ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

松井選手、御疲れ様!そしてホークス、頑張れ!!

2007年10月10日 | スポーツ関連
先ずはファイターズ・ファンに「おめでとう御座います!」という言葉を送りたい。「何が?」という声も在りそうだが、来季の監督に元大阪近鉄バファローズ監督の梨田昌孝氏の就任が濃厚となった事にで在る。否、監督候補として名前が挙がっていた中畑清氏の就任がなくなった事に付いて、「おめでとう御座います!」という思いをファイターズ・ファンに伝えたいというのが正確だろう。常勝軍団への道を確実に登りつつあるファイターズに中畑氏が入れば、組織が崩壊するで在ろう事は先ず間違い無く、それはファイターズの危機のみならず球界の危機とも言えるからだ。

バファローズの監督時、主力選手の我が儘を黙認し続けた挙句にその選手が采配に口出しする等、指揮系統の混乱を来たさせてしまったと言われる梨田氏。彼の温厚さが災いした形だが、この時の反省を生かせれば良い監督になれる人物だと思っている。緩める所は緩め、厳しく締める所は締める。メリハリを打ち出して、元気で明るいファイターズをより魅力的なチームにして欲しいものだ。

中畑清氏と言えば、現役時代のニックネームは「ヤッターマン」(動画)。この元になったアニメの新作が、来年1月から放送開始というニュースが報じられていた。前作は1977年から2年間、フジテレビ系列で放送されていたが、今回は日本テレビ系列での放送だとか。よもや中畑氏が同局で解説を務めているからという訳ではないだろうし、放送開始の番宣に中畑氏が出演して「ヤッターマン、絶好調!!」と叫ぶのも見たくは無い。唯、このアニメは大好きで見ていたので、29年振りの復活というのには興味が惹かれる。

思えばこのアニメを製作していた竜の子プロダクションの作品を、幼少時は夢中になって見ていたもの。「マッハGoGoGo」(動画)に「ハクション大魔王」(動画)、「昆虫物語 みなしごハッチ」(動画)、「いなかっぺ大将」(動画)、「カバトット」(動画)、「樫の木モック」(動画)、「科学忍者隊ガッチャマン」(動画)、「かいけつタマゴン」、「けろっこデメタン」(動画)、「新造人間キャシャーン」(動画)、「てんとう虫の歌」(動画)、「タイムボカン」(動画)、「ポールのミラクル大作戦」等々*1、同プロ製作のアニメを幾つも思い出せる同年代のおっさん&おばさんは多い事だろう。新作の「ヤッターマン」では悪党3人組「ドロンボー」の女ボス・ドロンジョの足が長くなる等のマイナー・チェンジは在るものの、前作の世界観は残すというのは嬉しい。願わくば悪役側の声優、即ち「ドクロベエ=滝口順平氏、ドロンジョ=小原乃梨子さん、ボヤッキー=八奈見乗児氏、トンズラー=たてかべ和也氏」は変更しないで貰いたい。最近、「取り敢えず、旬な人物に声優をやらせとけば良い。」といった感じの安直さが目立つアニメ界だけに、その点が心配だ。

再び話題をプロ野球界に戻す。昨日行われたアメリカン・リーグプレーオフ地区シリーズで、ニューヨーク・ヤンキースクリーブランド・インディアンスに破れ、地区シリーズでの敗退が決まった。大好きな松井秀喜選手が在籍するヤンキースを応援していたので非常に残念だ。これでヤンキースは3年連続での地区シリーズ敗退となる訳で、今オフはジョー・トーリ監督の解任を含めてチームに大鉈が振るわれるのは必至な状況。

それにしても名門ヤンキースに移籍し、「日本人メジャーリーガーの”打者として”、初のワールド・シリーズのチャンピオンの一員になるだろう。」と言われた彼が、5年経っても夢を成し遂げられない結果になろうとは夢にも思っていなかった。後からメジャーに移籍した井口資仁選手、そして田口壮選手が世界一の座に就いただけに、何とも皮肉さを感じてしまう。「松井選手が抜けてからジャイアンツは優勝出来なくなった。」これは多くのジャイアンツ・ファンがトラウマの如く抱えていた重いだろうが、そのジャイアンツも今季は5年振りの優勝を果たした。ジャイアンツ・ファンのトラウマは消え失せたが、もしかしたら松井選手の心中にも「自分が来てからヤンキースは世界一になれていない。」というトラウマが如き思いが在るかもしれない。来季こそはヤンキースが世界一となり、松井選手が心の底からの笑みを浮かべている姿が見たい。今は唯、「今季も御疲れ様でした!」という声を掛けて上げたい。

そして我が国では昨日、パ・リーグクライマックスシリーズ第1ステージの第2試合「ホークスv.s.マリーンズ」戦が行われた。初戦を完敗し、マリーンズに王手を掛けられたホークス。3年連続でプレーオフにて涙を呑んでいる同チームだけに、「今日もマリーンズに負けて、4年連続で泣く事になるのではないだろうか。」という嫌な予感がしていたのだが、密かに「小さなエース里中」と呼んでいるホークス先発の杉内俊哉投手が気迫の投球を見せ、又、打撃陣もそれに応えて得点を重ね、ホークスの勝利に終わった。これで1勝1敗のタイとなり、今日の第3試合で第2ステージへの進出チームが決まる事になる。マリーンズは勝ち乃至は引き分けの場合、ホークスは勝ちの場合に次のステップに進める訳で、「相手のホームグラウンドで闘わなければならない。」、「引き分けでは駄目。」、そして何と言っても「今季16勝1敗で勝率.941という驚異的な実績を残した成瀬善久投手が相手の先発。」という事等、正直ホークスに不利な点は多い。だがしかし、敬愛する王監督の率いるチームは、必ずやこの逆境を乗り越えてくれるものと信じている。ホークス、頑張れ!!

*1 今回の記事を書くに当たってYou Tube内を検索していた所、「小松左京氏、豊田有恒氏、田中光二氏」というSF小説界の御大3人が原作を手掛けた「SFドラマ 猿の軍団」のOP動画を発見。ずっと捜していただけに嬉しさも格別。

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7 コメント

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監督人事ほかあれこれ (ルパート・ジョーンズ)
2007-10-10 07:10:31
遅ればせながら、優勝おめでとうございます!

うちの監督人事ですが、私自身は中畑氏の可能性はほぼゼロだと思ってました。
氏に期待できる点は、北海道内Gファンの関心を惹くぐらいでしょうが、
いまやその必要はないほど、地元での人気が定着しましたからね。
当の本人も、うちよりジャイアンツでの監督になりたいでしょうし。
もっとも、それはそれであまり見たくない光景ではありますし、
giants-55さんにとっても悪夢そのものでしょうが(^^;;)
ともあれ、正式に後任が決まりそうで安心しております。

ホークスはやっとらしさを取り戻した感がありますが、本当の勝負は今日。
そして、どちらのチームが勝ちあがってこようと、
我がファイターズも勝ちを譲る気はありませんからね。
札幌ドームでお会いするのを楽しみに待っております。
と、とりあえず言っておきます(^^;;)
応援ありがとうございます。 (アイラブ肥後もっこす)
2007-10-10 13:13:33
55さんの応援、とても嬉しいです。惜しむらくはセリーグのご贔屓のチームが巨人軍とカープにわかれるというところでしょうか?(笑)

ヤッターマンのリニューアルバージョンが来年一月から日テレで放送されるのは嬉しいことです。

三悪トリオの声優さんにはぜひとも旧作品の方を起用がいいですね。なんといってもドロンジョとトンズラーは「ドラえもん」ののび太とジャイアンですからね!!
>アイラブ肥後もっこす様 (giants-55)
2007-10-10 14:26:00
書き込み有難う御座いました。

何しろ「王さん命」の自分ですから、ホークスを応援するのは太陽が東から上るのと同じ位当然の事でして(笑)。日本シリーズが「ジャイアンツv.s.ホークス」という組み合わせになってくれたら最高なんですけどね。ジャイアンツ・ファンの立場で考えると、ファイターズはドラゴンズの様にソツの無い野球が出来るチームだし、マリーンズは足で引っ掻き回されそうな感じがするし、3チームの中ではホークスがジャイアンツと似通った雰囲気を持っていて、結構拮抗した良い試合を見られる気がするんです。それに仮にジャイアンツが日本一を逸したとしても、王さん率いるホークスが日本一になるという事ですから、悔しさは無く寧ろ嬉しさを感じるでしょうし。兎に角、病魔に打ち勝った王さんの笑顔が見たいです。

「ヤッターマン」で声優を務められた方々は今や皆さん大御所ですからね。

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ガンちゃん(太田淑子さん): 「ひみつのアッコちゃん」の加賀美あつ子、「新オバケのQ太郎」の大原正太等。

アイちゃん(岡本茉利さん): 「いなかっぺ大将」の大柿キク子、「けろっこデメタン」のラナタン等。

オモッチャマ(桂玲子さん): 「一休さん」のさよちゃん、「サザエさん」の波野イクラ等。

ドロンジョ(小原乃梨子さん): 「チキチキマシン猛レース」のミルクちゃん、「ど根性ガエル」のひろしの母ちゃん等。

ボヤッキー(八奈見乗児氏): 「海のトリトン」の一平じいちゃん、「巨人の星」の伴宙太等。

トンズラー(たてかべ和也氏): 「ど根性ガエル」のゴリライモ、「はじめ人間ギャートルズ」のドテチン等。

ドクロベー(滝口順平氏): 「小さなバイキングビッケ」のスノーレ、「ドロロンえん魔くん」のシャッポじい等。

ナレーター(富山敬氏): 「タイガーマスク」の伊達直人、「宇宙戦艦ヤマト」の古代進等。
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滝口氏は「ぶらい途中下車の旅」のナレーターとしても有名ですし、小原さんが「ドラえもん」の野比のび太役、たてかべ氏が同作品のジャイアン役というのもこれ又有名なのですが、面白いのは太田さんが日本テレビ版ののび太役とテレビ朝日版の野比セワシ役を務めていたという事。彼女は「ひみつのアッコちゃん」でアッコちゃん役と同時にアッコちゃんのママ役も担当していたりするんですよね。彼等は”声の職人”と言っても良いと思います。
寝ます (Spa supernova)
2007-10-10 22:00:33
ホークス残念でした。ミスが多すぎた、取れる試合だったのに…。おかげで酒のせいもあり頭が痛いです。
これを書いたら寝ます。

梨田がファイターズですかー。うれしいようなでも近鉄は遠くナリにけりなのかなあ。ちょっと寂しい。

ヤッターマン懐かしいですね。小原乃梨子は「バーバパパ」もやっていました。ど根性カエルのヒロシの母ちゃんもそうでしたか。よく考えると人材不足だったのかと思ってしまうが…。あと洋画の吹き替えでは確か美女の役が多かったはず。
>Spa supernova様 (giants-55)
2007-10-10 23:53:20
書き込み有難う御座いました。

今季、負けが込んでいた頃のジャイアンツを見ている様な今日のホークスでした。「バントを決められず、チャンスを潰してしまう。」、「四球が絡んでの大量失点」等、”敗戦の法則”を見事に実践していたのでは、そりゃあ勝てません。当たり前の話ですが長期戦と短期戦では自ずと闘い方も変わる筈。選手の起用法も同様に変えなければならないですよね。それを考えると、短期決戦でこれ程迄に結果を残せない斉藤(和)投手を、単に公式戦での(これ迄の実績を踏まえた上での)エースだからといって同様に短期決戦でも中心にするのは来季以降は考え直した方が良いのではないでしょうか。杉内投手が踏ん張っただけに、その辺が悔やまれます。

王さんのファンという事でホークスに日本シリーズ出場して欲しかったのですが、ジャイアンツ・ファンとして見た場合上位3チームの中で互角に闘えそうな気がしたのもホークスでしたので、もしジャイアンツが日本シリーズに出る際にはかなり苦戦しそうな気がしています。

太田淑子さんが「日本テレビ版ののび太役とテレビ朝日版のセワシ役を務めていた。」と上記しましたが、もっと面白いのは小原乃梨子さんが日本テレビ版でのび太の母・玉子役を担当していたという事。人材不足とも言えなくはないのでしょうが、昔は声優という仕事が軽く見られていた為に、なかなか成り手が居なかったという面も在るのかもしれませんね。
やっぱり負けましたね・・・。 (トキオ・ポーロ)
2007-10-11 00:58:49
こんばんは。案の定やはりホークスのクライマックスシリーズは負けましたね。プレーオフ制になって以来本当にホークスはついていない!こうなったら私は先にいったとおり東京札幌対決を望むことにします!!

ところで「ヤッターマン」のニューバージョンが新春からやるというのは嬉しいですね。ただナレーターだった富山敬氏が故人になってしまったことは残念ですが・・・。ドロンジョ役の小原乃梨子さんが昔のドラえもんではママだったことには驚きました!!小原さんがのび太の時のママが千々松幸子さんで、「ド根性ガエル」ではひろしのおっかさんとピョン吉で小原さんとたてかべさん同様作品によって上下関係が変わるのも面白いと思います。思い出しましたが、初代ドラえもんの声優さんはど根性ガエルの主人公ひろし役の野沢雅子さんだったと思いますが・・・・。
>トキオ・ポーロ様 (giants-55)
2007-10-11 11:27:10
書き込み有難う御座いました。

マリーンズの先発・成瀬善久投手は、流石「勝率.941」と思わせる投球でした。唯、彼の好投を引き出してしまったのがホークス打線という面も在るかと。初回に先頭打者がヒットで出塁するも、2番打者の本多選手が送りバントに失敗。5回表も先頭打者が出塁するも、次打者の多村選手がバントを決められず、強行してゲッツー。こういった拙い攻めが6回裏の4失点に繋がった気がします。そして今季”も”最後の打者は松中選手。彼が良い打者で在る事は間違い無いのですが、何故かこういった重要な試合では結果を残し切れず、且つ”幕引き”の打者にってしまうんですよね。ジャイアンツで言えば二岡選手と一寸似た雰囲気を感じてしまいます(苦笑)。プレーオフ導入以降は仰る様に最も割を食っているホークスで在りますが、唯今季は公式戦の順位自体が3位という事も在り、過去3年に比べると正直「あわよくば。」という気持ちが在りました。やはり公式戦で首位、そしてクライマックスシリーズを勝ち抜いた上で日本シリーズ進出という形が良いですね。さあ、パ・リーグの日本シリーズ進出チームは何処になるのか楽しみです。

富山敬氏、あの澄んだ声が良かったです。56歳で御亡くなりになったのは、返す返すも残念。「宇宙戦艦ヤマト」の古代進もそうですが、個人的には「タイガーマスク」の伊達直人が忘れられないです。

日テレ版の「ドラえもん」を御存知でしたか。前に書いた記事で触れたのですが、自分はテレ朝版のドラえもんよりも日テレ版のドラえもんの方が好きでした。あの気だるいOP曲(http://jp.youtube.com/watch?v=rRnNnI2Ycm0)が脳裏に焼き付いているし、ドラえもんの声を担当していた野沢雅子さんも良かったです。

実は日テレ版のドラえもんの声ですが、最初は別の方が担当されていたんですよね。確か全体の4分の1位を「キューティーハニー」の早見団兵衛や「ゲッターロボ」の早乙女博士の声を担当していた富田耕生氏が受け持たれていました。そしてテレ朝版のドラえもんではスネ夫を担当していた肝付兼太氏が、日テレ版ではジャイアンを受け持っていたという捩れ現象も(笑)。

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