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懐かし?のニューミュージック(番外編) 月の裏で会いましょう

2008-07-01 23:44:34 | 音楽:懐かしのニューミュージック
 このブログで扱うには新し過ぎる、平成の歌です。でも、今日みたいな夏を思わせるような日の夕方に聴きたくなる、私のlife-time favoriteの1曲です。


平成3('91)年11月20日 発売

 私とオリジナル・ラブの出会いは、雑誌『IND'S』でした。その雑誌で紹介されているミュージシャンの作品は、私の好きな傾向にあったので、知らない人の歌もどんどん聴いていた時期でした。そうやってShamröckやFlipper's Guitarにも出会いました。そしてオリジナル・ラブの歌の中で最初に聴いたのが、当時発売されたばかりで、レンタル店にも8cmシングルCDが置かれていた「月の裏で会いましょう」でした。

 オルガンやセミアコ・ギターの音、そしてロマンティックな歌詞とメロディ‥‥。私の好きなパターンの理想形がこの歌にはあります。演奏はラフな感じで、2枚組のデビュー・アルバム『LOVE, LOVE & LOVE』の延長上にあることが後でわかりました。しかしラフとはいっても、アレンジはよく練り上げられていますし、演奏の技術力も確かです。けっしてヨレヨレにはなりません。演奏はバンドのメンバーによるものだけで、ストリングスやブラスが入っていない(サックスはメンバーの演奏なので除きます。)ことも緊張感があって良いと思います。

 ところで、この歌はアルバムver.ではアレンジが異なり、シングルに感じられるロマンティックさとラフさが感じられないものです。最近のベスト盤にはシングルver.が収録され、きちんと明記されています。もしアルバムver.を持っている方でこの記事をお読みになられた方が不思議がられるかもしれませんので、一応明言しておきます。この記事はシングルver.についての感想です。

 B面(CDで「B面」と呼ぶのはおかしいですが、このシングルにはアナログ・レコードのような感触があります。)に「Sweat Sugar Night」が収録されているのもニクイです。デビュー・アルバムのいい宣伝になっていますネ。私はこの歌に惹かれてアルバムを買ってしまいましたから。これが他の歌だったらアルバムを買うまでには至らなかったかも‥‥。

 しかし、田島貴男氏を残して他のメンバーはバンドを離れていってしまい、私の興味も薄れてしまいました‥‥。3枚目のアルバムまではけっこう聴いていたのに‥‥。

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