なにかイヤなことがあると、そのままイヤ~な気分を引きずってしまう。
ホントにへこんでしまう。深く深く落ち込む。
これがあと一週間、いや2,3日続けば、完全な抑うつ状態といえるだろう。
しかし、この現象は抑うつ状態に陥る一歩手前で、不思議と収まってしまう。
落ち込んでいる自分がバカらしくなってくるのである。
こうして今まで3度ほど神経科で診察を受けたのだが、
いずれも軽症で済んでいる。
一度目は、高校生のときである。
某私立大の付属校に行きたかったが、結局公立高校に行く羽目になり、
入学したら案の定つまらん学校だった。
元気のない私を見かねた母親に連れられ、近くの病院に行った。
このときは診察を受けている途中で、なんだかバカらしくなってきて、
処方された薬を飲んだら、死ぬほど眠くなってしまい、
あわてて薬を飲むのをやめた記憶がある。
二度目は仕事での人間関係で、不眠症になりかけた。
このときは睡眠導入剤を何日か服用しただけで簡単に治ってしまった。
三度目もこれまた人間関係によるもので、このときは手足のしびれ、めまい、
心臓の違和感と、今まで体験したことのない症状だったので、
かなりあせったが、よく耳にする「自律神経失調症」というやつで、
神経科では「軽度の不安神経症」と診断された。
病名を聞いた途端に体が軽くなり、回復はあっという間だった。
くよくよはするのだが、重症になるほどくよくよできない体質のようだ。
めでたいことである。
ところで「くよくよ」ってどういう語源なんだろう・・・