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●「トカゲロンと怪人大軍団」昭和46年6月26日放映 トカゲロン登場
制作第13話 放映第13話 脚本:伊上勝 監督:北村秀敏
旧1号編の最後になりますが、当時はそんなことは知らずに見ていました。次週の予告を見て、「新シリーズって何だ?」と思いました。
トカゲロンに改造されるサッカー選手野本健を演じるのは、堀田真三さんです。私は堀田さんの風貌は力石徹に似ているように感じるのですが、いかがでしょうか?
堀田さんは旧芸名の脇中昭夫名義で『仮面の忍者赤影』の蟻身眼兵衛を演じている他、『アイアンキング』では不知火太郎でも私は馴染んでいます。時代劇や刑事ドラマ、変身ヒーローなどの悪役を多く演じられていますネ。ドスの効いた声とガッシリした長身、鋭い眼光がピッタリです。
改造された後も野本の姿になっているトカゲロンですが、怪人が人間の姿をしているのは、第3話のさそり男以来です。怪人への変身は、人間のマスクを外すような同じプロセスの描写があります。
冒頭で犠牲となる警備員役の富士乃幸夫さんは、のちに『V3』でツバサ大僧正を演じられます。
野本健の家(?)は本多忠次邸でのロケ。特撮作品で多く登場したこの屋敷は、現在は解体され、愛知県に移築されるとのことです。
原子力研究所は松下電器の社員寮にあった体育館だそうですが、こちらも現在はありません。
再生された怪人というのは弱いですネ‥‥。再登場は家庭用ビデオが無かった頃には嬉しいものでした。東映は『キャプテンウルトラ』や『赤影』で、過去に登場した怪獣たちが大集合するエピソードがつくられましたが、初登場した時ほどの印象を残していないのが残念です。
このエピソードでは、滝が浸入する野本の家に、動かない粘土細工人形のフリをして並び立っているシーンにワクワクしました。
そして、原子力研究所への浸入(人間蝙蝠、さそり男)、野本健の誘拐(死神カメレオン、蜘蛛男)など、それぞれの任務に適した怪人が選ばれているのには感心します(当時は気が付かなかったんですが‥‥(^^ゞ)。
今回再生された怪人では、初登場時にベルトを着けていなかった「蜘蛛男」「さそり男」も着けています(「サラセニアン」は腰の突起が邪魔になるためか着けていません)。あ、新登場の主役トカゲロンは、背びれが邪魔になるためにベルトを着けていません。
「バーリア破壊ボール」の使用を命令する首領に向かって、「5kgの重量のボールを20mの距離から投げられる改造人間は存在しない」と反論するショッカー科学陣。首領でなくても「バカ者!」と怒鳴りたくなります。
使えないものを作ってどうするのか‥‥┐(´-`)┌ または、バーリア破壊ボールを使いこなす改造人間を準備しておくべきでしょうに‥‥。私が感じていたショッカーの不気味さが、早くも壊れていっています‥‥。
トカゲロンの必殺シュートに敗れるライダー。特訓で「電光ライダーキック」を編み出しますが、「ライダーキックのエネルギーを2倍にする」というのがよくわかりません‥‥。そんなことができるのなら、常に2倍で使えばイイのに‥‥。ライダーが特訓で新しいワザを開発する描写は、今話が初登場です。
ライダーの新ワザの報告をしに、ケガをして入院している滝の元へ駆けつけるおやっさん。そこで滝がFBIの特命捜査官であることを知ります。いよいよ本格的におやっさんと滝のコンビの誕生!
入院している滝の看病に、奥さんが1シーンだけ登場します。
戦闘員は今回は「ア゛ーー」という声に戻りました。
●トカゲロン(大杉雄太郎 声:堀田真三)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/6a/45e8997cdd6277cceee3002df6620cc4.jpg)
素材となる野本健のキック力を活かした改造人間です。他には特殊能力は持っていないようです。
唯一の全身着ぐるみによる怪人です。他の特撮ヒーロー番組に対抗するために、巨大化案があったそうで、そのテストケースになる予定だった名残りでしょう。その影響でのゆっくりした動きなのでしょうが、対ゲバコンドル戦でのようなハイスピード撮影ではなく、こちらはアクターがゆっくりと動いて演技しています。堀田真三さんの重厚な声が、ゆっくりとした映像にピッタリです。
「電光ライダーキック」によって蹴り返された「バーリア破壊ボール」で爆死しました。
制作第13話 放映第13話 脚本:伊上勝 監督:北村秀敏
旧1号編の最後になりますが、当時はそんなことは知らずに見ていました。次週の予告を見て、「新シリーズって何だ?」と思いました。
トカゲロンに改造されるサッカー選手野本健を演じるのは、堀田真三さんです。私は堀田さんの風貌は力石徹に似ているように感じるのですが、いかがでしょうか?
堀田さんは旧芸名の脇中昭夫名義で『仮面の忍者赤影』の蟻身眼兵衛を演じている他、『アイアンキング』では不知火太郎でも私は馴染んでいます。時代劇や刑事ドラマ、変身ヒーローなどの悪役を多く演じられていますネ。ドスの効いた声とガッシリした長身、鋭い眼光がピッタリです。
改造された後も野本の姿になっているトカゲロンですが、怪人が人間の姿をしているのは、第3話のさそり男以来です。怪人への変身は、人間のマスクを外すような同じプロセスの描写があります。
冒頭で犠牲となる警備員役の富士乃幸夫さんは、のちに『V3』でツバサ大僧正を演じられます。
野本健の家(?)は本多忠次邸でのロケ。特撮作品で多く登場したこの屋敷は、現在は解体され、愛知県に移築されるとのことです。
原子力研究所は松下電器の社員寮にあった体育館だそうですが、こちらも現在はありません。
再生された怪人というのは弱いですネ‥‥。再登場は家庭用ビデオが無かった頃には嬉しいものでした。東映は『キャプテンウルトラ』や『赤影』で、過去に登場した怪獣たちが大集合するエピソードがつくられましたが、初登場した時ほどの印象を残していないのが残念です。
このエピソードでは、滝が浸入する野本の家に、動かない粘土細工人形のフリをして並び立っているシーンにワクワクしました。
そして、原子力研究所への浸入(人間蝙蝠、さそり男)、野本健の誘拐(死神カメレオン、蜘蛛男)など、それぞれの任務に適した怪人が選ばれているのには感心します(当時は気が付かなかったんですが‥‥(^^ゞ)。
今回再生された怪人では、初登場時にベルトを着けていなかった「蜘蛛男」「さそり男」も着けています(「サラセニアン」は腰の突起が邪魔になるためか着けていません)。あ、新登場の主役トカゲロンは、背びれが邪魔になるためにベルトを着けていません。
「バーリア破壊ボール」の使用を命令する首領に向かって、「5kgの重量のボールを20mの距離から投げられる改造人間は存在しない」と反論するショッカー科学陣。首領でなくても「バカ者!」と怒鳴りたくなります。
使えないものを作ってどうするのか‥‥┐(´-`)┌ または、バーリア破壊ボールを使いこなす改造人間を準備しておくべきでしょうに‥‥。私が感じていたショッカーの不気味さが、早くも壊れていっています‥‥。
トカゲロンの必殺シュートに敗れるライダー。特訓で「電光ライダーキック」を編み出しますが、「ライダーキックのエネルギーを2倍にする」というのがよくわかりません‥‥。そんなことができるのなら、常に2倍で使えばイイのに‥‥。ライダーが特訓で新しいワザを開発する描写は、今話が初登場です。
ライダーの新ワザの報告をしに、ケガをして入院している滝の元へ駆けつけるおやっさん。そこで滝がFBIの特命捜査官であることを知ります。いよいよ本格的におやっさんと滝のコンビの誕生!
入院している滝の看病に、奥さんが1シーンだけ登場します。
戦闘員は今回は「ア゛ーー」という声に戻りました。
●トカゲロン(大杉雄太郎 声:堀田真三)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/6a/45e8997cdd6277cceee3002df6620cc4.jpg)
素材となる野本健のキック力を活かした改造人間です。他には特殊能力は持っていないようです。
唯一の全身着ぐるみによる怪人です。他の特撮ヒーロー番組に対抗するために、巨大化案があったそうで、そのテストケースになる予定だった名残りでしょう。その影響でのゆっくりした動きなのでしょうが、対ゲバコンドル戦でのようなハイスピード撮影ではなく、こちらはアクターがゆっくりと動いて演技しています。堀田真三さんの重厚な声が、ゆっくりとした映像にピッタリです。
「電光ライダーキック」によって蹴り返された「バーリア破壊ボール」で爆死しました。
銭形のとっつぁんが
ルパン逮捕に失敗した部下を詰ってるみたいですぅ♪
本文に書くのを忘れていましたが、このエピソードではアジトに侵入した滝を追って、ライダーがアジトにのり込むシーンがあり、藤岡さんの代役の六郎さんと悟朗さんの兄弟共演のシーンがありますネ。ただし、ライダーと首領の会話が交わされているわけではないので、同じ時にアフレコされていたとは限りませんが。
かつて倒された怪人・怪獣が復活する時
ホントに再生して出てきたと信じてたイタイケな私
着ぐるみの使いまわしだなんて口が裂けても言えません!
同時に、怪人たちが自ら語る「壊れた箇所を直せば何度でも甦ることができる」というのは、ショッカー怪人の設定の一端を覗かせるセリフでした。だから、彼らは本当に再生して出て来たんですヨ(笑)。