「南無宇宙英知」「主のみ心がなされますように」と祈るのは人間の義務: 祈りの調査の最終結論
次のブログ記事を参考にして下さい
No.1真如(宇宙の英知)に全て任せる絶対他力の祈りについての考察1
No.2真如(宇宙の英知)に全て任せる絶対他力の祈りについての考察2
No.3真如(宇宙の英知)に全て任せる絶対他力の祈りについての考察3
これまで調査してまとめたように、宇宙の万物・森羅万象を作り動かしているのは、真如(空、無為、宇宙の英知、天の父、万物の創造主、宇宙意識など)と呼ばれる、自然界に現実に物理的に存在する知性と力を持つ存在です。
自然界は、宇宙の英知の意思(主のみ心)がそのまま現れたもので、自然界の全てのものは、宇宙の英知に従っています。
一方、人間には自由意志が与えられており、何を選択するかはその人に選択権が与えられています。
宇宙の英知がAという人を宇宙の中に創造して、活動させている時、宇宙の英知には、Aさんを創造した目的があります。
本来、自然界と同様に、人間も宇宙の英知の意思を表すために創造されているのですから、宇宙の英知の側から見れば、Aさんは宇宙の英知の意思に従った行動をとるのが当たり前です。
しかし、大部分の地球人は、宇宙の英知の存在を知りませんし、宇宙の英知の意思に従う生活をする方法も知りません。
このため、大部分の人の生活は、宇宙の英知の意思から外れたものになっています。
この点を教えられたのが、イエス・キリストやお釈迦様であり、2人の偉大な覚者は、宇宙の英知に従う生活を送るために祈りを行うことを教えておられます。
仏教風には、「南無宇宙英知」と祈り続けること、キリスト教風には「主のみ心がなされますように」と祈り続けることです。
宇宙の英知から見れば、この祈りを続けることは、つまり宇宙の英知に従う生活をして、自分自身を進歩させ、宇宙の英知の意思を実現させることは、人間の義務なのです。
これが、人を進歩・成長させ、幸福になる唯一の方法であると考えられます。
私の見解では、様々な祈りの形式の中で、「南無宇宙英知」と「主のみ心がなされますように」という祈りが最高の祈りであるように思われます。
これは、祈りに関する私の調査の最終的な結論です。
備考
実際に祈る場合には、
『南無宇宙英知、 南無宇宙英知、南無宇宙英知・・・』
と唱える以外に、
例えば、
『南無宇宙英知、 南無宇宙英知、南無宇宙英知、
大慈・大悲・大智の宇宙の英知よ、万物の創造主よ、智慧と力、観音力、本願力で、
主の恵みに感謝します、主の救いに感謝します』
というように、自分の好みにアレンジして祈ったりしています。
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ドイツのフライブルク大学で神学と教育学を修め、宗教史分野での著作を多数持ち、20年にわたってイエスの歴史的問題に取り組むケルステン,ホルガー等による
『イエスは仏教徒だった?―大いなる仮説とその検証』
という本に、学者たちによりイエスの福音書の原福音書と考えられるものがあることが書かれています。
これらはQ資料と呼ばれ、Q1, Q2, Q3の3種があり、「イエス本来の言葉」を反映しているのはQ1であろうと学者たちは述べていますので、参考のために紹介いたします。
ただし、この言葉を21世紀の現代社会で生きている我々が信じて良いものかどうかは分かりません。
当時のパレスチナと現代社会は全く異質な状態ですし、特にイエスの弟子の出家者向けの言葉は、一般人には実行不可能なものもありますから、この資料は読んでも役に立たないと思います。
Q1資料には、次の「イエス本来の言葉」も収録されています。
「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。
だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。
あなたがたのだれが、パンを欲しがる自分の子供に、石を与えるだろうか。
魚を欲しがるのに、蛇を与えるだろうか。
このように、あなたは悪い者でありながらも、自分の子供には良い物を与えることを知っている。
まして、あなたがたの天の父は、求める者に良い物をくださるにちがいない。」
これは、我々の願いの祈りを「天の父=宇宙の英知=万物の創造主」がかなえて下さることを教える有名な教えです。
この教えは、学者によると、イエスの本当の教えのようですから、私がこれまで般若心経の大明呪やエミール・クーエ氏の自己暗示や真言密教を研究して、万物の創造主に祈って願いをかなえていただく方法をブログに書いてきたことは、間違いではなかったと思っています。
出典
イエスは仏教徒だった?―大いなる仮説とその検証
エルマー・R. グルーバー (著), ホルガー ケルステン (著), Elmar R. Gruber (原著), & 4 その他
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ケルステン,ホルガー
1951年生まれ。ドイツのフライブルク大学で神学と教育学を修め、宗教史分野での著作を多数持つ。20年にわたってイエスの歴史的問題に取り組む
https://blog.goo.ne.jp/gadamski/e/e69eab8a9970002beac8024d624bc475