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懐かしのニューミュージック(18) Big Wave

2008-07-02 23:55:22 | 音楽:懐かしのニューミュージック
 最近、音楽の記事が多くて、アクセス数が下がっています(^^ゞ
おそらくこのブログに期待されているような記事ではないのでしょう。わかってはいますが、アクセス数を伸ばすために記事を書いているのではないので、自分のやりたいようにやっていきます(^o^)

 今日採り上げるのは、昭和59('84)年6月20日発売の、山下達郎氏の『Big Wave』です。
今日の午後、早めに仕事を終えて帰宅したのですが、その帰路に携帯プレイヤーから流れてきた「Please Let Me Wonder」がバッチリ ハマっていました。

 昭和59年というとロサンゼルス・オリンピックの年ですネ。私は大学生になり、夏休みにはずいぶんと無茶をしました。そんな想い出が渾然一体となっていて、取ったばかりの免許でクルマを運転していた時にカーステから流れていたのが、このアルバムでした。(他には『A LONG VACATION』『FOOTLOOSE』『No Damage』『人気者で行こう』など)
 このアルバムには、私は「リゾートミュージック」という印象がありません。どちらかというと、「リゾートを夢見ながら徘徊する、都会での生活」というイメージです。日が傾き始めた午後3時ごろ、カーエアコンをガンガンにかけて靖国通りや永代通りを走りながら、フロントグラス越しに見た太陽と影のコントラストの強いビル街。このアルバムにはそんなイメージがあります。

 このアルバムはTATSURO氏によると「企画盤」で、同名映画のサントラ扱いになっています。しかし、アナログLPではA面には「The Theme from BIG WAVE」や「Only With You」「Magic Ways」などのAlan O'Dayとの共作によるオリジナル新曲があり、TATSURO氏がノッていた時期の貴重な作品群が収録されています。
 他は過去の英語詞のカバー曲や、オリジナルの「悲しみのJODY」の英語詞ver.など、たしかに企画盤らしい収録曲も多いですが、「Darlin'」や「Please Let Me Wonder」などの秀逸な新録音のカバー曲も収録されているので油断できません。

 しばらくはヘヴィーローテーションで聴きたくなったアルバムです。

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
このアルバムは (オタクイーン)
2008-07-03 22:20:59
私も思い入れが強いです。
発売当時、私はデザイン事務所に勤める駆け出しのデザイナー見習いでした。
オフィスではこのアルバムが毎日流れ、先輩方がイラストやお洒落なキャッチコピーを手掛ける、まさに夢の職場だったのです。
才能に恵まれない私は、そんな先輩についていけませんでしたが(涙)。

’84年夏。慰安旅行で海へ向かった時も、チャーターしたバスのBGMはこのアルバムでした。
時代の空気を形にするデザイナー達と過ごした夏。この一枚は、そんな夢の季節と一体になっているのです(笑)。
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Big Wave (南 うなみ)
2008-07-03 23:04:25
このアルバムには大人・東京のイメージがあります。とある田舎のチュート半端なスーパーで仕事をしていたうなみ。まわりのほとんどの人が関西人で大学のクラブのノリそのままに仕事をこなしていました。そしてその人達のカーステではサザンや杉山清孝がかかっていました。ただ一人の関東人の商品管理の係長の車(オレンジのスカイライン)に乗せてもらったときカーステからいつも達郎が流れていました。組合の球技大会で滋賀まで向かう車中、係長を大人やなぁ、東京の人やなぁと思った瞬間でした。今でも達郎のサウンドが流れると思い出します。
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Unknown (自由人大佐)
2008-07-03 23:52:25
 いただいたお2人のコメントを読ませてもらうと、山下達郎、特にこのアルバムはあの時代の象徴的な音楽だったようですネ。それは私にとっても同じでした。記憶と密接に結び付いている、まさに「思い出のメロディ」です。

 そして職場やクルマのBGMとして、生活の一部になっていた音楽なのですネ。ちょうど「カーステ」が「カーコンポ」と呼ばれるようになり、イコライザーや4スピーカーが当然のように装備されてきた時代と重なります。街にも、ウォークマン(とその類似品)を持ち歩く人が急激に増えましたし‥‥。生活のあらゆる場面で音楽が鳴っていたように感じます。

 TATSUROを日本で最初に認めたのは、大阪の若者たちだったそうですネ。大阪のディスコで「Hot Shot」が大人気だったそうで。そこからTATSURO氏の人気が上向きになっていったそうです。
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山下達郎 ()
2008-07-04 23:28:42
中学生くらいから、FM東京をよく聴くようになりました。
エアチェック(死語?)なんぞするようなり、ユーミンとか大貫妙子とかハイファイセットあたりの、POPなニューミュージックサウンドも聴くようになりました。
長い休みに聴いていた、FMファミリーの浜島信子さん(だったかな?)の落ち着いた語りは、今のDJにはない感じかも。
山下達郎も、FMから聴くようになったと思います。
中学のマラソン大会の時、「ライドオンタイム」を聴きながら走れば、良いタイムが出るかも…と言ってた子がいたなぁ。
おとなになってからは、「誘惑」をかけたながら、失恋にうちひしがれてるおないどしの男友達がいました。
数年後、その男友達は、ワタシが紹介した女友達と、見事に結婚しちゃいましたけど。
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「誘惑」? (自由人大佐)
2008-07-04 23:53:35
 まだ貸しレコード店も少なかった頃、「エアチェック」はお金の無い学生が多くの歌をいつでも聴けるようになるためには必要な「技」でしたネ。私は洋楽は『クロスオーバー・イレブン』や深夜の東京FMの番組(NHKは深夜まで放送されていませんでした)にお世話になりました。深夜は電波の状態が良く(当時トラック野郎の間で流行り始めていた、大出力の無線が混入してきていたので‥‥)、またイントロにDJがカブらない番組を見つけるのが大変でした。
 FMの専門雑誌もたくさん出版されていましたネ。「FMレコパル」「FMステーション」「週刊FM」などなど‥‥。私は「FMステーション」を買っていました。

 ところで、コメントの中の「誘惑」って、TATSURO氏の歌なんでしょうか‥‥。
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追伸 ()
2008-07-05 00:49:40
ドラマ「誘惑」のテーマ曲で、正式タイトルは「Endless Game」でしたね。
すみません。
歌詞にも“なんて狂おしい誘惑”ってあったから、そのタイトルかとずっと思ってました
ちなみにワタシは、父親が読んでた「FMファン」でした。
なぜか、いっときBCLもやってまして「月刊短波」も読んでました。
BCLラジオに、なぞの無線の音、結構入ってきてましたなぁ。
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あぁ、「Endless Game」! (自由人大佐)
2008-07-05 07:27:45
 ドラマ『誘惑』のテーマ曲でしたか! なるほど。

 BCLも懐かしいですネ。オーストラリアのワライカワセミや、BBCのビッグベン。「ベリカード」の収集などが一時はブームで、ナショナル、東芝、日立、ソニーなど各社から短波受信用のラジオが発売されましたよネ。

 「FMファン」‥‥、忘れてました‥‥(苦笑)。
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