懐かしの歌謡曲（20） 恋は気分

ポピーズ　昭和49年　発売
作詞：なかにし礼　作曲・編曲：井上忠夫

　ポピーズはやけに色気を前面に出したグループでした。ホットパンツにブーツという衣装が印象的です。動く彼女たちは、映画『ルパン三世　念力珍作戦』という実写版（目黒祐樹さん：ルパン三世、田中邦衛さん：次元大介）で見ることができます。

　楽曲は、やたらに色っぽい「♪気分なの～　気分が大事」というセリフの部分が、子どもが聴くには恥ずかしかった‥‥^^;　もっと大人のリスナーが想定されていたのでしょうから、子どもは聴くな！ってことなんでしょうけれど‥‥(^^ゞ　このセリフの部分は、テレビに出演して歌っている時はフツーに言っていました。その方が万人受けするように思います。レコードでは過剰‥‥。
　それに、このやたらにお色気路線に走っているコンセプトですが、歌詞の内容は「♪きのうデートして　キスをされた時　私泣き出した」というもので、ウブな女の子が描かれています。このチグハグさは‥‥。戦略のミスだったのではないでしょうか‥‥。

　「Twist And Shout」が下敷きになったような掛け合いコーラスと、大人数を活かしたコーラスがノリノリです。
　ドラムスのフロアタムがイイ！　ただし、サビのベースとドラムスのコンビネーションがウマくいっていなくて、なんだかグダグダです。こういうノリって、日本人には難しいのでしょう‥‥。

　この歌はＣＤ化されていないのかと思っていたら、最近なかにし礼さんの作品集としてＣＤ化されたんですネ！(^o^)

恋は気分　ポピーズ


　同じ「Twist And Shout」をしている所為か、バングルズBanglesの「If She Knew What She Wants」を聴いた時に、この歌を連想してしまいました(^^ゞ
The Bangles - If She Knew What She Wants