奈々の これが私の生きる道!

映画や読書のお話、日々のあれこれを気ままに綴っています

映画「ベニスに死す」ルキノ・ヴィスコンティ

2011-11-27 18:54:46 | 映画・テレビ
今、ルキノ・ヴィスコンティ監督の「ベニスに死す」が、ニュープリントとなって、東京の映画館を皮切りに順次、全国で上映されているみたいです。


四季を人生に置き換えるなら、どう例えればよいでしょう。


春は生命の誕生であり、輝かしい未来を予感させる子供時代と言っていいのではないでしょうか。

夏は、生命の躍動する青年期で、自分の才能や能力を遺憾無く発揮する季節と言っていいでしょう。

それでは、秋はどんな季節と言えばよいのか?

今までの人生や信じてきたものを静かに振り返り、来るべき老いや死を、自分なりの方法でどう完結させるのか考える季節と言っていいのかも知れません。


この映画の主人公、老作曲家アシェンバッハは、演奏中、体調不良で倒れ、ベニスで静養する事になりました。

彼は完璧を求める芸術家らしく、自分の理想に反するものをことごとく嫌っていました。

それは冒頭で、船頭に悪態をつく場面にも如実に現れています。

また、同じ作曲家のアルフレッドとの美に対する激しい論戦にも見る事が出来ます。

アルフレッドは言います。

「美は自然に発生するもので、努力とは関係ない。
芸術家の自負以前に存在するものだ」

それに対し、アシェンバッハは
「美と純粋さの創造は、精神的な行為だ。
感覚への完全な優位を保つことによってのみ、真の英知に到達出来る。
さらに真理と人間的尊厳へも」
と、激しく抵抗するのです。

ところが、あれほど人為的な芸術活動に勝るものはないと言って譲らなかったアシェンバッハは、ベニスのホテルで出会ったタジオの造形や立ち居振る舞いに、我を忘れて、心奪われてしまうのです。

それは、彼が今まで信じてきた芸術への概念に真っ向から反するものでした。

しかし、美少年タジオの中の、人の手では到底創造しえない完璧な美の虜になったアシェンバッハは震える胸を抑え切れずに、次第に精神の内部に異常をきたしていくのです。

時あたかも、ベニスの街は疫病が蔓延し、感染を恐れた彼は一旦、タジオと別れ、ベニスを去るべきか苦悶します。

しかし、美の女神にとり憑かれたアシェンバッハはベニスに残り、美の前に平伏すにふさわしく、化粧をほどこし、胸ポケットに一輪のバラの花を挿して、意気揚々、タジオを追い求めるのです。

それは、まさしく彼が信じてきた英知、真理、人間的尊厳との訣別を意味していました。


ラストで、アシェンバッハは浜辺の椅子に腰掛け、水着姿のタジオを見つめ続けます。
すると、タジオは仲間と争った後、一人、海に入り、アシェンバッハに振り向いたかと思うと、片手をあげ、ある方向を指し示すのです。
それに気づいたアシェンバッハは椅子から立ち上がろうとするのですが、叶わず、そのまま息絶えてしまいます。

美しい水の都ベニスで、究極の美とも言えるタジオに導かれて死んでいったアシェンバッハ。

それは真の芸術を目指した彼にふさわしい最期だったのかも知れません…













 

映画「東京物語」小津安二郎

2011-11-24 20:32:58 | 映画・テレビ
最近、私は二度、母を連れて、霧島の温泉に行ってきました。

私の母は若い頃は丈夫で、仕事熱心でよく働く人でした。
ところが、父が十数年前に失くなってから、年齢のせいもあって、だんだん体が弱ってしまい、数年前から近場の温泉に行って、体を癒すようになったのです。
そんな母に、二年前、霧島の温泉に連れて行ったところ、体に良さそうだと、たいそう気に入った様子で、時間があると、そこの温泉に連れて行くようになったのです。

そして先週、職場の人に、その話をしたところ、それはいい親孝行が出来たねと言われ、こんなお話までしてくれました。
その人も、普段から親孝行したい気持ちはあったのですが、仕事や家庭の事情で、なかなか出来なかったそうです。
ところが、ある日、お母さんが病気で突然倒れてしまった。

その人は、驚いて

「お母さん、ごめんね。

元気になったら、温泉に必ず連れて行くからね。」

病室で、何度も何度もお母さんに約束したそうです。


「だけどね、母はだんだん容態が悪くなり、病院から一度も退院せずに、そのまま亡くなってしまったんだ…

まさか、亡くなるなんて思ってもみなかった…

仕事や子供の事で忙しく、母が体が弱っていたのに全然気づいてやれなかった…

今度、今度と思ってばかりで、いつまで経っても親孝行しなかった…

それが、十年以上経った今も後悔となって残っている。」


そんなふうに、目に涙を浮かべて話してくれたのです。


それを聞いた私は、ついもらい泣きしてしまい、それが頭から離れなくなっていました。

そんな事ばかり考えていたからでしょうか?
以前、観た小津安二郎の「東京物語」をもう一度観てみたくなったのです。


この映画の老夫婦は岡山に住んでいて、東京の息子や娘に会いに行くのですが、みな仕事や行事で忙しく、なかなか両親の相手が出来ないのです。
それどころか、厄介払いみたいに熱海の温泉にでも行ったらと、お金だけ渡して追い出してしまうのです。
ただ、一人戦死した息子の嫁の紀子(原節子)だけが、優しく接するばかりで。

だけど、老夫婦はべつに怒るでもなく、子供の立場や状況に理解を示すのです。



この映画を観ると、親はいつまで経っても、子供を優しく見つめているのだなと考えさせられます。

また、子供にとっても、親はいつまでも大切な存在だと思います。

他人は見捨てても、親子はどんな事があっても固く愛情で結ばれてると思いますから。

長く生きていると、ままならない事が往々にしてあると思いますが、ケイタイだと、いつでもどこでも話せますから、電話一本出来ないはずはないですよね?


どんなに大きくなっても見守ってくれる親の有り難みに感謝しながら、私は出来るだけ親孝行したいと思います。














 

特撮「月光仮面」プラスアルファ♪

2011-11-18 05:44:43 | 映画・テレビ
私は、今までブログに様々な記事を書いてきました。
そのなかで特撮の記事がもっとも喜ばれて、特撮を通じて何人もの方と仲良くさせていただく事が出来ました。
そして、昭和三十年代の特撮や漫画に詳しい方とも親しくなれて、その方達のブログを読ませていただくうちに、その当時流行ったものに、だんだん興味が湧いてきました。
そこで特撮の元祖とも言うべき「月光仮面」を観てみたくなったのです。

実は「月光仮面」は私の子供の頃、アニメでやっていましたし、何か社会で不正が起きると、月光仮面を名乗る人が時々現れて、不正を正そうとするニュースをよく見てましたので、どんな作品だったのか、とっても観てみたかったのです。
この番組は昭和33年から1年半放送され、平均視聴率は40パーセント代を記録し、最高視聴率は67・8パーセントを数え、放送時間になると、銭湯から子供の姿が消えるくらい人気があったらしいです。

ここで月光仮面の格好を説明しますと、頭にターバンを巻き、マスクの上にサングラスをかけて、首にマフラーをして、マントをひるがえしています。
そのターバンの前面には三日月をあしらったマークを付けているのですが、その意味は人の心を表していて、今は三日月の不完全な心だが、やがて満月になって、皆が正義を愛する完全な心を持つようにとの願いが込められているそうです。
しかも月光仮面の特筆すべきは、悪と言えどもダメージを与えるだけで殺さないところにあります。
それは月光仮面の理念が「憎むな、殺すな、赦しましょう」だからなのです。
そういった事を頭の片すみに置いて、レンタルショップで借りてきた「月光仮面」を観ると、たしかに月光仮面はピストルは持っていますが威嚇するばかりで、素手や足で敵をやっつけるばかりなのです。
そして戦った相手マンモスコングにも深い同情を示すのです。
その姿はとても紳士的で、すごく好感を持っちゃいました。
それで、私はこんなふうに考えました。

今の特撮ヒーローは徹底的に敵をやっつけちゃいますけど、あんな事を毎週やっていたら、いかに正義の味方とは言え、心がすさんで殺伐となるんじゃないかなって。

私は「月光仮面」は本当の意味での心優しい正義の味方と言えるかも知れないと思い、いい印象を持って観終わる事が出来ました。


ところが、これには後日談がありまして「月光仮面」が好きになった私は、試しにある男性に「月光仮面て知ってる?」って聞いてみたんです。

すると、こんな不思議な返事が返ってきたのです。


「月光仮面」?うう~ん、聞いた事はあるけど、よく知らないなぁ。それより自分の頃は永井豪の「けっこう仮面」という漫画によくお世話になったなぁ…



「え?お世話になったって、どういう事なの?」

すると、その男性あわてた様子で、
「あ!いいから、いいから。
知らなきゃ気にしないでいいからね」
と言うなり、そそくさとどこかへ消えていったのです!

なんだか怪しい。
漫画だったら、読んだとか楽しんだと言うはずなのにお世話になったというのが腑に落ちない…

でも、永井豪という名前はアニメの「マジンガーZ」や「ゲッターロボ」の作者として知っていました。

「けっこう仮面」もそんな正義のヒーローが出て来る漫画なのかも?

そう思った私は疑問を解消するために、古本屋さんに行って、その漫画を探してみました。

あった!

あった!

どれどれ。

ムムム…


ワナワナワナ…

読むうちに怒りが、だんだん込み上げてくるのが、自分でもはっきりわかりました。


♪どこの誰かは知らないけれど、みんな体は知っている…

という歌に乗せて現れたその姿は!

恥ずかしくて、これ以上はとても書けません。(真っ赤)

勇気を振り絞って、ちょっとだけ書きますと、「月光仮面」をネタにしたエッチなパロディでした。(苦笑)
しかし、この漫画を「月光仮面」の作者の川内康範さんはご存知なかったのでしょうか?

いいえ。おそらく「月光仮面を使わせて下さい」と了解をとって描いたに違いないですよね?

だって、登場人物も「月光仮面」のキャラクターと同じなんですもん。
敵役サタンの爪は、サタンの足の爪ですし、祝探偵の助手の五郎八さんにカボ子さんはそのままなんです。

ついでに敵キャラも有名な漫画のキャラクターが登場します。
一例をあげますと、

鉄人28号は、鉄人似獣八五郎

七色仮面は、七エロ仮面



絶対、川内康範さんの了解を取ってます!

でなければ、こんなに酷似したキャラクターを、無断で使ってたら訴えられるに間違いないからです!

川内康範さんといえば、森新一さんの「お袋さん」の歌詞も書いていて、数年前、森さんが勝手に歌詞を付け加えたと大騒動になった事がありましたよね?

あの時は大変、ご立腹の様子でしたが、この漫画がまったくニュースにならなかったのは、川内さんが「けっこう仮面」については何も言わなかったという事になりますよね?

川内先生、あのね、この「けっこう仮面」の方こそ問題ではないのですか?(笑)

どうして、「お袋さん」はダメで、こんなエッチな漫画はオッケーなの?(笑)


川内康範さんが、なぜこの漫画を許したのか、今ではその真意を知る事は出来ませんが、もしかしたらこれも「憎むな、殺すな、赦しましょう」の理念で黙認したのかも知れませんね♪


なにはともあれ、この「月光仮面」は特撮の元祖として、これからも永遠に語り継がれるに違いありません。



それにしても、あの男性が言った「けっこう仮面」にはお世話になったって、どういう意味だったのでしょう?

さっぱり、わからない…(苦笑)




追記
永井豪さんは川内康範さんの了解をとって、「けっこう仮面」を描いていたそうです。(笑)













映画「怪獣大戦争」ゴジラの「シェー」♪

2011-11-13 21:43:11 | 映画・テレビ

水爆実験の申し子と呼ばれ、今も根強いファンを多く持つゴジラ。

昔、ゴジラは、あの世界的名優、三船敏郎さんよりも広く世界中に知られていたのだとか。

そのゴジラが、ギャグ漫画家の赤塚不二夫さんが創作した「シェー」を真似したシーンは、ゴジラファンならずとも多くの方がご存知だと思います。
当時、このポーズは日本中の誰もが知っていて、スポーツ選手の王貞治さんが真似れば、幼い皇太子殿下も真似られ、あのビートルズも来日した時、大勢の記者の前で「シェー」をやって見せたほどだったのです♪

かくいう、この私自身、子供の頃、びっくりした時によく「シェー」のポーズを真似しては、みんなを大いに笑わせたものでした♪

ところで、このポーズを知らない方のために、正式なやり方をお教えしますと、手の平は伸ばしたままで、両腕の肘を曲げて、片手は頭の上、もう片手はお腹の辺りに置き、飛び上がりながら、片足を横に曲げ「シェー」と叫ぶのです。
とまあ、ここまではご存知の方も多いのですが、さらに曲げた方の足の靴は脱げて、靴下も半分脱げかかってる状態でするのが本当の「シェー」なのであります♪


ところが、この「シェー」を、私はゴジラがやったのを昔から知っていたのですが、どんな映画なのか、まったく無関心のままで、今日まで生きてきたのです。

恥ずかしい~(真っ赤)

ゴジラと言えば、水爆実験の申し子として人類に警鐘を鳴らす恐るべき怪獣だったはずですよね?
それが、どんな経緯で、おふざけとも取れる「シェー」をする事になったのでしょう?
もしかしたら、その映画はギャグ路線で、「シェー」はおろか、ニャロメやちび太やバカボンのパパなど、赤塚不二夫さんのキャラクターが総登場しているのではないのか?
そんな疑問がふつふつと沸いて来て、どうにも確かめたくなり、この映画を観て感想を書きたくなったのです♪


〇〇さん、この私の企画に全面的なご賛同とご協力をいただき、謹んで感謝の意を表します。
ありがとうございました♪

それではいよいよ問題の核心にふれますね。
その映画のタイトルは「怪獣大戦争」といいます。

ゴジラはなぜ「シェー」をやるはめになったのか?

果たして、ニャロメやちび太やバカボンのパパは登場するのか?

固唾を飲んで、レンタルしてきたDVDを観てみました。

詳しいストーリーの説明は省かせていただきますね。


観るうちに、どうやらゴジラだけでなく、キングギドラやラドンも出てくる事がわかりました。

キングギドラは悪役の怪獣ですが、私、大好きなんです♪

頭が三つあったり、口から光線を出すほかに、あの独特の鳴き声も好きなのです♪

ですけど、映画の内容は、私の意に反して、わりに真面目だなと思いました。

ゴジラが「シェー」をやった訳もわかりました。

しかし、私がこの映画のゴジラを見て一番びっくりしたのは、一作目の重々しい感じは消え失せて、無茶苦茶軽いフットワークで暴れまくるゴジラの姿でした。
その姿はまるで、どこにでもいる悪ガキの動きそのもの。

なるほど~♪
これなら「シェー」をやるくらい朝飯前かも♪


赤塚不二夫さんの創作したキャラクターは残念ながら登場しませんでしたが、お茶目なゴジラが見られて、得した気分で観終わる事が出来ました♪


それでは、最後にバカボンのパパに登場していただいて、この文章を終わらせたいと思います。


ゴジラだって「シェー」がしたいのだ!

これでいいのだ♪


さあ、あなたもご一緒に、靴下脱げかけてるの忘れないでね。

「シェ~~♪」



 




 

アニメ「マッハGO GO GO」と小川ローザの「OH!モーレツ」♪

2011-11-09 17:11:40 | 映画・テレビ

少し前にお話しましたが、私は小学校低学年の頃まで、よく男の子と一緒になり、野山を駆け回って遊んでいました。
その日も、くたくたになりながら遊んでいて、夕方になり、帰らなくてはいけなくなっても、みんなと別れたくない気持ちでいっぱいでした。
すると、その中の男の子が、「マッハGO GOが始まるから家に帰らなくちゃ!」と言い出したのです。
すると、ほかの子も口々に「そうだ!自分も観たい!」と言い出し、一番近くの男の子の家で、みんなで縁側から観た思い出があるのです。
この番組は、それまでも観たことはあったのですが、ほかの子供達と一緒になって「きゃーきゃー」言いながら観た時の面白さと言ったらなかったのです。
この番組、どこが面白かったかと言いますと、主人公、三船剛が運転する車マッハ号が、とにかくかっこよかったのです♪

ホワイトボディにMのマーク

超高性能エンジン搭載

加えて、7つの特殊機能を駆使して、主人公三船剛が、世界各地の魔のレースを転戦して、スピードを競うのです。

では、どんな特殊機能を持っているのか、参考までに、ちょっとだけご紹介してみますね。


特殊ジャッキで路面をジャンプ!

タイヤに特殊なベルトを装着し、どんな悪路も走行可能!

ボディの前面に2つの丸鋸が出て、木などの障害物を切り倒す!

水中走行が出来る!


どうですか?
すごい機能でしょう。

だけど、こんな特殊機能のある車で、レースをするなんて、はっきり言ってルール違反なのでは?

そう思った方も、なかにはいらっしゃるかも知れません。

でも、これでいいのです!

だって、敵はもっと卑怯な手で、優勝を狙っているのですから。

まさに「目には目を、歯には歯を」ですね。(笑)


敵は自分の車をマッハ号にぶつけたり、コースを岩石で通れなくして妨害するのは当たり前で、なんと、三船剛は怪獣にまで襲われたりするのです!

まるで、漫画じゃん!

でも、これでいいのです。

だって、原作は漫画なんだも~ん♪


テーマ曲も、かなりの名曲だと思います。

♪風もふるえる ヘアピンカーブ 恐いものなどGO GO GO ホワイトボディマッハ号 負けじ魂親譲り 走り出したらあとには引けぬ ゆくぞ勝利のゴールまで マッハGO GO マッハGO GO マッハGO GO GO


軽快なメロディーで、今、聴いても痺れちゃいます~♪

なんでも、このアニメを作った吉田竜夫さん御一家はドライブする時、よくこの歌を全員で合唱されてたそうですよ♪

そういう訳で、私は子供の頃、「マッハGO GO GO」が大好きだったのですが、次いでになぜか小川ローザさんも思い出してしまうのです。(笑)
では、初めてお送りします。
YouTubeの画像を、どうぞとくとご覧あれ♪

<iframe width="420" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/b5dgWaRsjI4" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>



ね、「GO!GO!GO!GO!」って歌詞、「マッハGO GO GO」を思わせるでしょう?(笑)

小川ローザさんのミニスカートが猛然と走ってくる車の風圧でめくれてしまい、パンティがチラリと見えるのがお分かりいただけたかと思います♪

ところで、この小川ローザさんのパンチラはCMだけにとどまらず、私が通っていた小学校の通学路にあった丸善ガソリンスタンドでも、でっかい看板で見る事が出来たのです。

なんてエッチなのでしょう。(笑)

だけど、当時、小学校低学年だった私は、そんな事はまるで思わないで、小川ローザさんのパンチラの看板を見て、毎日、登下校していたのです♪

すると、ある日、こんな発見したのです。

この看板の近くに来ると走っている車のスピードがダウンして、男性ドライバーが看板をチラリと見るんです!

なぜなの?
この看板に何があるっていうの?

それが疑問で、幼い私は、毎日、何台の車が減速して、男性ドライバーが看板を見るだろうかと、数を数えるのを日課にしていたのです。(笑)


その時、ガソリンスタンドの人に「あの子、いつもあの看板の前で車をにらみつけてるみたいだけど、何やってんのかね?」と思われていたとか、いなかったとか♪


アニメ「マッハGO GO GO」と小川ローザさんの「OH!モーレツ」は、私がまだ女性としての自覚が芽生える前のやんちゃだった頃を思い出させてくれるアニメとCMなのです。





 

松田優作の命日

2011-11-06 18:43:09 | Weblog
1989年の今日は俳優、松田優作さんが亡くなった日です。
享年39歳。

松田さんは最後の映画「ブラックレイン」を撮影していた時、病魔におかされていたそうです。
しかし、周りの忠告すべてを振り切って撮影に臨み、気迫みなぎる演技で、みなを圧倒して、世界に通用する役者になって死にました。

その姿に、私は凄まじい役者魂と、男の美学を感じずにはいられません。









 

漫画「UTOPIA最後の世界大戦」足塚不二雄

2011-11-03 17:21:43 | 読書
きゃーっ!


号外!

号外!

号外よ~!!


ハアハアゼエゼエ…


ちょっと聞いてくれる?

私、とうとうあの幻の漫画を手に入れちゃったの!


うえ~ん、しくしくく…

まさか、こんな日がやってこようとは…

日ごろの行いが良かったから、きっと神様が私に授けて下さったんだわ。

え?
なんの事か、さっぱりわからない?

だったら、お話するわね♪

事の起こりは数ヶ月前、テレビの「開運!何でも鑑定団」を観てたら、ある漫画コレクターが自慢の漫画本を鑑定してもらってたの。
その漫画、なんてタイトルかと言うと、「UTOPIA最後の世界大戦」ていうんです。
それが、今ではわずか数冊しか現存が確認されてなくて、すごくプレミアがついてるらしいの。
しかも、作者は藤子不二雄さんなんですけど、この漫画だけ足塚不二雄という名前で描いていて、それも高額になった理由みたいなの。

それで、その漫画についた金額が聞いて驚かないでよ。

なんと、300万円!!

コレクターの間では、今、もっとも高額な漫画になっているみたいなの。

昔は手塚治虫先生の「新宝島」が一番高い漫画だと言われてたけど、あれどうなっちゃったんだろ?


でも、実は世界中に数冊しかない漫画を私が手に入れた訳ではありません。

この漫画の完全復刻版を、ブックオフで見つけて、迷わず買っちゃったのです!
定価3800円が、ブックオフ価格1980円。
しかも初回限定のロボットのペーパークラフト付き。
もちろん、手付かずのまま~♪

だけど、あなたは「な~んだ、がっかりさせないでよ」って思ったかも知れないけど、私はどんな内容の漫画なのか知りたかったので、これで十分なの。
ていうか、初回限定本が、1980円で手に入った訳だから、ものすごい得したと思うの。

とは言うものの、私はこの漫画の歴史的価値をあまり知らなかったので、付録の小冊子を読んで、初めてわかったのです。(苦笑)

なぜ、藤子不二雄でなく、足塚不二雄を名乗ったのか?

それは、尊敬する手塚先生に一歩でも近づきたかったからだそうです。

その手塚先生の初期三部作として有名な「メトロポリス」「ロストワールド」「来るべき世界」を意識して、スケールの大きい作品を書いたのだとか。


なるほど~
ドラえもんみたいに、のび太の為だけに活躍するお話じゃないんだぁ。

そういった知識をちょっとだけ身につけて読んでみました。

時代は20××年、A国とS連邦が第三次世界大戦をしていて、戦争を終結させるために、氷素爆弾を投下し、世界中が氷で閉ざされてしまいます。
しかし、幸いな事に主人公の少年は放射線のおかげで助かり、百年後に目覚めるのです。

その未来で、少年が見たものは?

そして、どんな事件に巻き込まれるのか?

ここから後は、これから読みたいという方のために書かないでおきますね。

ですけど、高額で取引されてるだけあって、素晴らしいアイディアとストーリー展開で、息つく暇もないほど、あっという間に面白く読めちゃいました♪


この漫画の復刻版を作ったのは、小学館で、中にほかの漫画本の目録も入っていました。

見ると、漫画界の大御所と言われる方の復刻版がズラリ!

カラー版の「鉄人28号」限定版もあります!

そのなかで、私が欲しいなと思ったのは、漫画少年版の「ジャングル大帝」でした。

今でも、「ジャングル大帝」はいろいろあるんですけど、あれは原稿が紛失したとかで、後年、手塚先生が書き直したものなんです。

それに、オリジナルはワイド版で書かれているらしく、手塚治虫漫画全集だとサイズが合わなかったので、後年描かれたものが収録されているのです。

読むんだったら、やっぱりオリジナルですよね?


「UTOPIA最後の世界大戦」の次は、漫画少年版「ジャングル大帝」も安くでゲットするわよ~♪