かまやつひろし 昭和50年2月5日 発売(c/w我が良き友よ)
作詞・作曲:かまやつひろし
A面の「我が良き友よ」を目当てでレコードを買ったんです。ところが、B面を聴いた時に激しい衝撃に撃たれました‥‥。カッコいい‥‥。それがこの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」でした。
たしかにA面の「我が良き友よ」は大衆の興味を喚起する歌です。つまり「売れる歌」です。作詞・曲は拓郎さんですし。しかし、かまやつさんにアーティストとしての拘りがあるのなら、こちらをA面して欲しかったです。売れなかったかもしれませんが(^^ゞ ヒットしなければ、私はこの歌に出会わなかったかもしれません。じゃあ、やっぱり「我が良き友よ」がA面で正解だったのかな?(以後、無限ループ)
この歌は「名曲」としての誉れが高いんですよネ。私はそんなに「隠れた人気」があるとは知りませんでした。キョンキョンやスガシカオさんがカバーしていることも知りませんでした‥‥。ちょっと検索すると、この歌についての記事がたくさんヒットします。評判が評判を呼んでいるのでしょう。
そして「ゴロワーズ」というフランス製のタバコについてもヒットします。私もこの歌のタイトルが記憶にあったので、二十歳くらいの時に吸ってみたことがあります。
この歌についての検索でヒットする多くの記事は、主に歌詞についてのものです。
「♪キミはたとえそれがすごく小さなことでも
何かに凝ったり狂ったりしたことがあるかい?
たとえばそれがミック・ジャガーでもアンティークの時計でも
どこかの安いバーボンのウィスキーでも
そうさ何かに凝らなくてはダメだ
狂ったように凝れば凝るほど
キミは一人の人間として幸せな道を 歩いているだろう」
直接的な題材で訴えてきますネ。たしかに「ある雰囲気」の世界を持った詞です。
私はやはり演奏とアレンジに耳が行きます。ブラスを大きくフィーチャーしたアメリカのファンク・バンド、「タワー・オブ・パワー」が参加しているのですが、抑揚があって息の合ったプレイは、日本のトップ・プレイヤーが集められたセッションでもなかなか出せない味でしょう。クレッシェンド、ディミュニエンドがメチャメチャかっこいいです(^o^)
そしてリード・ギターの派手ではなく渋いフレーズ。
オルガンがかなりクローズ・アップされたミキシングですが、そのプレイはサビ以外ではピチカートで叩くようなプレイです。
イントロからAメロまでは2つのコードだけ。ベースは抑えたプレイです。
ブラスはアクセントの位置で切れ味の鋭いピチカート。それがサビでは一転して4拍で重くもたげるクレッシェンド、そして4拍で引いていくディミュニエンド。こんなニュアンスはなかなか出せません。
8小節の間奏のコーラスにはフェイザーが掛けられ、不思議な浮遊感があります。そこに絡むリード・ギターがカッコいい! その後にはイントロやAメロと同じ進行をバックにしたサックス・ソロ。
エンディングにもフェイザーのコーラスが16小節もたっぷり入り、イントロのパターンをバックにかまやつさんのスキャットでフェイド・アウトします。シンプルで完璧な構成です。
小学生だった私が聴いて全てを理解していたわけではありませんが、その頃から大好きだった歌です。
ゴロワーズを吸ったことがあるかい かまやつひろし
作詞・作曲:かまやつひろし
A面の「我が良き友よ」を目当てでレコードを買ったんです。ところが、B面を聴いた時に激しい衝撃に撃たれました‥‥。カッコいい‥‥。それがこの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」でした。
たしかにA面の「我が良き友よ」は大衆の興味を喚起する歌です。つまり「売れる歌」です。作詞・曲は拓郎さんですし。しかし、かまやつさんにアーティストとしての拘りがあるのなら、こちらをA面して欲しかったです。売れなかったかもしれませんが(^^ゞ ヒットしなければ、私はこの歌に出会わなかったかもしれません。じゃあ、やっぱり「我が良き友よ」がA面で正解だったのかな?(以後、無限ループ)
この歌は「名曲」としての誉れが高いんですよネ。私はそんなに「隠れた人気」があるとは知りませんでした。キョンキョンやスガシカオさんがカバーしていることも知りませんでした‥‥。ちょっと検索すると、この歌についての記事がたくさんヒットします。評判が評判を呼んでいるのでしょう。
そして「ゴロワーズ」というフランス製のタバコについてもヒットします。私もこの歌のタイトルが記憶にあったので、二十歳くらいの時に吸ってみたことがあります。
この歌についての検索でヒットする多くの記事は、主に歌詞についてのものです。
「♪キミはたとえそれがすごく小さなことでも
何かに凝ったり狂ったりしたことがあるかい?
たとえばそれがミック・ジャガーでもアンティークの時計でも
どこかの安いバーボンのウィスキーでも
そうさ何かに凝らなくてはダメだ
狂ったように凝れば凝るほど
キミは一人の人間として幸せな道を 歩いているだろう」
直接的な題材で訴えてきますネ。たしかに「ある雰囲気」の世界を持った詞です。
私はやはり演奏とアレンジに耳が行きます。ブラスを大きくフィーチャーしたアメリカのファンク・バンド、「タワー・オブ・パワー」が参加しているのですが、抑揚があって息の合ったプレイは、日本のトップ・プレイヤーが集められたセッションでもなかなか出せない味でしょう。クレッシェンド、ディミュニエンドがメチャメチャかっこいいです(^o^)
そしてリード・ギターの派手ではなく渋いフレーズ。
オルガンがかなりクローズ・アップされたミキシングですが、そのプレイはサビ以外ではピチカートで叩くようなプレイです。
イントロからAメロまでは2つのコードだけ。ベースは抑えたプレイです。
ブラスはアクセントの位置で切れ味の鋭いピチカート。それがサビでは一転して4拍で重くもたげるクレッシェンド、そして4拍で引いていくディミュニエンド。こんなニュアンスはなかなか出せません。
8小節の間奏のコーラスにはフェイザーが掛けられ、不思議な浮遊感があります。そこに絡むリード・ギターがカッコいい! その後にはイントロやAメロと同じ進行をバックにしたサックス・ソロ。
エンディングにもフェイザーのコーラスが16小節もたっぷり入り、イントロのパターンをバックにかまやつさんのスキャットでフェイド・アウトします。シンプルで完璧な構成です。
小学生だった私が聴いて全てを理解していたわけではありませんが、その頃から大好きだった歌です。
ゴロワーズを吸ったことがあるかい かまやつひろし
そばで吸われると直ぐにわかりましたね。
外斗さんの記事でYoutubeから検索して、もう一度
歌を聴いてみましたがなかなか人生の深淵を
唄っている歌なんですねえ。。
http://www.youtube.com/watch?v=4MsVvirdO5Q
昔は、ジャン・ギャバンやパリの風景のことしか
印象に残らなかったけど、こんなにクールな内容とは
知りませんでした。
曲のほうは、レコード盤の方は覚えていませんが
バンドが入った方も聴いてみたいです。
では、この前と同じ方法で♪