵那山をはじめ山と川のとても美しい光景が広がっていました。

 

 

 

馬籠宿

 ー藤村ゆかりの宿場町ー

江戸と京を結ぶ中山道69ヶ所の宿場のうちの43番目の宿場が馬籠宿。

石畳と坂の道を、妻籠宿へと続く見晴台まで歩く。ここは山々を見渡せる絶好のビューポイント、皆でどっしりとした恵那山を眺めながら休憩する。この後で本陣跡地に建てられた「藤村記念館」まで戻り中を見学する。坂道にある宿場からはずっと恵那山が見える。昔も今もそこにありつづけている山。街道を行く昔の旅人もここに暮らす里人もどんな対話をしながら眺めたのだろう。

旅の風情を味わうのなら落合から妻籠くらいまでもう少し長く歩いてみるといいのかな。

信州そば、五平餅、おやきなどを食しつつ、宿場の風情をちょっぴりと味わったひと時でした。